2009年3月4日水曜日

自転車

Pod Castで聴くワールドニュースです。 
40回目です。 


今回は、パリの1番重要な交通システムにつての話題です。 
日本でもたまに新聞などに載っている話題ですが。。。 


加CBC The World This Weekendから。 


‘The World's Largest Bicycle Sharing Program’ 

1日に8万件もの利用がある、 
パリのレンタル自転車。 
このシステムが導入されて約1年半。 
予想以上に利用が広まった。 

パリ市内にある1000以上ものレンタル自転車ステーションで 
低料金で借りることができ、 
好きなステーションに返すことができる。 
シンガポールやモントリオールなど、 
他の市もこのシステムを導入しようと躍起である。 
しかし、導入には意外とコストがかかるという・・・ 

CBCの記者がパリで取材した。 

最近パリでは、こんなユーチューブ動画が人気だという。 
若い男性がおしゃれな自転車をレンタルサイクルステーションで借り、 
パリ市内を優雅に走った後、 
エッフェル塔の見える別のステーションに返却する・・・ 

全てのパリ市民がこのレンタルサイクルシステムを利用しているわけではないが、 
強い人気があるのは旅行者の目にもわかる。 

パリ市のこのレンタルサイクルシステムビジネスを始めた、 
会社経営のジェイシーさん。 
ここにきて、レンタルサイクルシステムに困ったことが起きているという。 
ジェイシーさん「1年半前にサービスを開始して以来、 
2万台のレンタルサイクルのうち、 
すでに約半分が故障してしまい、 
新しいものに替えたんです。 
さらに、約3分の1が盗まれてしまったんです」 

パリのコミュニティー連携サークルでボランティアとして働くジャキエさん。 
彼女は、パリのレンタルサイクルシステムがスムーズに運営されるよう、 
手伝いをしている。 
彼女はレンタルサイクルシステムに対し、大きな希望を持っている。 
「これは、Green Transportation(環境にやさしい輸送システム)であり、 
しかも約1€(約120円)という低料金で気軽にパリ市内を巡ることができる」 
と彼女は言う。 

一方、彼女は自転車移動に関する欠点ももちろん認めている。 
それは、メンテナンスが難しいということ。 
レンタルサイクルのブレーキが壊れただの、 
タイヤがパンクしただの、 
そのような光景に出くわすことは多いという。 

レンタルサイクル会社を経営するジェイシーさんも 
この自転車の欠点を認めている。 
メンテナンスが高価で大変だということは、 
彼にとってあまり知られたくないことだが、 
現実でもある。 
彼は、レンタルサイクルのメンテナンスの費用の一部を 
肩代わりしてくれるよう、 
パリ市に要請までしたが、却下されてしまった。 
代わりに、市はレンタルサイクルを大切に使うよう 
利用者に訴えるキャンペーンを始めると約束した。 

Ecoと言ってもメンテナンスの面倒な自転車。 
これが、他の国や市がレンタルサイクルシステムを 
なかなか導入できない1つの理由になっている。 

(CBC The World This Weekend March 1 配信分より) 


自転車大好きな私にとっては、 
パリのこのシステムは、 
夢のようです。 
日本でもあったらなー。 
日本人は物を大切にするという精神が強いですから、 
レンタルサイクルを荒く扱うということも少ないでしょうし。。。 
運動不足解消にもなりそうですし。

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