2010年12月30日木曜日

Chilean Miners

チリの鉱山事故は、今年の世界仰天ニュースの中でもトップテンに入るんじゃないでしょうか。

英BBC Global Newsから


‘An complicated issue’

今年の八月五日、チリの鉱山で地中深く閉じ込められていた33人が救出された。
その69日後、鉱山から一人一人が奇跡的に救出されるのを世界が見守った。
困難を極めた救出作業の間中ずっと家族や親類や友人はサンホゼ鉱山の外に設営されたテントで待ち続けていた。
BBCの記者はその様子をずっと取材していた。
彼は鉱山近くの町、コピアポに戻ってきて、あの時救出された33人が今何をしているのか取材した。

今私はここコピアポ町の266回目の聖誕祭の中にいる。
町の中央駅に何千という人達が集まり、伝統衣装を身にまとった数十人の子供達がチリの舞踊音楽に合わせて踊ってる。
夜になると、町長や議員なども参列する。
コピアポの『ヒーロー』を讃えるため。

すっと折り目の入ったスーツを身にまとい、顔にはサングラスをかけた男達がいる。
二ヶ月に渡り、サンホゼ鉱山の地中深くに閉じ込められていたあの33人のうちの一部のメンバーだ。
『救出』以降、彼らの生活は一変した。

ガーラさんは救出されたメンバーの一人。
今コピアポ町長から英雄として讃える楯を受けとった。
前に私が彼に会ったのは、救出から二日後のことだった。
かれの家族が私をホームバーベキューパーティーに招いてくれたのだ。
日差しから目を守るためのプロテクターサングラスを着けた彼は、青白く、痩せていた。
そしてあれから二ヶ月。彼が今どうしているのか私は気になり始めた。
彼に会うと、まず世界中を旅したことを話してくれた。

ガーラさん「マドリードに行き、米国に行き、英国にも行きました。そして最近は、あの救出までの奇跡の講演をするめにチリ中をまわっています。講演を通し、特に子供たちに勇気を持つことの大切さを感じてほしいと思っています。勇気があったから33人は生き延びた。そして、神の恵みに感謝し、一生懸命働くことの尊さも感じてほしい」

ガーラさんは救出後、「セレブリティー」としての地位をエンジョイしているように思えた。そして彼の家族にとっても、これは興味深い経験となったようだ。
ガーラさんの義理の妹「ガーラの救出後、ほんとにたくさんの人が彼を見にうちにきたのよ。みんか彼に挨拶をし、話をしたがってた。彼はそれをとても名誉のことと思っていたようで、スーパーに買い物に行っても周りの人に挨拶し、車に乗ってるときでも道行く人々に窓から手を出して応えてたわ」
ガーラさんの孫娘「おじいちゃんが生き埋めになったときいたときは、本当に悲しかった。最近は、サンホゼ鉱山救出の記念碑のあるところへよく行くの。おじいちゃんが誇らしくて」

生活が変わったのはガーラさんだけではない。
あの33人のうちほとんどが新たな道を見つけ、生きている。

マリオゴメスさんは63歳。
33人の中で最年長であった。
私は彼の長年のパートナーであったリリアンにコピアポの喫茶店で会って話を聞いた。

リリアン「今彼は嬉しいはずなのに、実際はそうじゃないの。あの鉱山事故を思い出す度に彼には発作が起こり、涙を流して倒れ込むの。
精神的な回復はまだ遠そう。
一番不安なのは、彼の髪の毛が毎日のように抜け落ちていること。
多くのチリの国民は、マリオゴメスは救出され大金を貰って良い暮らしをしてると思ってるかもしれない。でも、実際は違うの」

再び誕生祭の会場。
鉱山の「ヒーロー」たちは、まだ祭の中心にいる。
しかし、69日を地下で過ごした33人の絆は、必ずしも頑丈であるとは言えない。
ガーラさんがバーベキューパーティーで言った通り、救出の後「恵まれた」メンバーと「恵まれなかった」メンバーに分けられてしまっている。

ガーラさん「私のように収入がある者もいれば、救出以降全く収入のない者もいる。収入のない者にも家族がいる者もいて、教育費だのが払えない者もいる。恵まれたメンバーとメンバーに分けられてしまった。難しい問題が起きてしまった」

(BBC Global News 十二月二十四日配信分より)

あの奇跡的な救出劇を伊豆でテレビで見たとき、多少感動はありました。
ただ、今年はチリの他、中国やオーストラリアなんかでも鉱山事故が起こっていて、生存者なしだったとか。

2010年11月29日月曜日

deportation law in Switzerland

スイスのお話です

BBC Global News から



‘The strictest Deportation Law in EU’

スイスで日曜日、ある国民投票が行われる。
外国からやってきた犯罪者を強制送還できるようにする法律についての国民投票だ。
この法律の賛成者は、スイスでの犯罪率低下を期待しているが、一方この法律の反対者たちは、これにより必ずしもスイスの治安が良くなるとは考えていない。
むしろ、外国からやってきた犯罪者ではなく、スイスで永住権を取得した善良な市民が国外追放になる恐れがあるとして、警戒を強めている。

BBCの記者がスイスで取材をした。

あるアルプスの村。
村人たちが音楽祭と、政治議論のために集会所に集まっている。
ある村人「スイスという国は、そこで一生懸命働きたいという人や、我々の国の文化伝統を推移排してくれている人は、快く受け入れる。しかし、犯罪を犯した者や、労働意欲がないという人間は受け入れられない。そういったものは、むしろこの国から出て行ってもらわねばならない」
別の村人「海外からスイスにやってくる人は、我々の生活スタイルや習慣に合わせてもらわねばならない。犯罪を犯すなどもってのほかだ」

スイスに住む人間のうち23%はスイス国籍を持っていない。
そして、重罪を犯した、国籍を持たない者(海外からやってきた者)に対し、国外退去処分を命ずることのできる法律はすでにある。
今回の新たな法律では、国籍を持たない者の2世や3世の、つまり、彼らの子や孫が犯罪を犯した場合にも国外退去処分が適用されるという特徴がある。
しかも、犯罪と言っても、殺人などの重罪ではなく、年金不正受給といった、ある程度軽度の犯罪でも国外退去処分となりうる。
適用要件が大幅に緩和されたというわけだ。

アルプスの村を離れ、首都ジュネーブでは、この新たな法律に対して「警戒」を怠れない人たちがいる。
「私の名は、ムレノ・カズソラ。父がスイス人、母がイタリア人です。スイスで生まれ、スイスで育ったんです」
「私の名はランゴ・カナカソンデラ。生まれはスリランカですが、スイスで育ちました」
上記のムレノさんや、ランゴさんは、新たな法律の成立を目指すスイス国民党の標的になっていると感じることがあるという。
スイス国民党の作成したポスターには、「他の国からやってきた少数民族の人間は、詐欺やレイプといった犯罪をして追い出された人が多い」といった記述があるのだ。
ムレノさん「外国からやってきた人物が、必ずしも犯罪を犯して追放されたわけではないのに。こんなポスターがあると、外国人はみな犯罪者という印象をスイスの国民に与えかねない。実はもうすでに、スイス国籍を持つスイス国民から、違うものを見る目で見られているという感じがしている。私はセカンドクラスの人間だと思われているような気がするんです」

政治評論家のゲイ・アルクロッド氏は、この法律の成立は、スイス国民党による、ポピュリズムキャンペーン(大衆迎合主義)の一環であると分析している。
スイスでは、総選挙まで1年足らず。
きちんとした国籍を持つスイス国民の間では、外国人追放の感情が強い。
スイスの伝統や習慣を守ろうという運動が盛んになってきたこともあり、この動きを察知したスイス国民党が、支持率向上のために今回の法律の成立を企てたという見方もできるという。

最新の世論調査によると、日曜日の国民投票で、多くの有権者が今回の法律成立に賛成であるといい、EUで最も外国人に対して厳しい法律ができることになりそうである。
注意しなければならないのは、スイスに住む外国人たち。
この法律に関しては、EUの人権団体から批判も出ているが、やはり彼らは、どれだけ長くスイスに住み続けても、容易に追放される恐れがあるということを常に心に留めておかなければならない。

11月25日配信分より。

今日のニュースでも出ていましたが、日曜日に国民投票があり、
この法律は可決されたとのことです。
スイスには、先進国なら普通はある、「犯罪者引き渡し条項」というものがなく、
ある人がが他国で犯罪を犯し、スイスに逃げ込んでしまえば、
スイス政府はその人物を当事国に引き渡さなくてもよいということらしいです。
ダヴィンチ・コードで言ってました。
それ故に、スイスは「犯罪者の逃げ場」となり、
スイス国民にとっては、治安の悪化、伝統の喪失など、悩みの種になっていたんでしょう。
ちなみに、フランスでも、最近ジプシーである「ロマ人」を国外追放する措置を取り、
一時新聞等を騒がせました。
日本でも、尖閣諸島での一件や、北朝鮮の南朝鮮に対する攻撃などがあり、
中国人や朝鮮人排斥の動きが徐々に出てきていると最近聞いたこともあります。
海外から人がやってくるのはいいのですが、
犯罪を犯したり、乗っ取り計画をするなど、余計なことをしないでほしいと思いますよね

2010年11月4日木曜日

breastfeeding

インドネシアで物議を醸す新法の話題。

英BBC Global Newsから。

'Exclusively breastfeeding a baby for 6 months'


ほとんどの医療従事者は「breastfeeding(母乳で赤ちゃんを育てること)」が乳児にとって最良であると口をそろえて言う。
東南アジアの一国であるインドネシアで、生後6か月までの新生児は必ずbreastfeeding(母乳で赤ちゃんを育てること)で育てなければならないという法律が来年の初めに出来ようとしている。
この法律に違反した者は、罰金を科せられるか、刑に処されるという。
breastfeeding賛成者はこの法律を歓迎する一方、反対者は、インドネシアの赤ちゃんを育てる母親たちの問題解決に必ずしもつながらないと主張する。

インドネシアの首都ジャカルタからBBCの記者がリポートする。

私は今ジャカルタのスラムにいる。
近くに海が見える。
ここでは漁師たちが漁で採ってきた貝の貝殻がたくさん捨ててある。
これらが、すでに衛生状態の悪い子のスラム地区をより一層臭く、かつ汚くしている。
そしてこのことが、小さな子供たちのmortality rate(致死率)を上げてしまっている。

ここで子供たちはすぐに病気にかかってしまう。
医療関係者たちは、ここで子供たちの免疫力を上げるには、
生後最初の6か月間、breastfeeding(母乳による子育て)だけで赤ちゃんを成長させるしかないと主張する。
スラムでbreastfeedingに関するセミナーがあると、多くの赤ちゃんをもと母親が狭い会場に集まり、
breastfeedingの利点とは何なのかを聴きに来る。

チュチュ・アロゥイアさんは、breastfeedignw推進する会のリーダー。
チュチュ・アロゥイアさん「最初は、breastfeedingだけで赤ちゃんを育てるということに、
多くの母親が違和感を持っているようでした。
TVの番組やCMの影響で、市販の子ナムル区などを赤ちゃんに与えるのが1番だと信じていたのです。
しかし、じぶんの乳を赤ちゃんに与えるほうが廉価で済み、かつ赤ちゃんの健康にとっても良いということを訴え続けたのです」

しかし、breastfeedingだけで赤ちゃんを半年も育てなければならないというのは、
ジャカルタのスラムに住む女性たち、特に働く必要のある女性たちにとって、challenge(至難の業)であった。

22歳の女性、ダイアナさんは繊維工場で働く。
出産を機に、時短の申請をした。
彼女は1日に何度も授乳のために作業場から離れなければならない。
しかし、それではその分給料も減り、家族を養う分のお金が得られなくなるという。
ダイアナさん「仕事をする必要なる女性にとって、生後6か月間はbreastfeedingだけで
赤ちゃんを育てなければならないというのは、大変難しいことです。
私の働く工場内には、授乳のための設備もなく、
私たちの悩みなど気にかけてもくれません。
同僚の中には、breastfeedingを諦め、市販の粉ミルクで育てるということに切り替えた者もいます。
そしてもちろんそのようなことは新しい法律に対しては違反となります」

しかし、インドネシア政府は、この新たな法律は、
上記のダイアナのような働く必要のある女性を助けることになると主張する。

政府の報道官、タリー氏はこう話す。
タリー氏「新たな法律により、企業も徐々に授乳のための施設を作るようになる。
粉ミルク製造業者も、母乳に負けない商品をと、高い栄養価の粉ミルクを作ろうと努力を始めるでしょう」

しかし、医療従事者の中には、この新法は不十分だと話す。
医者であるフランシスカさんは、強すぎる粉ミルク製造企業の活動を制限するための努力を政府はすべきだと話す。
フランシスカさん「粉ミルク製造企業は、商品を誇大にアピールしようとする。たとえば、この粉ミルク成分は母乳に限りなく近いだとか、この粉ミルクは赤ちゃんが頭がよくなるだとか、母乳で育てるより健康になるだとか。
消費者をうまくだましているんです。
このような誇大な宣伝を政府は規制すべきなんです」

一方、粉ミルク製造企業はこう反論する。
我々はインドネシアで乳児用食品を展開する大手、ネスレに質問状をおくり、次のような返事が返ってきた。
ネスレ「われわれが我々の商品をインドネシアで誇大に宣伝しているということは、
決してありえない。
ネスレとしては、breastfeedingが赤ちゃんにとって最良の方法であると結論付けているし、
6か月間母乳のみで育てなければならないというインドネシア政府の新法を
支持している」

再びジャカルタのスラムのbreastfeedingのセミナー会場。
参加している母親たちは楽しそうにセミナーに参加している。
しかし、今回の新法の裏にある大きな、かつ深刻な問題についても彼女たちに知らせなければならないのではないかと思う。
栄養不足という理由で毎年数百万もの新生児がここインドネシアで亡くなっている。
今回の新法は、この深刻な事態に対処するための一つの方法であるといえる。
しかし、その他にも解決すべき多くの問題があるということを政府は自覚しなければならない。
この国の未来がかかっている。

BBC Global News November 2 配信分より。

やっぱ粉ミルクよりbreastfeedingってことっすね。

2010年10月31日日曜日

walkman

、数日前、ソニーがカセットタイプのwalkmanの国内での製造・販売意を終了するとのニュースがありましたが、BBCでもこのニュースが取り上げられていました。
ちょこっと紹介させていただきます。

英BBC Global News から。

カセット時代の終焉か。
日本の電機メーカーSonyがカセットタイプのWalkManのstopボタンを遂に押した。
30年前に革命的に音楽の聴き方を変え、今のMP3プレーヤーなどにつながる流れを作ったこのガジェット。
当時多くの若者や新し物好きの輩が手放さず持っていた。
しかし、時代の流れでこのカセットタイプのwalkmanも役目を終える時が来た。

BBCのリポーター、トムが80年代に製造された。カセットタイプのwalkmanを自宅に待っていた。この'Jurassic(古代の)'なカセットタイプのwalkmanを持って、彼はロンドンの街へ繰り出した!!
今の街の人々は、このカセットタイプのwalkimanを見て、どのような反応をするのか?

トム 'What is this?'
通行人1 あら~クールね!!テープレコーダー??
トム その通り!!しかも、ソニー製のだよ。これを見てどう思いますか?
通行人1 とても古そうね。しかも大きいのね。
トム そう。しかも重たいんだ。もってごらんよ。
通行人1 アハハハハ~

トム いくつだい?これ(カセットタイプのwalkman)を見たことがあるかい?
通行人2 20代よ。これは何か知ってるわ。今はi-Phoneとかに取って代わられているわよね。
トム i-phoneの代わりにこのカセットタイプのwalkmanを使ってみてはどう?
通行人2 アハハハハハ…無理だわ…やめとくわ。

トム これを知ってますか?
通行人3 タイムマシンでそれを過去から持ってきたのかい?!僕も、昔銀色のカセットwalkmanを持っていたよ。Sony Walkman Sportっていうやつだったかな。でも全然スポーティッシュじゃなかった。アハハハハハ。でも丈夫だったなぁ。
トム でも今はあなたもipod世代のようですね。
通行人3 そう。音楽を聴くのは今はipodだね。
トム 何曲ぐらいそのipodに入ってるの?
通行人3 実は10曲くらいしか入っていないんだ。子供のipodにはたくさん入っているようだけどね。
トム アハハハハハ あなたはカセットタイプのwalkmanで十分じゃないですか!!

トム このファンシーな器械、なんだかわかる?
通行人4 わかるわ!!ソニーのカセットのwalkmanでしょ!!昔は5台くらい持ってたかな。小さいころは、何時間もかけてカセットからカセットにダビングして、友人にあげてたなぁ。自分で音楽を聞くときは、大きなhi-fiセットを使って聴いてたものよ。

トム これは何ですか?
通行人5(おばさん) あら。見たことあるわねぁ。でも何だかわからないわ。 
トム カセット式のwalkmanですよ。昔はあなたもバッグなどに入れて音楽聴きながら通りを歩いていたんじゃないですか?
通行人5 そうね。カセットに20曲くらい入れて聴いてたかしら。でも、カセット式のwalkmanってこんなレンガのみたいな大きさだったかしら…アハハハハ

http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20101022_401936.html

Global News October 25 配信分でした。

てかカセットのwalkmanってごく最近までまだ製造されてたんですね。
それにちょっと驚きです。
私も実はカセットタイプのwalkman持ってますが…もう5年くらい動かしてないですね。
さっき見たら乾電池入れっぱなしで液漏れしてました。もう燃えないゴミになってしまイました。
時代の流れというものをこのwalkmanで感じてしまう一日でした。


    mid-term election

    11月に行われるアメリカでの中間選挙。
    これに関するPod CastをThe Economistで見つけましたので、
    短いですが掲載させていただきます。

    進行役 「アメリカの中間選挙が迫っています。現在与党のオバマ大統領率いる民主党は苦戦が予想されています。なぜアメリカの有権者たちはこれほどanti-democratic(反民主党)になってしまったのでしょうか」 
    アダム君 「今回の中間選挙の結果はオバマ党にとってbad newsになることでしょう。米国の多くの州で有権者たちオバマの民主党を嫌っている。その直接的な理由を見つけるのは難しい。経済の停滞もそうだ。景気低迷期の大統領というのは常に嫌われる。また、オバマの進める、国民皆保険を目指すという医療制度改革にしても賛同していない人が多い。 オバマ氏が中心になって民主党が進めるあらゆる政策が、国民の求めているものと合致していないと言える。2年前のような、オバマ旋風が吹き荒れ、白人も黒人も男性も女性もオバマの民主党に投票するという「マジック」は起きないでしょう。今回の中間選挙では、民主党が議席を減らし、野党の共和党が議席を伸ばすという結果になるでしょう。選挙の日まで何が起ころうと、このような結果になるのではないでしょうか」
    進行役 「ここ最近のanti-Obama sentiment(反オバマの感情)は行きすぎだとの声が野党共和党からも上がっていますが、その辺はどうお考えですか?」
    アダム君「そこらへんはメディアに責任がある。ある反オバマ民主党テレビ局はあからさまにオバマ民主党を批判する番組等を作成する。例えば、オバマ氏がもともと純粋なアメリカ出身の政治家でないといったことなど。以前のメディアではこにょうなことはしなかった。正当な方法での政治家評価というものをメディアはすべきだでしょう」

    The Economist 'The Week Ahead' October 29 配信分より。

    上記にもあります通り、今回の中間選挙では、オバマ率いる民主党が負け、ペイリン(?)率いる共和党の躍進が予想されています。
    選挙結果で大統領が変わるわけではありませんが、やはり共和党の躍進ということでオバマ政権は大きな打撃を受けることでしょう。
    日米関係から考慮しても、共和党のほうがもともと親日ということで、今回の選挙結果が多少ではありますが、日本にいい影響を与えることは間違いないと思われます。

    2010年9月4日土曜日

    ichiro

    英The Economist誌から、日本の政治に関する記事を見つけました。


    ‘Japan's Ruling Party Should Cast its Most Famous Member, Ichiro Ozawa’

    “The Destroyer(壊し屋)”としてしか知られていない政治家、小沢一郎。
    表舞台から見えないところから日本の政治を操り、
    提携を結んでは破棄し、政府を混乱させ、
    かつ高慢な態度をもって、透明性や民主主義の理念を
    欧米政治の真似事とこき下ろしてきた。
    しかし、今回の件は、そんなこととは比べ物にならないほど、
    卑劣な行為だ。
    民主党代表戦に立候補し、首相である菅氏と対峙し、
    1年で3件目となる内閣(麻生内閣→鳩山内閣→菅内閣)を
    潰そうとしている。
    日本のdemocracy(民主主義)のために、またいうまでもなく未来のために、
    DPJ(Democratic Party of Japan=民主党)は小沢氏とその一派を
    追い出すべきなのだ。

    もし小沢氏がこの代表戦で勝ってしまうと、
    たった3ヶ月で日本の首相が交代してしまうこととなる。
    しかも彼は3ヶ月前、幹事長として力を振るっていた際、
    政治資金スキャンダルで辞任に追い込まれたばかりなのだ。
    彼が首相にならず、代わりに彼の腹心を首相に据え、
    自らはまた裏から政治を操ることをすると言うことも考えられるが。
    もしそうなれば、4年間に4人も首相が入れ替わった日本にとって、
    更なる悲劇となることは間違いない。

    ちなみに、国民の間では、小沢氏は極めて人気がない。
    調査によると、民主党支持層のうち、小沢氏を支持すると答えたのは15%にも満たない。
    彼が本当に権力への欲望から立候補したのか、
    それとも政治資金疑惑で起訴されることを逃れるためなのか(首相の地位になると、起訴を免れることができる)もよくわからない。

    しかし、ただの不人気だけで彼を止めることはできない。
    'money politics(金権政治)'に於いて、小沢氏はすさまじい能力を発揮してきた。
    選挙の集票マシーンとして、多くの議員を当選させてきた一方、
    彼らに忠誠を誓わせた。
    このようにして、自らの派閥に412人ものメンバーを集め、
    彼らは代表戦で必ず小沢氏に投票するであろう。
    彼らは小沢氏が当選させてくれたから国会にいれるからである。

    小沢氏の立候補には、たしかに理解できる面もある。
    情けない菅直人という首相の存在だ。
    彼は7月の参院選で、消費税に関する中途半端な議論のせいで敗北を喫した。
    しかし、小沢氏やそのsidekick(共謀者)である鳩山前首相との
    裏での駆け引きをしないと決心した管首相に対し、
    国民からの視線は熱くなっている。
    管内閣に対する支持率はここ数週間で回復してきている。
    また、国民も、小沢氏と堂々とメディアの前で論戦を繰り広げる
    菅氏を評価し始めている。

    部族の争いのような政治をしている余裕は日本にはない。
    ここ20年の経済降下のなか、
    今日本に求められているのは、盲目の忠誠心ではなく、
    強力なリーダーシップである。
    民主党の分裂は既に日本経済に悪影響を及ぼし始めている。
    政府が円高対策そっちのけで代表選びに熱心になっていると言う印象を与え、
    株価は急落している。
    また、菅氏・小沢氏どちらが勝利しようとも、
    党の分裂は避けられないとの観測も強く、
    野党に追及される弱点を自ら増やしてしまうことになる。

    DPJ(Democratic Party of Japan=民主党)が、
    信頼を失った、派閥のボスである小沢氏でなく、
    国民からの信任を得た菅氏を首相に据え続けることで、
    日本の更なる混乱は避けられるはずである。
    1年前、DPJ(民主党)は、LDP(Liberal Democratic Party=自民党)を追い出した。
    6月には、頼りない鳩山前首相を辞任に追い込み、
    そのほんの1ヵ月後には参院選でふがいない結果を残した菅氏を責め立てた。
    そして今回の代表戦で小沢氏をリーダーに選ぶようであれば、
    DPJ(民主党)は混迷極まりない政党であると言うべきだろう。

    The Economist 9月2日の記事より。
    http://www.economist.com/node/16943663

    欧米の経済紙にまで政治の内部事情を心配され、
    わざわざこんな記事を書かれると言うのは、
    情けないことこの上ないと言うべきでしょう。

    自民党政権もだめでしたが、民主党は比較できないくらいはるかにダメッスよね。

    2010年8月30日月曜日

    breastfeeding

    TIME誌からの記事。

    'One More Way To Avoid Diabetes: Breastfeeding'

    多くの母親が、breastfeeding(母乳で赤ちゃんを育てること)は、
    赤ちゃんに必要な栄養を送り、かつ免疫力の発達につながるということで、
    良い選択肢であると知っている。
    最近の研究により、breastfeeding(母乳で赤ちゃんを育てること)は、
    赤ちゃんだけでなく、母体も健康に保つ効果があるとわかってきた。

    ピッツバーグのイリノイ大医学のエレノア教授の研究団によると、
    breastfeedingで赤ちゃんを育てる母親は、
    そうでない母親に比べて、2型糖尿病(生活習慣がげいいんでなる糖尿病)
    になる確立が2分の1であるという研究結果が報告された。
    これには、妊娠中に母親に起こる‘pregnancy pounds(妊娠太り)’が関係していて、
    breastfeedingは、この「妊娠太り」中に腹部についた脂肪をより効果的に減らす作用があるという。
    もちろん、母親の腹部の脂肪は、おなかにいる赤ちゃんの成長に必要だが、
    分娩後にこの脂肪が増え続けることは、
    新陳代謝不整に陥る危険性があり、
    母体の健康状態に害を与えることになりうるのだと言う。

    「出産の後にbreastfeedingで赤ちゃんを育てないと、
    母体は不必要な脂肪を増やすことになり、結果的に健康被害につながるのです」
    研究団の一人、Schwarzさんはこう話す。

    また、母体が妊娠中に糖尿病を発症した場合(懐妊糖尿病と言われる)、
    あかちゃんに自分の母乳を与えることで、病気が回復へ向かうこともあるという
    研究結果も報告されている。

    これほどbreastfeedingの効能が報告されているにもかかわらず、
    アメリカの母親たちは、いまだに懐疑的であるという。
    アメリカ小児科学会が、
    最低生後六ヶ月まではbreastfeedingで赤ちゃんを育てなさいと言う
    勧告を行っているにもかかわらず、
    わずか14%の母親しかbreastfeedingを行っていないと言う。
    研究団の一人、Schwarzさんによると、
    最近の様々なダイエット法のおかげで、
    出産後の母親が糖尿病のリスクを減らすことに成功しているからだと言う。
    しかし、やはりそれだと、必要な栄養素を送ることや、
    免疫力発達と言う赤ちゃんに対する利点がなくなってしまう。
    breastfeedingだけで、母親の糖尿病のリスクも減らすことができ、
    赤ちゃんの健康にもつながるのなら、それで一石二鳥であると言うわけだ。

    Schwarzさんは、産婦人科医も、母親にbreastfeedingを勧めるようにすべきだと提言している。

    TIME August 27 配信分より。

    カルヴァン派プロテスタントの国、米国でも
    母乳による子育てが戸よく推進されるようになって来たということみたいっす。

    昔から母乳による子育てを奨めてきた日本と言うのは、
    その意味でははるかな先進国ってことっすかね。

    2010年7月25日日曜日

    サクラダ・ファミリア

    pod castで聴く英国のニュース

    今回はガウディのサクラダ・ファミリアの話題。

    英国BBC Global Newsから。

    『スペインでもっとも著名な建築物のひとつと言えば、
    サクラダ・ファミリア。
    ガウディにより設計されたこの建物は、
    世界屈指の建築物と言っても過言ではない。
    世界遺産を規定するユネスコの年次会議で、
    最近このサクラダ・ファミリアが議題に上がった。
    サクラダ・ファミリアの真下に、
    高速鉄道のトンネルを通す工事が計画されていると言うのだ。

    BBCの記者がスペインで取材した。

    多くの観光客でいつもにぎわう、サクラダ・ファミリア。
    毎日7000人もの観光客が目を凝らして眺めるこの建築物の
    建設が始まったのは、約120年前。
    まだ終わっていない。
    設計はガウディ。

    しかし、このサクラダ・ファミリアの未来に警鐘を鳴らす事態が
    発生しようとしている。
    それが、この建築物の地下での高速鉄道のトンネルの工事。
    マドリードとバルセロナを結ぶラインとなる予定だ。

    サクラダ・ファミリア側は、地下トンネルのルートを変更するよう、
    裁判所への訴えに出ている。
    サクラダ・ファミリア工事関係者のサニュエル氏はこう話す。
    「地下トンネルは、サクラダ・ファミリアのほぼ真下に作られようとしている。
    このせいで、サクラダ・ファミリアの地盤が弱くなることは確実だ。
    サクラダ・ファミリアは世界遺産。
    その真下に高速鉄道を走らせるなど、論外。
    しかし、なかなか私たちの声は届かない。
    今は、裁判所の判決を待っている状態。
    しかし、日に日にトンネル工事はサクラダ・ファミリアの真下へと
    近づいているんです」

    この日は、地上約170メートル地点で、
    塔の建設を進める作業が行われていた。
    この塔の作業には慎重を要する。
    しかし、地下での鉄道トンネル建設の振動で、
    塔の建設にも支障が出てしまうと言う。

    当局側の主張によると、地下鉄道トンネルの建設は、
    検証に検証を重ね、
    サクラダ・ファミリア建設にまったく支障が出ないように進められていると言う。
    また、この高速鉄道も、スペインにとって絶対必要であると言う
    調査結果も出ていると言う。
    当局の担当者はこう話す。
    「この鉄道は、スペインにとって、必ず必要なんです。
    また、われわれは、あらゆる建築物、
    特にサクラダ・ファミリアにまったく影響が出ないように
    工事を進める手法をとっている。
    安全に何より気を使っているんです」

    では、観光客はこの地下トンネル工事についてどう思っているのか。
    サクラダ・ファミリアは、この建築物への入場料金
    の他に、寄付でその建設および維持・管理がなされている。
    ある女性観光客「トンネルの建設はいいことではないと思う。
    万が一、トンネル工事でサクラダファミリアが倒れてしまえば、
    バルセロナがをの象徴を失ってしまうことになるから」
    ある男性観光客「他の都市でも地下鉄の建設で地上の
    建造物が倒れてしまうことが過去にあったと聞く。
    やっぱり、地下トンネルの建設は良くないよ」

    政府はこの問題について、手をこまねいている状態である。
    ガウディから1世紀以上の想いが詰まったこの建物。
    一体どうなるのか』


    7月23日配信分です。


    伝統は崩さず守ってほしいと言うのが、
    私の意見です。
    pod castっ聴く英国のニュース

    6月23日のぶんです。

    英国bbc global newsから、カリフォルニアの金儲けのお話↓


    米国カリフォルニア州は、広告を表示できる自動車用の電子ナンバープレートの導入を検討している。
    数百万ドルの赤字を抱える同州にとって、収入を増やす手段となりうる。

    その電子ナンバープレートとは、自動車が動いているときには、自動車のナンバーを映し出すが、停車中に、その他に広告や重要な情報を表示させるというもの。
    このナンバープレートはまだ実験段階だが、開発者によると、州の収入を増やすための独創的な方法であるとしている。
    電子ナンバープレートは常にナンバーを表示させ、停車中にはそれに加えて、企業広告や交通情報、警察からの情報などを表示させる。
    また、好きな野球チームといった、自動車のオーナーの個人的な情報も表示される機能も追加する開発も行われているという。

    グローバルニュース本日配信分より

    こんなナンバープレートめんどくさいっすよね

    2010年5月23日日曜日

    ポッドキャストの英国ニュース。

    梅雨っすね。

    `Swine Flu Vaccine´
    (ビービーシーグローバルニュースから)

    新型インフルエンザ発生から一年。
    昨年のWHOのパンデミックにより、多くの国がワクチンを買いあさり、今はその数億ドルぶんの在庫の山に頭を抱えている。
    しかし、新型インフルエンザのワクチン買いあさりの流れに乗らなかった国がある。
    その国は一本のワクチンも買わなかったそう。
    その国の国民はどのように感じているのだろうか。

    ビービーシーのリポーターがポーランドで取材した。

    ポーランドの首都ワルシャワのメイン通り。
    至るところから音楽が流れる。
    今年はフレデリック ショパンの生誕200年にあたる特別な年。
    ショパンの音楽でこの町は盛り上がっている。
    しかし、今ショパン以外に人々の話題をさらうものがある。
    昨年の新型インフルエンザ大流行の際、ワクチンを一本も購入しないと決めた政府の決断だ。
    これにより、数億ドル(数百億円)ぶんの政府予算が浮いたというが…
    何人かにインタビューしてみた。

    ポーランドのある女性「あの時の政府の決断は正しかったわ。
    結局新型インフルエンザも収まったし、
    高いワクチンを購入するのは、先進国を利するだけ」
    ある男性「ポーランド政府の決断は間違っていない。
    あれはあれで国民に対して責任を果たしたんだ」

    ある女性「新型インフルエンザは思ったほど深刻なウイルスではなかったわ。
    ポーランドは貧しい国。
    お金を節約しなきゃ!
    確かにポーランド政府の決断はリスキーだったけど、
    結果的に財政負担の軽減を実現したのよ」

    ポーランドの副厚生大臣、アダム・フロンチャック。
    昨年の秋、彼は新型インフルエンザウイルスワクチンの値段の高さと、製薬会社が示した購入の条件に大いに不満だった。
    彼は新型インフルエンザはやがて毒性の弱いものになり、いずれ収束するとみていた、という。
    今となっては、その予想は正しかったと言える。
    しかし、当時副厚生大臣としてその決断をするのは、大変勇気のいることであった。

    副厚生大臣「あのときは大変だった。
    メディアが怒っていたんだ。
    『いつになったらワクチンを買うんだ』と。
    毎日毎日『when? when? when?』と言われていた」

    当時、他のヨーロッパの国々と同様、ニュースのヘッドラインはいつも新型インフルエンザの話題。
    私はポーランドのメインテレビ局の科学編集部のスワフィス氏に話を聞いた。
    スワフィス氏「当時、国民は二つに割れていた。
    政府の決断に頭にきていたものと、
    その決断を決めた副厚生大臣をヒーローと言うものと」

    新型インフルエンザパンデミック宣言から一年。
    ポーランドでの新型インフルエンザの死者数は約180人。
    他の国の死者数割合と比べて、さほど変わりはない。
    政府のワクチン不買の決断は確かに国民を二分し、医療従事者たちを混乱させた。

    今は、他のヨーロッパで数億ドルぶん余っているワクチンの在庫をこの国は抱えていない。
    この事実は、ショパンの音楽と同様、ポーランド国民の耳にとても心地の良いもののようだ。



    なんか日本でもワクチン余ってるみたいすね。

    2010年4月18日日曜日

    牛丼戦争

    昨日は雪積もってびっくりしました。
    今日は晴れて多少暖かいっすね。

    ほな、英BBCのニュースです。

    “牛丼戦争”

    日の昇る国といわれる日本であるが、今は物価の下降が顕著である。
    デフレは国の利益を損じ、新たな投資の意欲をも喪失させる。
    日本人はいまや節約の名人であり、
    「バーゲン」が頻繁に行われ、店どうしの凌ぎ合いも熾烈になってくる。

    BBCのリポーターが日本で`bowl of beef on rice'(牛丼)を巡る戦いを取材した。

    私は今東京のビジネス街にいます。
    ちょうどランチタイム。
    多くの高層ビルが立ち並んでいますが、
    そこから多くの「サラリーマン」が出てきて、
    お昼に行く姿が見られます。
    多くのサラリーマンに人気なのが、
    `bowl of beef on rice(牛丼)'である。
    中でも、全国に多くのチェーン店を持つyoshinoya(吉野屋)に客が群がる。

    その吉野家の数軒先には、これまた大手で、
    吉野家のライバルであるmatsuya(松屋)が軒を構える。

    消費者の財布のひもが固いこのご時勢、
    bowl of beef on rice(牛丼)戦争がココ日本で熾烈となっているのである。

    注文方法はとても興味深い。
    まず券売機で食券を購入する。
    それをスタッフに渡すのである。
    驚くべきことは、一杯のbowl of beef on rice(牛丼)が
    たった250円であると言うこと。
    2ドル50セントほどである。

    店の中にはお客さんがあふれています。
    スタッフも忙しそう。
    beef of bowl on rice(牛丼)やmiso soup(味噌汁)を次から次へと出し、
    お客さんをさばく。
    お客も次から次へとやってくる。
    席が空くとまた次のお客が座る。
    店員さんによると、牛丼値下げにより、
    客数が4割増えたとのこと。

    お客さんにインタビューしてみます。
    記者「週どのくらい来るの?」
    客「週2回かな」
    記者「牛丼屋での値下げ競争はデフレの影響と思いますか?」
    客「そうですね」
    記者「みなさん財布のひもは固いと思いますか?」
    客「そうですね、デフレはまだ続くでしょうから」

    では、次のお客さん。
    記者「牛丼250円という看板につられて入ったんですか?」
    客2「そうです。こういう安い店に週2.3回行くことで、
    余裕が持てるんです」

    あっというまの牛丼昼食を終え、
    サラリーマンたちはオフィスへ戻っていく。
    日本政府としては、このような人々に
    もっとお金を使ってほしいと考えている。
    しかし、現在のところ、彼らは、
    食べ物に関しては、
    あまり派手にしないようにしようと考えているようだ。

    (BBC Business Weekly おとつい配信分より)


    すき屋となか卯も取材してほしかったですね。

    2010年4月2日金曜日

    April Fool

    英BBCのニュースです。

    Global News 4月1日の。

    “April Fool”


    昨日は4月1日。
    新聞のいくつかの話題は、
    普段のものより大げさのものが見られた。
    多くの国で、April Fool's Dayは、
    友人たちにうそをつけるチャンスの日。
    ジャーナリストたちにとっては、
    ほらニュースでちょっとした騒ぎを起こせる日。

    注意を払うべき“ほらニュース”を集めてみました。

    英国で最も人気のあるサン誌は、
    これまでの新聞でかつで一度もなかったことを試みた。
    “flavored page”(匂いつき)の新聞を発行したというのである。
    サン誌の4月1日の新聞の記事には、
    読者に新聞の紙をなめるように書いてあり、
    さらに、塩などの味付けをするといっそうおいしくなると
    書いてあったとか。

    オーストラリアの大手新聞、
    シドニーモーニングヘラルド誌は、デヴィット・ベッカムが、オーストラリアの
    サッカー代表チームの副マネージャーになると報じた。

    BBCもこんな報道を。
    英国でもっとも有名なplay write(劇作家)の関する話題。
    フランスの元文部大臣のこんなインタビューを発表したんです。

    フランス元文部大臣「本当に驚きました。
    シェイクスピアが実はフランス人だったという研究結果が発表されたのです!!
    今、この偉大なplay write(劇作家)に、わが国フランスからどのような
    栄誉を与え、讃えるかを議論しているところです。
    もちろんフランスにも他の多くの著名な作家がいます。
    しかし、シェイクスピア氏は別格。
    彼には特別の名誉を与えなければと思っているのです」

    (BBC Global News 4月2日)

    以外にも英国は、
    ジョークの好きな人の多い、ユーモアの国らしいです。
    日本の新聞やニュースではなかなかこのような記事は見られませんが・・・

    2010年3月19日金曜日

    “ALARM ON AMERICAN BOYS”

    長期の缶詰研修が終わり、
    家で生活ができることになったので、
    また日記を書かせていただくことにしました。
    気が向いた方、読んでみてください。

    ちなみにまだ研修はしばらく続くので、
    あまり書けないと思いますが。。。

    今回は、ABC World NewsのPod Castニュースから。
    3月18日配信分です。



    “ALARM ON AMERICAN BOYS”

    アメリカの学校における学力調査で、
    読解に関する能力で、
    男子生徒は女子生徒より劣っており、
    かつ、数学において、女子生徒のレベルが向上しているという
    報告がなされた。

    この報告は、もちろんアメリカの女子生徒にとってはいいものであるが、
    男子生徒にとっては「警告」である。
    center for educational policy(教育方針センター)による今回の調査では、
    どの段階においても、
    女子生徒が男子生徒より読解能力において上であると言うことが
    結果として報告された。
    一部の州では、男子生徒と女子生徒との「差」が顕著になっている。
    ヴァージニア州では、男子生徒と女子生徒との間で、
    読解能力テストにおいて、得点で15%もの差があったことが報告された。
    NY州では、その差は13%であった。

    ニュージャージーのある国語教師(英語教師)、ドン・デラー氏はこう話す。
    「国語(英語)のクラスでは、女子生徒は男子生徒よりいっそう
    文学や語学に興味を示し、授業に臨んでいる。
    また、女子生徒は勉強に集中できる素質がある。
    一方、男子生徒は、外に出てはしゃぐということに関しては
    長けているといえるかもしれない。」

    昔から男子学生のほうが得意であるとされてきた数学でさえ、
    最近は女子生徒が男子生徒と同じレベルまで迫ってきている。

    これには、脳の性質が原因として指摘されている。
    女の子の脳は、“verbally oriented(言葉におおいに反応を示す)”である
    と言う特徴があり、
    目に入ってきた言葉をより安易に吸収できるという特徴があるとされる。
    一方、男の子の脳は、“visually stimulated(視覚を主に頼って外部からの刺激を受け入れる)”であると言う特徴があるとされる。

    また、時代の流れがこのようにさせると主張する人もいる。
    30年や40年前は、国語(英語)読解においても数学においても
    男子生徒が上回っていた。
    それがひっくり返されたのは、当時と違い、
    女子生徒が職業等、「将来」を意識した勉強に移行しているからだと言う
    専門家もいる。

    (ABC World News 3月18日配信)

    学力の問題、
    日本だけでなく、他の国でも色々あるみたいっすねー。
    確かに小学校のときとか、男子はいつもうるさくて騒がしくて、
    勉強してる女子にもちょっかいかけてばっかだったような記憶があります。

    アメリカ男児、がんばってください。

    終わりです