今回はエキスポを控える中国から、言葉の話題を。
英国BBC Global News から。
海外に旅行に行ったとき、
自分の国の言葉が間違ったように使わている案内標識などを見ると、
なんとなく微笑んでしまうもの。
しかし、中国でのこの事態は深刻で、
微笑むこともできないようです。
中国当局は、この事態の改善のため、動き出しました。
公共の場にある、‘poorly phrased English’(むちゃくちゃに訳された英語)の案内標識を、
修正するという作戦を開始しました。
来年開かれる世界博覧会に向け、
このようなChinglish(Chinese+English)をすべて修正できるのか。
上海でBBCのリポーターが取材した。
上海当局は、この地のイメージ向上に躍起である。
来年の世界博覧会に数百万人の来場者を予測しているからである。
上海の学生たちは、ボランティアで、上海の英語の案内標識をチェックしている。
その英語が正しくないと判断した際、
学生は上海当局に報告する。
そして当局の職員は、その標識を管轄する部に修正を要請するのである。
ここ上海では、いわゆるChinglishを至る所で発見できる。
こうなった原因は、英語を中国語に翻訳するソフトに不備があったせいであるといわれる。
しかしときに、このようなChinglishの中にも、
何とか苦しくも理解できるようなものもある。
一部を紹介しよう。
①あるデパートのエスカレーター付近で見つけた案内標識。
“Please bump your head carefully.”
(「どうぞご注意して頭をぶつけてください」。頭をぶつけないようご注意くださいと言いたかったのでしょうが・・・)
②わたくし(記者)のお気に入りのフレイズは、地下鉄の案内標識にありました。
“If you are atolen, call the police.”
(「誘拐されたら、警察を呼んで!」。物を盗まれたら警察を呼ぶようにと言いたかったのでしょうが・・・)
これは、上海の公安当局が掲示したものだとのこと。
(BBC Global News August 25 配信分より)
粗悪でお粗末な国、中国ならではの事象と言って良いのでしょうか。
このようなものを直そうと心がけているだけでもまぁましと言うべきところなのでしょう。
昔、日本人より中国人のほうが英語学習に向いていると言う話を聞いたこともありますが、
それもなんだか怪しいですね。
終わりです。
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