2009年2月7日土曜日

軍人たち

PCWN 第37回。 


2月に入っての1発目は、 
アメリカからの 
暗い話題です。 

英BBC Global News から。 


'Military Suicide' 


アメリカ軍の発表によると、 
1月の軍内の軍人の自殺者数は、 
昨年の同時期に比べ、 
劇的に増えているという。 
1月、7人が自殺し、 
他に17人が自殺未遂をしたという。 
昨年の1月は、自殺者・自殺未遂者はともに2人ずつであった。 
軍内の自殺率は、一般社会のそれよりずっと高いという。 

いったいどういうことか。 
BBCの記者が取材した。 

軍の報告によると、 
1月の軍内の自殺者は、 
戦闘で出た死者の数を上回ったという。 
このように、 
軍が内部の自殺・自殺未遂者の数を公表するというのは 
実は非常にまれなことである。 
これは、自殺防止策を 
軍が外部に求めていることの表れであるとみられる。 

先週、軍は128人が2008年の1年間に自殺したと発表した。 
自殺とはまだ断定できない死亡事件もまだ他に15件あるという。 
これは、10万人のうち20人が自殺をするという確率となり、 
一般社会での自殺率を超える数値となっている。 

軍では、自殺防止のプログラムを取り入れ、 
その検証も行っている。 
今のところ、この高い軍人の自殺率は、 
ストレスが主要な原因であるとみられている。 
他に、金銭問題や、仕事上の悩みも原因としてあるという。 


(BBC Global News February 6 配信分より) 


日本でも、警察官や自衛隊は、 
非常に過酷な労働であると聞いたことがあります。 
軍人となると、さらに過酷なものとなるのでしょうか。 

日本の武士道では、 
「武士道とは死ぬことと見つけたり」 
と言われたりもしますが、 
犬死のようなことは、 
非常に辱めを受けることとされているそうです。 
アメリカの陸軍にも日本のこの武士道精神を・・・ 
と考えてしまいます。 
「アメリカが何においても世界で一番優れている」と考えているアメリカ人には 
他の文化のこのような考え方を受け入れるのは難しいかもしれませんが。。。 

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