2008年11月17日月曜日

カレッジフェア

POD CASTで聴くワールドニュース第18回。 


今回は受験を控える高校生が関心を持ちそうな、
アメリカの大学のオープンキャンパスに関する話題。 

米ABC World Newsより 


‘Checking Out Potential Colleges Online’ 


受験を考える高校生やその親御さんにとってはグッドニュース。 
IT技術の発達により、 
志望大学をより簡単にかつより安くチェックすることができるようになるのです。 

‘College Week Live’ 
これは、世界最大のオンラインの大学フェア。 
受験を控える高校生やその両親が、 
クリック一つで受験のことや授業料のことについて、 
大学の担当者に聞くことができる。 

サイトの訪問者は、まず「仮想コンベンションセンター」にたどり着く。 
そこから、約200もの大学の仮想オープンキャンパスに参加できる。 
費用は無料。 

学費の援助制度から論文の書き方まで専門家が説明してくれるビデオ放送も見られる。 

大学に在学する生徒にオンラインで直接質問できるのも大きな特徴。 

高校一年生のサムくん。 
自宅から離れたニューヨーク市にある大学に行くつもりはなかったが、 
このオンラインオープンキャンパスに参加してみて、気持ちが変わってきた。 
「ニューヨーク市にある大学に行けば、 
自分の研究したいことがきちんとやっていけそうだとわかった」 

景気後退を迎えるこの時期。 
オンラインオープンキャンパスの利点は、便利ということだけではない。 
高い交通費をかけずに志望大学のことをよりよく知ることができるのが一番のアドバンテージだ。 
もちろん、大学側にとっても、コストイフェクティヴ(経費節約)となる。 

一般のオープンキャンパスに参加する高校生は、 
最近は学生の10%〜15%ほどしかいない。 
費用がかかるということと、大都市でしか開催されないということが理由であるようだ。 
約25,000人もの学生が今週のオンラインオープンキャンパスに参加する見込みだという。 
志望大学を見つけられることを祈って… 


(ABC World News November 14 配信分より) 


私は高校生のころ、大学のオープンキャンパスには一切参加しませんでした。 
オープンキャンパス行く暇あったら勉強している方が合理的だと思っていたので… 

ただ、オープンキャンパスに参加するのは、 
大学のことをよく知っておく上で必要であるとは感じます。 

ただ、オンラインというのはどうでしょうか。 
やはり、直接キャンパスを訪れ、雰囲気を味わい、 
そこの学生や教授とフェイストゥーフェイスで交流して知るのと、 
パソコンでオンラインで知るのとでは、大きな差があると思います。 
もちろん、コストイフェクティヴであるとの利点も認めますが… 

ちなみに、アメリカの大学の授業料はとっても高いんだそうです。日本の数倍だとか。 
故に、ある程度裕福な家庭しか普通に子供を大学に送れないという状況なんだそうです。 
さらに付け加えると、兵役を経験した人には 
大学の授業料を政府が全額補助してくれるという制度があるそうなんです。 
故に、貧困層の多く、特に黒人が大学授業料補助を求めて軍隊に入るそうです。 
軍事大国アメリカを支える政策の一つであると言えるでしょう。 

さらに付け足すと、 
ドイツなど欧州のいくつかの国では大学の授業料は基本的に無料だそうです。 
そのぶん、カリキュラムの内容は国の縛りを受けやすく、 
自由な教育がやりにくいというデメリットもあると聞いたこともあります。 

その中間の、ある程度の授業料を払わなければなりませんが、 
教育内容を国にしばられることもあまりない、 
日本の大学システムが実はやっぱりいいかなって思ったりします。 

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