2011年1月15日土曜日

'the Power of Love'

新年一発目のPod Cast からのニュースになります。

米ABC World News から。



'the Power of Love'

一部の専門家によると、周りに友人がいると、患者にとって病状の緩和が早くなるという結果が出ているという。
科学的にこの事実を証明できるのか。
ABCの記者が取材をした。

意識のない患者、いわゆる植物人間状態でベッドに横たわっているだけの患者が、
親族や友人が周りにいて、触ったり話しかけたりしてくれることで、
‘助けられる’ことがあるというのは、よく言われることである。

ABCの社員であるボブ・ウッズは、イラクで脳の手術をした。
今は回復して元気に歩き回っているが、
手術直後は昏睡状態でベッドに横たわっている状態であったが、
常に彼の妻と子供たちはベッドに横たわる彼のそばにいた。
そのことが彼を昏睡状態から回復させたと、彼は主張する。

ある大学教授の話によると、
ベッドの周りに家族などの親しい人がいて、話しかけたり触ったりしてくれることで、
植物人間状態の人が早く回復するということは、
科学的には証明できないという。
しかし、これまでそのようなことで、意識不明の患者が回復したという症例が
実際に何件もあるという。
科学的な裏付けがなくとも、家族や友人たちが患者のそばにいるほうがいいという
考え方は広まっているようだ。

デューク大学の研究者たちが、心臓病患者たちに対し、ある実験を行った。
まず患者たちを2つのグループに分ける。
1つのグループは、家庭を持ち、家族や友人がいつもそばにいてくれる患者たち。
もう一方のグループは、結婚もしておらず、友人もおらず、
病室のベッドで一人で過ごすことがほとんどの患者。
研究者たちによると、一人で過ごすことの多かった患者のうち50パーセントは、
5年以内に亡くなってしまった。
一方、家族や友人がいつもいてくれたほうの患者のグループでは、
5年でに亡くなったのは18パーセントの患者にすぎなかったという。

研究者の一人によると、親しい人が周りにいてくれることで、
アドレナリンなどの、患者にストレスを与えかねないホルモンの分泌量が
減少したせいではないかという。

患者がストレスを減らすことで、体が治療や自然治癒に専念できるということだ。

心臓病患者が孤独にずっと過ごし続けることは、
毎日喫煙し続けるのと同じくらい悪影響があると言う専門家もいる。

ABC World News January 13 配信分より。

こういう話はよく聞きますよね。
家族や友人、知り合いが入院したら、
できるだけお見舞い行ってあげましょうね。
ちなみにthe Power of Love というのは、
バックトゥザフュチャという古い映画のテーマ曲です。

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