2008年11月20日木曜日

みつばちさん

POD CASTで聴くワールドニュース第19回!!!! 



今回は、イギリスから、蜂に関するお話。 


英BBC News Pod から。 

'Honey Alert' 

クリスマスまでに、イギリスのスーパーマーケットから、 
国産のはちみつがなくなってしまうかもしれないという。 
これは、イギリスのミツバチの群棲が 
菌や異常に湿度の高かった夏の気候などにより、 
どんどん減ってしまっているため。 
しかし、実はこの影響を受けているのは、はちみつだけではないという。 
蜂の個体数の減少は、農作物の収穫にも影響を与える恐れがあるというのだ。 

ミツバチ飼育のベテランジェフリー・ボローさん。 
蜂に刺されないための防護スーツに身を包み、 
ミツバチが越冬するための支度をしている。 
毎年行うこの行為。 
しかし、今年は危機感を覚えつつやっている。 
ある病原菌が、イギリス中のミツバチ群棲に広がり、 
さらに、異常気象も相まって、 
イギリスの群棲のうち4分の1が死滅してしまったという。 

ハチミツの瓶詰め工場。 
アルゼンチンやオーストラリアやスペインから輸入されたはちみつが並ぶ。 
しかし、毎年あるはずのイギリス産のものはない。 
イギリス産のものは数週間前に在庫が尽きてしまった。 
クリスマス前に国産のはちみつがスーパーに並ばないのは 
初めてのことだという。 

スーパーマーケットの担当者は言う。 
「養蜂産業は、危機に面している。 
異常気象や病気でイギリスの蜂の個体数は激減した。 
これを止めるための対策がすぐにでも必要だ」 

イギリスの蜜蜂業者は、 
国になんとかこの事態を直視し、対策を講じてほしいと訴える。 
街頭でのデモも行っている。 
更に、蜜蜂の絶滅を防ぐため、 
£800万(約1億2千万円)の援助を要請している。 

しかし、この事態で頭を悩ませるのは、蜜蜂業者だけではない。 
蜜蜂の減少は、我々の普段の食事にも悪影響を与えてしまうという。 

科学技術の発達した現代でも、農作物は、 
ミツバチなしに受粉できないのだ。 
イギリスの農業組合議長、ピーター・ケンドーさんは言う。 
「蜜蜂の個体数減少を食い止めるために策をなかなか講じようとしない 
政府の対応にはあきれたものだ。 
これは蜜蜂業者だけの問題ではない。 
蜜蜂が減れば、農作物も減少してしまう」 

実は、蜜蜂の個体数の減少は、イギリスだけでなく 
世界的な風潮であるという。 
蜜蜂の絶滅は、私たちに計り知れない悪影響を及ぼしうる。 


(BBC News Pod November 19 配信分より) 


蜂といえば、私にとっては怖い存在。 
小学生の時に刺された経験があるから・・・ 
とっても痛かったです。 
しかし、蜜蜂が受粉の役割を果たしていたとは。 
彼らがいなければ、 
農作物も受粉できず実ることができないということで、 
蜜蜂たちのことをちょっと見なおしました。。。

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