The brutal truth
‘A shocking case of forced abortion fuels
resentment against China’s one-child policy’
ある写真がある。
若い母親がベッドに横たわり、顔は髪に隠れて良く分からない。
そばに横たわる赤ちゃんと同じくらい、元気がない。
この23歳の母親であるフェン・ジャンメイさんは生きているが、横にいる赤ちゃんはそうではない。
シナのシャンヒ地区の公安による特殊な注射で子宮にまだいた赤ちゃんは殺されてしまったのである。
公安は妊娠7か月である彼女を監禁し、おなかの赤ちゃんを殺し、死んだ状態で出産させたのである。
彼女の親類がこの写真をネットに投稿したところ、シナの数百万のネットユーザーが反応し、政府対応への怒りをぶつけた。
彼女への残酷な対応にだけではない。One-child policy(一人っ子政策)そのものに対してもである。
Sina Weibo(シナ版ツイッター)にこのような投稿があった。
「この許しがたい強制的な胎児殺人は、シャンヒ地区だけで起こっていることではない」
投稿したのは、リアン・ジャンザン氏。彼はシナで最も有名な旅行会社の一つ、C-tripの社長である。
「一人っ子政策を廃絶することこそが、このような悪魔を排除する唯一の方法である」と彼は続ける。
彼の投稿は18000回リツイートされた。
人口統計学者であり、シナ政府批判の先鋒であるヒ・ヤフ氏は「このスキャンダルは、一人っ子政策への批判がさらに高まるきっかけとなるだろう」と話す。
ここ最近は一人っ子政策はしょうがないと思ってきたシナ人も多かったが、彼らもこの政策はいいとは思っていない。
1983年には、この政策により、1400万人もの女性が流産をし、そのうち多くは強要されたものという。
2009年は、その数は600万。
ここ数年、公安が二人以上の子を持つことにより厳しい罰則を仕掛けてきたため、流産の数が減少しているものと思われる。
二人以上の子を持つことに対する罰金は、’social maintenance
fee(社会をメンテナンスするためのお金)’と言われている。
ヒ氏の推計によると、1980年以降、2兆元(3140億ドル、約24兆円)ものsocial maintenance
feeが徴収されたという。
罰金を支払われなかった二人目以降の子は、hukouというblack child(戸籍上存在しない子)の扱いになり、教育の権利など、基本権のない人間となってしまう。
罰金の額は、自治によって異なる。
例えば上海であれば二人目の子を持つには110000元(約150万円)の罰金が必要となる。
更に所得によって罰金は異なる。
富裕層なら数千万円に上ることもありうる。
亡羊のネット上に写真が掲載されたフェンさんは地方に住んでおり、罰金は40000元(約45万円)と低い。
彼女は最初、罰金を払えば赤ちゃんは生めると言われたが、そのお金がなかった。
夫は水力発電所に努めており、月給は4000元(約4万5千円)。
とても罰金を払える状態ではなく何とかお金を工面しようとしたが、その時に公安がフェンさんを監禁した。
まず、12人ほどの公安が彼女を車に連れ込もうとした。
彼女は知人の家に逃げたが、公安はその知人の家の塀を壊し、更に彼女は近くの山の友人の家のベッドの下に隠れたが、
笑声を上げながら入ってきた公安についに取り押さえられた。
公安の一人が彼女に誓約書へのサインを強制的に書かせ(一応法律上、同意が必要)、特殊な注射を打たれ、
30時間後にすでに息絶えた赤ちゃんを出産した。
この悪名高い一人っ子政策に反抗するシナ人もいる。
ヤン氏夫妻は、二人目の子供を妊娠した際、罰金の支払いを拒んだ。
このことで彼は大学教授の地位を失い、更に妻の口座から240300元(約200万円)もの金が引き出され、押収された。
今彼はネット上で一人っ子政策への懇願キャンペーンを展開し、政府に反抗している。
また、一人っ子政策が欠陥ある制度であるもう一つの理由として、loopholes(抜け穴)が多くあるということがある。
地方では第一子が女性である場合、二人目を生むことは許容されている。
他にも良く分からないルールがある。
シャンハイでは、夫か妻が漁業に従事し、かつ漁で海へ出かけることが5年以上あると、
その夫婦は罰金なしに二人目の子を持てる。
しかし、フェンさんを救う抜け穴はもはやない。
6月14日、当局はフェンさんに謝罪し、担当した公安を首にすると発表した。
しかしそんなことをしても、フェンさんの赤ちゃんは戻ってこない。
フェンさんの夫は言う。
「罰金を払うお金がないのは事実だ。しかし、何故そのことで自分の子を失うという悲しみに苦しまなければならない?」
(The Economist from the print edition Jun
23rd )
シナの悪名高い一人っ子政策。
この政策のせいで、シナの都心部に若者は男しかいないそうです。
シナでは今でも男が上であるという考えが強く、妊娠で子が女と分かった時点で、多くの場合流産するそうです。
だから都心部は若いのは男が多い。
そして、地方では、一人目が女性の場合二人目を持てるということで、若い女性はある程度いる。
だから地方では女性の誘拐が多いそうです。
誘拐した女性を都心部で人身売買するということです。
こんなカスみたいな国に生まれなくてよかったです
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