48回目今回は、アイルランドのお馬さんの話題です。
経済危機で、アイルランドのお馬さんたちも苦労されているようです。
加CBC The World This Weekend から。
'Horses in Ireland'
アイルランドは、世界トップレベルのサラブレットと騎手を生み出してきた、
伝統的な競馬産出国であった。
しかし、昨年からの経済危機により、
サラブレット養成の需要は減少してきている。
そのような馬を持ちたいという富裕層の縮小によるものだという。
強いサラブレットは多くいるが、
お金がない、という、需給の逆転状態にある。
あるサラブレット養成師は話す。
「ただでさえ、レジャーへの支出を抑える傾向が強い。
なのに、サラブレット馬を飼い、育て、さらに強くしてやろうという
金銭的余裕のある人が減らないわけがない」
アイルランドのサラブレットの売り上げは、
昨年比で44%も下がった。
これは、アイルランド国内のことだけではない。
アイルランドで養成されたサラブレットは、
世界中の富裕層に買われている。
世界規模で、大幅に売り上げが減少しているということだ。
最近では、アイルランド国内で、
サラブレットを‘abandon(見捨てる)’することまで起きている。
ダブリンのある馬屋で、今、2匹の雌の馬が倒れている。
休んでいるのではない。
栄養失調と直射日光の強い刺激で倒れたのだ。
数時間前、この2匹は道端に倒れいた。
誰かに飼われていた馬が‘abandon(見捨てる)’され、
あてもなくさまよい、最終的にこうなってしまったのだ。
今は獣医の到着を待っている状態である。
馬屋の管理者は、
このようなケースを2009年に入ってから何度も見てきたという。
管理者「栄養失調になった馬が道端で倒れているのを見かけるのは、
毎週のようにある。
通常、このようなケースは、年に45件ほどであるが、
今年はまだ5月なのに、すでに59件も発生しています。
恐ろしい数です」
馬にとって、このような状態で倒れてしまうというのは、
「死」を意味する。
このような馬は、
‘shoot(射殺する)’するというのが最も慈悲的な対処方法とする馬屋の管理者もいる。
ある馬屋での取材の最中にも、
その場面に出くわしてしまった。
銃声が鳴り響き、倒れていた一匹の馬が息を引き取った。
「見捨てられる」馬の数が増えているのは、
アイルランドの経済危機が直接の原因であると指摘する関係者は多い。
実はサラブレットが売れないという問題は、氷山の一角にすぎないという。
ここ10年、アイルランドは、
馬と共に経済成長を遂げてきたようなものであった。
首都ダブリン郊外の多くの若い男性や男の子が、
騎手や馬の調教師になることにあこがれ、
あらゆる種の馬を飼っていたのだ。
しかし、馬を育てるのは、途方もない時間とお金がかかる。
そのような困難を知らずに馬を飼う家庭が多かった。
そこに、経済危機が直撃した。
馬を育てる余裕がなく、見捨てるほかないという人が増えているのだ。
ジョッキーや調教師になり、
自分の馬が優勝するのを祝福する。
そんな理想は、ここアイルランドでは過去のものなってしまった。
今やここに勝ち馬はいない。
全ての馬がlooser(負け)となってしまっう可能性がある。
(CBCのThe World This Weekend 5月17日頃配信分のだと思います)
日本でも、レース用の鳩が殺されて水路に捨てられるという
事件が最近ありました。
人間の経済の都合で、
動物たちもいい迷惑を被っているものです。
私たち人間も、動物たちに多いに依存して生きているという事実を知り、
敬意を払うという姿勢をもたなあきませんよね。
経済危機で、アイルランドのお馬さんたちも苦労されているようです。
加CBC The World This Weekend から。
'Horses in Ireland'
アイルランドは、世界トップレベルのサラブレットと騎手を生み出してきた、
伝統的な競馬産出国であった。
しかし、昨年からの経済危機により、
サラブレット養成の需要は減少してきている。
そのような馬を持ちたいという富裕層の縮小によるものだという。
強いサラブレットは多くいるが、
お金がない、という、需給の逆転状態にある。
あるサラブレット養成師は話す。
「ただでさえ、レジャーへの支出を抑える傾向が強い。
なのに、サラブレット馬を飼い、育て、さらに強くしてやろうという
金銭的余裕のある人が減らないわけがない」
アイルランドのサラブレットの売り上げは、
昨年比で44%も下がった。
これは、アイルランド国内のことだけではない。
アイルランドで養成されたサラブレットは、
世界中の富裕層に買われている。
世界規模で、大幅に売り上げが減少しているということだ。
最近では、アイルランド国内で、
サラブレットを‘abandon(見捨てる)’することまで起きている。
ダブリンのある馬屋で、今、2匹の雌の馬が倒れている。
休んでいるのではない。
栄養失調と直射日光の強い刺激で倒れたのだ。
数時間前、この2匹は道端に倒れいた。
誰かに飼われていた馬が‘abandon(見捨てる)’され、
あてもなくさまよい、最終的にこうなってしまったのだ。
今は獣医の到着を待っている状態である。
馬屋の管理者は、
このようなケースを2009年に入ってから何度も見てきたという。
管理者「栄養失調になった馬が道端で倒れているのを見かけるのは、
毎週のようにある。
通常、このようなケースは、年に45件ほどであるが、
今年はまだ5月なのに、すでに59件も発生しています。
恐ろしい数です」
馬にとって、このような状態で倒れてしまうというのは、
「死」を意味する。
このような馬は、
‘shoot(射殺する)’するというのが最も慈悲的な対処方法とする馬屋の管理者もいる。
ある馬屋での取材の最中にも、
その場面に出くわしてしまった。
銃声が鳴り響き、倒れていた一匹の馬が息を引き取った。
「見捨てられる」馬の数が増えているのは、
アイルランドの経済危機が直接の原因であると指摘する関係者は多い。
実はサラブレットが売れないという問題は、氷山の一角にすぎないという。
ここ10年、アイルランドは、
馬と共に経済成長を遂げてきたようなものであった。
首都ダブリン郊外の多くの若い男性や男の子が、
騎手や馬の調教師になることにあこがれ、
あらゆる種の馬を飼っていたのだ。
しかし、馬を育てるのは、途方もない時間とお金がかかる。
そのような困難を知らずに馬を飼う家庭が多かった。
そこに、経済危機が直撃した。
馬を育てる余裕がなく、見捨てるほかないという人が増えているのだ。
ジョッキーや調教師になり、
自分の馬が優勝するのを祝福する。
そんな理想は、ここアイルランドでは過去のものなってしまった。
今やここに勝ち馬はいない。
全ての馬がlooser(負け)となってしまっう可能性がある。
(CBCのThe World This Weekend 5月17日頃配信分のだと思います)
日本でも、レース用の鳩が殺されて水路に捨てられるという
事件が最近ありました。
人間の経済の都合で、
動物たちもいい迷惑を被っているものです。
私たち人間も、動物たちに多いに依存して生きているという事実を知り、
敬意を払うという姿勢をもたなあきませんよね。
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