2012年5月6日日曜日

Pussy Riot


以前、ロシアの女性パンクバンド“プシーライアット”のネタを取り上げました。
彼女らはモスクワの教会で聖母マリアやプーチンを揶揄するパンクソングを歌い、
逮捕されました。

彼女たちの続報がカナダCBCのPod Castでリポートされていたので
取り上げたいと思います。


‘A controversial all-girl punk band’

ロシアから、音楽、政治、表現の自由に関するリポート。
ロシアの女性パンクバンド、プシーライアット。
政治の権威も教会の威厳もupset(ひっくり返した)した。
ロシアのある教会の前で、教会保護の活動家たちが抗議集会を行っている。
Holy water(聖水)で身を清め、警察のガードもある彼らは、
Free speech activists(言論の自由を主張する活動家たち)を非難する。
政治に関しても自由発言を推進しようとする者は、教会には近づけない。
なぜこのような抗議集会が行われているのか。
それは、今年初め、あるnotorious(悪名高い)な女性パンクグループ、プシーライアットが
モスクワの教会で行ったゲリラライブが原因だ。
彼女らはその際、教会の祭壇のをtake over(乗っ取り)し、
聖母マリアとプーチン政権へのpunk prayer(パンク風の祈りの言葉)をライブで歌った。
彼女らによると、それはただの、ロシアの教会のプーチン贔屓を風刺した歌であるという。

ロシア教会のトップは、この事件を、教会に対するblasphemy(冒涜)であると批判した。
彼女らは後に逮捕され、hooliganism(風紀攪乱)罪で起訴された。
最高で7年の服役となる可能性がある。
そのうちの一人、まだ22歳で、4歳の女児の母親であるナジェスタ。
彼女は間違ったことはしていないと話す。
ナジェスタ「我々の活動は、アートなんです。政治を絡めたアートなんです」
「教会で歌うのは、大したことではない、まして犯罪に分類されるようなものではない」と訴える支援者もいる。
しかし、モスクワ裁判所は、彼女の釈放を認めなかった。
彼女の夫、ピーターはカナダ国籍である。彼はなぜカナダ政府がこの事件に関して何も手を打とうとしないのか、疑念を抱いている。
Amnesty international (政治犯や思想犯の釈放を目指す団体)は、彼女たちをprisoners of conscience (良心の囚人)であると発表した
国連の人権特使エリーダ氏は、この事件の、彼女らへのロシア政府による非合理的な罰について遺憾の意を示した。
プシーライアットのメンバーは、最低でもあと2か月拘留される予定だ。
真の意味のFreedom of speech(表現の自由)がロシアに訪れる日はまだ遠そうである。

(加奈陀 CBC The world This Weekend 5月5日 配信分より)

前も書いたと思いますが、このプシーライアットのメンバー、やり過ぎっすよね。
パンクでどんな歌詞で歌ってもいいと思いますが、
教会の祭壇でパンクのライブをするとは・・・って感じっすね。

ちなみに、このプシーライアットのニュース、米国でも英国でも加奈陀でも結構取り上げられているみたいですが、
日本のメディアで取り上げられたのをまだ見たことがありません。
取り上げると何か都合の悪いことでもありそうな予感が。

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