2008年10月29日水曜日

イタリアの学校で・・・

POD CASTで聴くワールドニュース6回目。 

financial crunchやeconomic downturnに関する暗いニュースが 
連日のように流される中、 
久々に日本にもGood Newsが飛び込んできました。 
日本人4名がノーベル賞受賞。 
先日のBBCのニュースでも、 
化学賞を受賞された下村さんについての放送がありました。 

ちなみに、イタリアは「ノーベル賞を日本に盗まれた」と訴えているとの報道が… 
今回はそんなイタリアから、教育に関する話題。 


英BBC News Pod より 


‘The experiment of replacing all books with personal computers at schools’ 


イタリアの学校で、 
教科書でなくパソコンを授業教材として使用するという実験が今日から始まる。 
生徒はすべての授業カリキュラムがあらかじめ入れてあるノートパソコンを支給される。 
パソコンが学校教育でどれほど効果があるのか検証するということが 
この実験の目的という。 

ローマのとある小学校。 
今日から60人の5年生の生徒と多数の3年生の生徒が 
パソコンのみを使用して授業に臨む。 
パソコンはWindows仕様で、すべてのカリキュラムがあらかじめ入れてある。 
生徒はあらゆる読み書きをこのパソコンで行う。 
セキュリティ対策は万全で、 
生徒は自由にインターネットにアクセスすることはできない。 
パソコンの重量は1KGもなく、 
1.5Mの高さから落下しても壊れないタフ設計。 
さらに、防水。 

通常、小学校で生徒一人当たりの教科書代は年間約7万円。 
この特殊仕様のパソコンは一台4万円もしない。 

パソコンが学校での教育カリキュラムで、 
どれだけ重要な役割を果たせるのか、 
初めて検証されることとなる。 
保護者の協力の下、この実験は約1年間続けられる。 


(BBC News Pod October 9  配信分より) 


パソコンを教科書代わりに使用するのは、 
コスト削減、紙を使わないから環境にいいなどのメリットが確かにあります。 
しかし、停電になりバッテリーもなくなると使えない、 
書き込みができない(できるようになっているかも?!)、 
さらに、スクリーン画面がぎらぎらしてずっと見続けるのは目にあまりよくない、 
といったデメリットも挙げられるでしょう。 

授業を受けるのは子供たち。 
大人目線だけでなく、授業を受ける子供の目線で 
このようなメリット・デメリットを考慮し、 
適切な教育システムを築いてほしいものですよね。 

実験の結果が楽しみです☆

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