2008年10月29日水曜日

ITと脳

Pod Castで聴くワールドニュース7回目。 

前回はイタリアのパソコン教育に関する話題でしたが、 
今回もITに関するネタを見つけました。 

米 NEWSWEEK On Air から。 

ちょっぴり怖い話です。 


‘Your Brain Will Never Be the Same’ 

今や世界で数十億人が使用しているというインターネット。 
このインターネットが私たちの脳の機能を低下させてしまっているという。 
UCLAの脳神経科学者ガリーさんの最近の著書‘i-Brain’で 
このことについて書かれている。 

インターネットがあらゆる情報を手に入れるという複雑な作業を 
私たちの脳に代わってやってくれていることや、 
Face-to-Face Communication(人と直接会って意思疎通を行うこと)を避け、 
他人とのほとんどのコミュニケーションを 
Eメールで簡単に済ませてしまうということなどで、 
脳を複雑に使う機会が減ってしまい、 
脳が情報を処理する能力や、 
即座に決断する能力が低下してしまっているという。 

特にIT技術に長けてている人は、 
他人の顔を認識する能力や、 
ちょっとした身ぶり手振りに気づくという能力まで 
低下している傾向があるという。 

IT技術の恩恵を享受し、かつ、 
社会で暮らしていくためのこれらの能力を失わないようにるすためには、 
インターネット技術に頼りすぎないように気をつけねばならない、 
とガリーさんは警告する。 


(NEWSWEEK On Air  October 12  配信分より) 


私もPC・ネットはしょっちゅう使うので、 
脳の機能が低下してるんじゃ…と心配になりました。 

確かに科学技術の発展で私たちの生活はとってもスマートになりました。 
しかし、その便利さに頼りすぎることで、 
私たちの持つ大切な能力の衰退につながるのは、 
残念ながら事実であると思います。 

PC・ネットであれば上記のような能力を奪い、 
電子レンジなどの便利な調理器具であれば人間が料理をしなくなってしまい、 
車や電車に頼りすぎることは、体力・筋力などの低下を招く。 

「昭和」のような、 
不便だけども人間味や温かさに溢れた生活に回帰するということを 
考えてもいいかもしれないですね。 

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