2009年3月10日火曜日

あざらし

Pod Castのワールドニュース第41回。 

寒かったり暖かかったりの今年の3月。 
おかげで風邪引きました。 
さらに花粉症がプラス。 
今年は本当に多いです!! 
この間夜中の3時に鼻水が出すぎて目が覚めました。 
朝起きてあまりの目ヤニで目が開けられないということも… 
もっと暖かくなる4月以降が今から恐ろしいです。。。 

で、今回は花粉症とは関係ないアザラシの話題です。 


加CBC the world this weekend から。 

‘Seal Hunting’ 


カナダのアザラシハンターが 
イメージアップのために活動している。 
東部の海岸での毎年ある残虐なアザラシハンティング、 
その写真が環境保護団体により、 
アザラシ猟反対のキャンペーンに利用されるのだという。 
団体によると、アザラシは銃で撃たれてから 
長時間氷の上で苦しみながら死ぬ、 
そのような猟は非常に残虐であると訴える。 
今年に入って、水産庁の役員が、 
新たな‘slaughter process(殺し方)’を導入し、 
より‘humane(慈悲のある)’ハンティングにすると約束した。 
このような動きがあるのは、EUから、 
動物愛護の観点から、 
アザラシ猟を全面禁止にしなければならないという 
圧力がかかっているということもある。 
しかしこれだけではまだ足りないという。 

CBCの記者が詳しく取材した。 

「これはゴマアザラシ。 
年齢の違うアザラシの毛皮が順に並べられています…」 
カナダ毛皮協会のロブ・ケイヒルさん。 
アザラシの毛皮市で値札のついた毛皮について一枚一枚説明してくれた。 

lこのような毛皮販売会の写真も、 
アザラシ猟反対運動のポスターに使われることを知っている彼は、 
この頃アザラシハンターの教育に熱心である。 
ハンターたちに‘more humanely killing(より慈悲的な猟)’を教え込むことである。 

ケイヒルさん「我々は、残虐的にアザラシを殺すという、 
悪しき習慣を根絶せねばなりません。 
アザラシを、正当な理由で、正当な方法で捕獲する。 
このことを実践せねばなりません」 

これまで、ハンターの残虐なアザラシ捕獲方法は、 
環境保護団体らによって記録され、 
多くの人々に批判されてきた。 
国際獣医活動団体によると、アザラシの捕獲は、 
以下の‘3ステップ’を踏むことで、 
より‘humane(慈悲のこもった)になるという。’ 

アザラシの頭に銃を撃ち込むのが第1ステップ。 
次にアザラシの意識があるかを確かめる。 
そして最後のステップが素早く血を抜くということ。 

ある専門家はこう話す。 
「この3ステップを踏む捕獲を行うことは、 
ヨーロッパの多くの獣医専門家がhumane(慈悲的)であるとして認めていることです」 

カナダにおいて、アザラシの毛皮の輸出は$13million(約11億7千万円)を占める。 
当局は、この3ステップ導入の訓練などに$3million(約2億7千万円)かかると見込む。 
しかし、アザラシ猟はすでに儲けの少ない、 
競争の激しい分野となっており、 
ハンターたちにとって厳しい現実がつきつけられる形となる。 

ヨーロッパのある諮問委員会は、 
アザラシ猟の全面禁止を話し合う会議を近く開く予定だ。 
EU幹部の人間は、アザラシ猟が非常に残酷であるとの観念が頭から離れないのだ。 
カナダのアザラシハンターたちは、 
この‘3ステップ’を導入することで、 
なんとかカナダだけは猟の全面禁止をまぬかれようと考えている。 

しかし、多くのハンターたちは、 
万が一法律で全面禁止になっても、 
アザラシ猟を続けて生計を立てるほかないと話している。 

(CBC The World This Weekend March 8 配信分より) 

猟で獲物を殺すことに残虐とかあるのでしょうか。 
ライオンやクロコダイルが獲物を捕まえるときも、 
なんて残虐なと我々人間が途方に暮れるような捕獲方法を 
示してくれるようなこともあるわけですから、 
人間だけがその方法を‘humane’なものにするよう強要されるというのはどうなんだ・・・ 
と思ってしまいます。 
人間だって言わば動物で、他の動物を捕獲して食料を得ることになるんですから。 
特に、その捕獲というのが、古くからの伝統であったり、 
食料などを得るための唯一の手段であるという場合には、 
‘近代理性的’な考えで一気に禁止にしてしまうというのも 
おかしな話であるのではないかと感じてしまいます。 
まぁこのカナダのアザラシ猟がそれに当たるのかどうかはわかりませんが。 

同じような理論で、日本のクジラ漁も矢面に立たされています。 
捕鯨の問題、皆さんはどう思われますか?? 
シーシェパードなどの環境穂が団体が捕鯨妨害行為を行っているというのもよく報道されていますが、 
日本にとってクジラ漁は地域によっては伝統であり、 
‘西欧的近代理性’の観点から簡単に長く続いてきた伝統を消されるのはいかがなものかと私個人としては思います。 

ちなみに、あざらしは英語で‘seal’といいます。 
この‘seal’は他に紋章、約束、ステッカーシールなど、 
ぜんぜん違う意味がたくさんあります。 
このようないわゆる「多義語」が多いということは、 
英語学習の障害の一つです。

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