2008年10月29日水曜日

ホットドリンク?コールドドリンク?

POD CASTで聴くワールドニュース第11回。 

今回は、飲み物の話題。 
みなさん、温かい飲み物と冷たい飲み物、
どちらをよく飲みますか?
温かい飲み物を重要視するほうが、
メリットがあるというお話です。

英BBC Global News から。 

'Warming Your Hands With A Cup Of Coffee Can Change The Way We Perceive Those Around Us' 

ホットコーヒーを飲むとき、手は温まりますよね。 
手が温まると、周りにいる人への感じ方が変わるという実験結果が出たそうです。 
「サイエンス誌」に寄稿するある研究者が、 
手が温まると、周りの人にも、 
温かい気持ちを持てるという実験結果を発表しました。 
一方、手が冷たいままだと、 
他人に対する信頼感が低下し、 
その人のために何かしようという気も起きにくくなるというのです。 

アメリカのとある実験室。 
物理的な「温かさ」が人の性格からからくる判断力に 
どのような影響を与えるのかを調べるために、 
研究者は、実験参加者に、 
温かいコーヒーか冷たいコーヒーを選んで飲んでもらい、 
その後の経過を調べました。 

温かいコーヒーを飲んだ参加者は、 
判断に関して周りの人に対する寛大さがあるのに対し、 
冷たいコーヒーを飲んだ参加者は、そのような判断に冷たさがあったのです。 

また、温かいコーヒーを飲んだ参加者は、 
他人になにかあげたいと感じるようになったとの結果も出ました。 

温かいものに触れると温かい気持ちになり、 
冷たいものに触れることと、心も冷たくなってしまう。 
このようなことが起こるのは、 
脳の「インセラー」という細胞が関係しているためだというのです。 
冷たいものや温かいものに触ると、脳のこの細胞の働きが活発になり、 
周りにいる人に信頼感を持てという信号を出したり、 
冷たい人だから関わるなという信号を出したりするのだというのです。 

「このような物理的な温かさと、感情の温かさの関係を利用することは、 
大変興味深い。 
家や会社のオフィスにだれかを招くときは、温かい飲み物を用意するのがベターだね」 
この研究成果を発表した人物のひとりであるエール大学の心理学専門のジョン・バージ教授はこう話します。 

物理的な接触とそれに対する心理的な反応が非常に似ているというこの実験結果は、 
マーケティングを始め、様々な分野で応用できそうですね。 


(BBC Global News  October 24  配信分より) 


友人に何か飲み物をおごる時、 
家にお客様がいらしたときなど、
暖かい飲み物にするのがいいかもしれないですね。 
飲み会で上司につぐときは、ビールよりも、熱燗でってことになるんすかね… 

ちなみに、日本のメディアでもこの話題は取り上げられているみたいです。
情報が重なってしまって、すみません。 

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