2008年11月11日火曜日

白トリュフ

pod castで聴くワールドニュース第16回。 

東京で行われたあるオークションについてのニュースがありましたので、 
ピックアップさせていただきました。 

英BBC Global Newsより。 


'A Highly Unusual Auction' 

とても変わったオークションが東京で行われた。 
'Tuber Magnatum'の愛好家たちがそこで闘いを繰り広げた。 '
'Tuber Magnatum'は、white truffle、つまり、白トリュフのこと。 
「魅力的な食用菌類」のオークションなのだ。 
一番の高値で落札された白トリュフは、1kgで約$30,000。 
日本円にして約300万円(exclamation ×2)。 
しかし、この数字も、昨年の最高値に比べると、ずっと低いという。 
最近の金融危機がこのきのこオークションまでも蝕んでいるように思われる。 

BBCの記者が東京で取材をした。 

かつてある高名なシェフが、 
「white truffle(白トリュフ)はキッチンのダイアモンドである」と評した。 
この貴重な「石」にそのような価値があるのも当然である。 
white truffleはある特定の木の下の地中にしか育たず、 
見つけるのが極めて困難であるから。 

ある東京の高級ホテルのレストラン。 
Sumo Wrestlers(力士)やBeauty Queens(セレブ美女といったところ?!)等のVIP級の人々が集まっている。 
貴重なwhite truffleのオークションが開催されるのだ。 
もっとも大きなwhite truffleは、イタリアで見つかった貴重な逸品。 
あるファッション系のビジネスを展開する日本人資産家に落札された。 
落札額は$30,000(約300万円)。 
ご飯と一緒に食べたいとのこと。 

一見バブルの再来のように見えるこのオークション。 
しかし、昨年中国で行われたwhite truffleのオークションでは、 
さらなる高値での落札が相次いだ。 
今年のものよりもっと大きなwhite truffleが、 
$300,000(約3000万円)で落札された。 

日本経済は、後退期に入ったと述べる専門家が多い。 
これが、トリュフオークションの落札額を低くしてしまったと、主催側は考える。 
しかしながら、このオークションに参加するための券は、 
1枚数万円もする。 
そしてこのホテルの会場は、 
white truffleを求めるセレブ達で一杯だったという。 

(Global News November 11 配信分より) 


落札額が下がったとはいえ、白トリュフ1kg300万円というのは 
私のような庶民からすれば、考えられない額です。 
松茸やトロなんかよりずっと高いんすね。 

以前、この白トリュフに関する記事を読んだことがあります。 
イタリアのある特定の地方でしか育たず、 
どこで育つかを知っているのは、 
先祖代々白トリュフ狩りで生計を立てる、ほんのある一族だけ。 
特別に訓練された「トリュフ犬」を使って、 
その嗅覚にたよって見つけるんだそうです。 
「トリュフ犬」が身代金目的で「誘拐」されたこともあるんだとか。 

白トリュフを探すのはほんっとに大変。 
それゆえに1kg300万は納得…やっぱりできないですね。 

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