POD CASTで英国・米国・カナダのニュースを毎日英語で聴いています。 その中から、日本のメディアが取り上げないと予想される、 かつ、聴いていて興味深い話題をピックアップし、 日本語に訳して掲載しています。 文章力等至らない面も多くありますが、 是非「へぇ他の国ではこんなことがあるんだぁ」 と楽しんで読んでいただければ、幸いです!!
2012年5月6日日曜日
Pussy Riot
以前、ロシアの女性パンクバンド“プシーライアット”のネタを取り上げました。
彼女らはモスクワの教会で聖母マリアやプーチンを揶揄するパンクソングを歌い、
逮捕されました。
彼女たちの続報がカナダCBCのPod Castでリポートされていたので
取り上げたいと思います。
‘A controversial all-girl punk band’
ロシアから、音楽、政治、表現の自由に関するリポート。
ロシアの女性パンクバンド、プシーライアット。
政治の権威も教会の威厳もupset(ひっくり返した)した。
ロシアのある教会の前で、教会保護の活動家たちが抗議集会を行っている。
Holy water(聖水)で身を清め、警察のガードもある彼らは、
Free speech activists(言論の自由を主張する活動家たち)を非難する。
政治に関しても自由発言を推進しようとする者は、教会には近づけない。
なぜこのような抗議集会が行われているのか。
それは、今年初め、あるnotorious(悪名高い)な女性パンクグループ、プシーライアットが
モスクワの教会で行ったゲリラライブが原因だ。
彼女らはその際、教会の祭壇のをtake over(乗っ取り)し、
聖母マリアとプーチン政権へのpunk prayer(パンク風の祈りの言葉)をライブで歌った。
彼女らによると、それはただの、ロシアの教会のプーチン贔屓を風刺した歌であるという。
ロシア教会のトップは、この事件を、教会に対するblasphemy(冒涜)であると批判した。
彼女らは後に逮捕され、hooliganism(風紀攪乱)罪で起訴された。
最高で7年の服役となる可能性がある。
そのうちの一人、まだ22歳で、4歳の女児の母親であるナジェスタ。
彼女は間違ったことはしていないと話す。
ナジェスタ「我々の活動は、アートなんです。政治を絡めたアートなんです」
「教会で歌うのは、大したことではない、まして犯罪に分類されるようなものではない」と訴える支援者もいる。
しかし、モスクワ裁判所は、彼女の釈放を認めなかった。
彼女の夫、ピーターはカナダ国籍である。彼はなぜカナダ政府がこの事件に関して何も手を打とうとしないのか、疑念を抱いている。
Amnesty international (政治犯や思想犯の釈放を目指す団体)は、彼女たちをprisoners of conscience (良心の囚人)であると発表した
国連の人権特使エリーダ氏は、この事件の、彼女らへのロシア政府による非合理的な罰について遺憾の意を示した。
プシーライアットのメンバーは、最低でもあと2か月拘留される予定だ。
真の意味のFreedom of speech(表現の自由)がロシアに訪れる日はまだ遠そうである。
(加奈陀 CBC The world This Weekend 5月5日 配信分より)
前も書いたと思いますが、このプシーライアットのメンバー、やり過ぎっすよね。
パンクでどんな歌詞で歌ってもいいと思いますが、
教会の祭壇でパンクのライブをするとは・・・って感じっすね。
ちなみに、このプシーライアットのニュース、米国でも英国でも加奈陀でも結構取り上げられているみたいですが、
日本のメディアで取り上げられたのをまだ見たことがありません。
取り上げると何か都合の悪いことでもありそうな予感が。
2011年10月3日月曜日
wind turbin
Pod Castで聴こう世界のニュース
これも始めて4年目になってしまいました。
4年間の間にいろいろとありました。
ごっつえぇ感じが終わったり、投稿特報王国が始まったり、
紳にぃが捕まったり。
でもなんとかこれまで続けてこられたのは、
キャシー塚本とサニーさんのおかげです。
で、今回はカナダCBCから、自国カナダのレポート。
“Declining property values around wind firms”
ここカナダでは900基もの商業用風力発電機を設置しようという動きがある。
しかし、設置予定の地方では、大規模な反対運動がおこっている。
それは、風力発電機が発するノイズ音が原因。
このノイズ音が人体に健康被害を与えるということが懸念されている。
さらに、ここには隠されたもう一つの問題点がある。
風力発電機が多く立っている地区の土地価格の下落である。
CBCの記者が取材した。
81歳のステファナ・ジョンストンさん。
理想に描いたような自然に囲まれた田舎に住み、
ここを終の棲家としようと考えていた。
しかし、3年前、18基の風力発電機が家の近くに設置された。
近いものは、家から数百メートルしか離れていない。
風力発電機が設置された直後から、ジョンストンさんは
気持ちの悪いノイズ音のため、眠れない日が続いている。
ジョンストンさん「私はこの家を手放そうとまで考え、
実は2009年12月に売りに出したのです。
しかし、誰一人この家を見に来た人さえいません」
CBCの調査によると、ジョンストン氏と同じ問題を抱える人が多くいることがわかった。
風力発電機密集地帯の近くに住む住人が健康被害を訴えている、
しかし、家が売れないという問題である。
「風力発電をやめろ!!風力発電機はいらない!!」
こう叫ぶデモに出くわした。
彼らは風力発電機の増設を直ちに止めるよう訴えていた。
主な理由はもちろん、ノイズ音の健康被害。
風力発電のノイズ音が人体にどのような影響を与えるのかは、
今のところ詳しい研究はなされていない。
そして、発電機付近の土地価格の下落についても、
綿密な調査は行われていない。
政府はこの質問に対して、我々のインタビューを拒否した。
一方、カナダの風力発電協会のロバート・ホーン氏は我々にこう話した。
ホーン氏「米国のデータ、又私自身の調査の結果から、
土地価格の下落と風力発電は関係ありません。
むしろ、風力発電機を設置した地域の土地価格が上昇したという例もあります」
一方、今度は不動産業のブローエン・ブッシュさん。
彼によると、風力発電機の設置の影響で、
誰もそこに住みたいという人がいなくなり、
土地価格が下がっているという。
同じく不動産業のクリス・ルクセンブルクさん。
彼はここで、133機という最も多くの風力発電機があるマレンクトン地区のここ4年間の土地価格の上がり下がりを調査した。
クリス「マレンクトン地区内部では、4年間で全体的に土地価格が下がっている。
ひどい所では、4年間で40%も価格の下がった場所もある。
その上、マーケット上ではさらに価格が下がっている」
さらに悪いことには、この地区での土地購入者には、
風力発電機が設置されているということを事前に伝えなければならないということだ。
これでは余計土地が売れにくくなり、価格も一層下がるという。
CBCの調査によると、カナダの電力会社である、
カナダ・ハイドロ・ディヴェロッパーは、
風力発電のノイズ音に耐えられないという訴えを起こされた地域住民のうち、
少なくとも4人の土地を買い取った。
そしてその土地を数年後にまた売っている。
その際に赤字が出ており、少なくとも5000万円の損失が出ているという。
また今後、発電機のノイズ音に関する地域住民からの更なる訴訟も予想される。
電力会社のスポークスマンは、不動産の値下がりは景気後退によるものと主張する。
しかし、風力発電の問題に詳しいオン・ラフレッド氏は、
風力発電地帯付近に住むのは、やはり危険であると警告する。
オン氏「電力会社が証拠を示してしまっている。
風力発電付近の土地を買い、数年後に大きなマイナスの価格で売っている。
これじゃあ風力発電による健康被害や不動産の値下がりはあるのですよと、
彼らが私たちに伝えていることになる」
81歳のステファナさんの話に戻そう。
彼女は、快眠も、土地を売ることもあきらめてしまっている。
「家の前にはきれいな湖があり、周りは穏やかな木々に囲まれている。
でも、18基もの風力発電に囲まれ、ノイズ音にさらされながら生きるのは、
耐えられないわ」
彼女が老後のためにとコツコツ蓄えてきたお金も、18基の風力発電のせいで、
虚しく存在理由を失うだけだ。
CBC THE WORLD THIS WEEKEND 10月1日配信分より。
東日本大震災以降、世界的に原発に不安を感じる風潮が強まっています。
スイスやドイツでは、原発をなくすことが政府として決定されました。
もちろん日本でもその風潮は強く、この間日比谷で行われた「脱原発集会」なるものに、
うちの会社の馬鹿どもも参加していました。
しかし、脱原発を唱える前に、代替エネルギーの模索をきちんとしなければならない。
それがきちんとできてから初めて脱原発とかを主張してもいいと思うのですが、
ただ理想だけを口にするだけで、現実的な試算をできているという人が、
スイスやドイツ、また脱原発集会に参加した人の中にどれだけいるかというのが問題です。
一人もいないのでしょう。
今のところ、代替エネルギーとして、特にクリーンであるとして、
ソーラーパワーや地熱発電、風力発電等があげられると思いますが、
風力発電については、すでにご紹介したとおり、健康被害の恐れがある。
ソーラー発電も、現段階では発電効率も小さく、価格も非常に高いため、
まだ原発に代わるエネルギー源とはなり得ない。
地熱発電についても、日本では国立公園等が地熱地帯の大部分を占め、
発電設備を設置できない。
また、宇宙太陽光発電というのもありますが、最近やっと京都大学が本格的な実験装置を開発したところで、
実用化はまだまだ先。
このような現実を見て物を言う、物事を決める必要があると思います。
民主党の鳩管政権のように、現実を見ずに口当たりのいいことばかり言ってるのではだめなんです。
米軍基地の沖縄からの移転、中3まで毎月26000円の子供手当、高速道路無料、
現実味のないこれらの政策はどれ一つ実現しませんでした。
原発についても、落ち着いて冷静に現実を見て考え、
じっくりと多くの有識者間での話し合いのうえ、どうするか決めていくべきでしょう。
現実を見れない国に未来はありません。
このことを全国民が肝に銘じておく必要があるでしょう。
ちなみに風力発電が世界で一番盛んにおこなわれている国はシナだそうです。
あっこの国民はみんな頭おかしくなってるんでしょうね。
これも始めて4年目になってしまいました。
4年間の間にいろいろとありました。
ごっつえぇ感じが終わったり、投稿特報王国が始まったり、
紳にぃが捕まったり。
でもなんとかこれまで続けてこられたのは、
キャシー塚本とサニーさんのおかげです。
で、今回はカナダCBCから、自国カナダのレポート。
“Declining property values around wind firms”
ここカナダでは900基もの商業用風力発電機を設置しようという動きがある。
しかし、設置予定の地方では、大規模な反対運動がおこっている。
それは、風力発電機が発するノイズ音が原因。
このノイズ音が人体に健康被害を与えるということが懸念されている。
さらに、ここには隠されたもう一つの問題点がある。
風力発電機が多く立っている地区の土地価格の下落である。
CBCの記者が取材した。
81歳のステファナ・ジョンストンさん。
理想に描いたような自然に囲まれた田舎に住み、
ここを終の棲家としようと考えていた。
しかし、3年前、18基の風力発電機が家の近くに設置された。
近いものは、家から数百メートルしか離れていない。
風力発電機が設置された直後から、ジョンストンさんは
気持ちの悪いノイズ音のため、眠れない日が続いている。
ジョンストンさん「私はこの家を手放そうとまで考え、
実は2009年12月に売りに出したのです。
しかし、誰一人この家を見に来た人さえいません」
CBCの調査によると、ジョンストン氏と同じ問題を抱える人が多くいることがわかった。
風力発電機密集地帯の近くに住む住人が健康被害を訴えている、
しかし、家が売れないという問題である。
「風力発電をやめろ!!風力発電機はいらない!!」
こう叫ぶデモに出くわした。
彼らは風力発電機の増設を直ちに止めるよう訴えていた。
主な理由はもちろん、ノイズ音の健康被害。
風力発電のノイズ音が人体にどのような影響を与えるのかは、
今のところ詳しい研究はなされていない。
そして、発電機付近の土地価格の下落についても、
綿密な調査は行われていない。
政府はこの質問に対して、我々のインタビューを拒否した。
一方、カナダの風力発電協会のロバート・ホーン氏は我々にこう話した。
ホーン氏「米国のデータ、又私自身の調査の結果から、
土地価格の下落と風力発電は関係ありません。
むしろ、風力発電機を設置した地域の土地価格が上昇したという例もあります」
一方、今度は不動産業のブローエン・ブッシュさん。
彼によると、風力発電機の設置の影響で、
誰もそこに住みたいという人がいなくなり、
土地価格が下がっているという。
同じく不動産業のクリス・ルクセンブルクさん。
彼はここで、133機という最も多くの風力発電機があるマレンクトン地区のここ4年間の土地価格の上がり下がりを調査した。
クリス「マレンクトン地区内部では、4年間で全体的に土地価格が下がっている。
ひどい所では、4年間で40%も価格の下がった場所もある。
その上、マーケット上ではさらに価格が下がっている」
さらに悪いことには、この地区での土地購入者には、
風力発電機が設置されているということを事前に伝えなければならないということだ。
これでは余計土地が売れにくくなり、価格も一層下がるという。
CBCの調査によると、カナダの電力会社である、
カナダ・ハイドロ・ディヴェロッパーは、
風力発電のノイズ音に耐えられないという訴えを起こされた地域住民のうち、
少なくとも4人の土地を買い取った。
そしてその土地を数年後にまた売っている。
その際に赤字が出ており、少なくとも5000万円の損失が出ているという。
また今後、発電機のノイズ音に関する地域住民からの更なる訴訟も予想される。
電力会社のスポークスマンは、不動産の値下がりは景気後退によるものと主張する。
しかし、風力発電の問題に詳しいオン・ラフレッド氏は、
風力発電地帯付近に住むのは、やはり危険であると警告する。
オン氏「電力会社が証拠を示してしまっている。
風力発電付近の土地を買い、数年後に大きなマイナスの価格で売っている。
これじゃあ風力発電による健康被害や不動産の値下がりはあるのですよと、
彼らが私たちに伝えていることになる」
81歳のステファナさんの話に戻そう。
彼女は、快眠も、土地を売ることもあきらめてしまっている。
「家の前にはきれいな湖があり、周りは穏やかな木々に囲まれている。
でも、18基もの風力発電に囲まれ、ノイズ音にさらされながら生きるのは、
耐えられないわ」
彼女が老後のためにとコツコツ蓄えてきたお金も、18基の風力発電のせいで、
虚しく存在理由を失うだけだ。
CBC THE WORLD THIS WEEKEND 10月1日配信分より。
東日本大震災以降、世界的に原発に不安を感じる風潮が強まっています。
スイスやドイツでは、原発をなくすことが政府として決定されました。
もちろん日本でもその風潮は強く、この間日比谷で行われた「脱原発集会」なるものに、
うちの会社の馬鹿どもも参加していました。
しかし、脱原発を唱える前に、代替エネルギーの模索をきちんとしなければならない。
それがきちんとできてから初めて脱原発とかを主張してもいいと思うのですが、
ただ理想だけを口にするだけで、現実的な試算をできているという人が、
スイスやドイツ、また脱原発集会に参加した人の中にどれだけいるかというのが問題です。
一人もいないのでしょう。
今のところ、代替エネルギーとして、特にクリーンであるとして、
ソーラーパワーや地熱発電、風力発電等があげられると思いますが、
風力発電については、すでにご紹介したとおり、健康被害の恐れがある。
ソーラー発電も、現段階では発電効率も小さく、価格も非常に高いため、
まだ原発に代わるエネルギー源とはなり得ない。
地熱発電についても、日本では国立公園等が地熱地帯の大部分を占め、
発電設備を設置できない。
また、宇宙太陽光発電というのもありますが、最近やっと京都大学が本格的な実験装置を開発したところで、
実用化はまだまだ先。
このような現実を見て物を言う、物事を決める必要があると思います。
民主党の鳩管政権のように、現実を見ずに口当たりのいいことばかり言ってるのではだめなんです。
米軍基地の沖縄からの移転、中3まで毎月26000円の子供手当、高速道路無料、
現実味のないこれらの政策はどれ一つ実現しませんでした。
原発についても、落ち着いて冷静に現実を見て考え、
じっくりと多くの有識者間での話し合いのうえ、どうするか決めていくべきでしょう。
現実を見れない国に未来はありません。
このことを全国民が肝に銘じておく必要があるでしょう。
ちなみに風力発電が世界で一番盛んにおこなわれている国はシナだそうです。
あっこの国民はみんな頭おかしくなってるんでしょうね。
Russia - a country of racism and discrimination
Pod Castで聴こう世界のニュース
これも始めて4年目になってしまいました。
4年間の間にいろいろとありました。
で、今回はロシアの記事。
来年で任期が切れるロシアの現大統領、ドミトリー・メドベージェフ。
まだ一期目の彼は、現行のロシアの憲法では、来年の大統領選に立候補できるが、
彼は立候補しない意思を示した。
代わりに次期大統領最有力候補となっているのが、現ロシア首相であるウラジミール・プーチン氏。
メドベージェフ氏が3年前に大統領になる前、彼は8年間ロシアの大統領でした。
私がまだ大学生の時、彼はロシアの大統領として高い支持率のもと、ロシアを指揮していました。
対外強硬路線を維持してきたプーチン氏に対し、外交では融和的な政策をとってきたとされるメドベージェフ。
しかし、メドベージェフが本当に融和的だったのか?と思わされる風潮がロシア国内にあるようです。
カナダCBCからのリポート。
“Make Russia Less Open and more intolerant”
先週、ロシアではプーチン首相が次期大統領選への立候補を表明した。
彼がふたたび大統領になることにより、ロシアがふたたび閉鎖的な、対外強硬路線的な国に戻ってしまうとの懸念がささやかれる。
そんなロシアではこのほど、差別をうけ、しばしば社会で孤立する人々を支援しようという政策が注目を集めている。
そのような人々とは、いわゆる「混血2世」のことである。
CBCの記者がロシアの首都モスクワで取材をした。
ここのチャリティ施設には20人ほどの子供たちが遊んでいる。
鼻水たらした子がかけっこしたり、歌ったり。
どこでも見られるよくある子供たちの姿だ。
しかし、注意深く観察すると、おやっと思う。
ほとんど白人しか見ることのないロシアで、ここの子どもたちはみな肌の色が黒い。
そして、その親は、ほとんど母親であるが、白い肌の白人なのである。
あるロシア人の母親「5年前からこのチャリティに参加するようになりました。
ここではどの子どもも肌の色が黒い。
私の子と同じなのです。
そしてここの子供たちの両親たちはみな私と同じ問題を抱えていらっしゃる」
その問題とは、racism and discrimination(人種偏見と差別)である。
インタビューに答えてくれた先ほどの白人の母親の夫は、アフリカ出身の黒人なのである。
さっきのロシア人の母親「息子が6年生になる時、学校を追い出されたんです。
理由は、黒人ということで先生に気に入られなかったから。
ダンスがとっても上手な息子なんです。成績も問題ありませんでした。
しかし、学校に行けなくなった。
そして、他の学校も私の息子を受け入れてくれなかった。
ここのチャリティ施設に頼るしかなかったんです」
それでは、なぜ他の学校が彼を受け入れてくれなかったのか。
ロシアの首都モスクワには1700万人の人がおり、数千もの私立学校もある。
先ほどの母親によると、理由はこういうことだという。
さっきのロシア人母親「ある学校の校長が、ここのチャリティ施設に行くように言ったんです。
彼は私の息子を見て言いました。
この子はブラックですかと。
この子の父親はアフリカ人ですかと。
そして私にあなたはこの子の母親ですかと尋ねてきました。
私はそうですと言いました。
すると校長は、思った通りだ、と。
あなたの息子はチョコレートだと言いました。
黒人は学校が受け入れないということなのです。
悲しいながら、racism(人種偏見)が強いということが今のロシアの現状なのです。
ロシア人はロシア人のことしか受け入れてくれない。
歴史的に見て、ロシアは閉鎖された国なのです。
ロシアはロシア人の手によって歴史を作ってきたからでしょう」
自身もロシア人である彼女は、小さい頃からロシア人は外国人嫌いの閉鎖的な人間であると知っていた。
そして、彼女の息子は肌が黒い。
十代半ばにさしかかった息子の将来を彼女は不安に感じている。
「ロシアではスキンヘッドの男が多い。
そのような男たちは、ロシア人の子供たちには何もしない。
しかし、年長の肌の黒い子供を見つけると、殴ったり蹴ったりする。
うちの息子もそんな目に遭ってしまうのではないかと不安なんです」
彼女はロシアの教会の人間にも訴えた。
racism(人種偏見・差別)は誤っているというメッセージをロシア国民に伝えてほしいと頼んだ。
しかし彼女は協会にさえ断られた。
「黒人は我々の子供ではない」と言われて…
しかし彼女はこのチャリティを見つけた。
ここで肌の黒い自分の息子が楽しく他の子供たちと遊んでいる。
この施設はさらに、有色人種の子やその親たちに、
安全な遊び場やイベントの開催を提供している。
アリシア・アランさんは、ここで働くスタッフ。
ロシア以外の国の教会からの支援で働いている。
アリシア・アラン「ここでは事情のある子供たちが楽しく遊び、
触れ合い、情報交換をすることができる」
しかし、この施設ではまだ仲間の輪になかなか入れない子もいる。
17歳のハダマ・ウダイェイェブナさんはその一人である。
彼女は肌の色でいじめや虐待を受けた。
ハダマ・ウダイェイェブナさん「ある時電車に乗ったら、
みろ、黒人がいるぞ、と大勢の人に指を差された。
みんなロシア人だった」
しかし、そんなハダマ・ウダイェイェブナさんもここの施設に来てから、
心の落ち着きを取り戻しつつある。
彼女はスマイルを浮かべこう言った。
「将来歌手になりたいんです」
そしてきれいな歌声を披露してくれた。
彼女は他にもバイオリンやピアノを習い、
ダンスのトレーニングもしている。
彼女は将来的にヨーロッパへ行きそこで活躍していという夢を持っている。
他にも多くのracism(人種偏見)による差別を受ける子供がロシア中に大勢いる。
そんな子供たちがみな未来に希望を持てる国になってほしいと、
このチャリティ施設のスタッフたちは願っている。
CBC the World This Weekend 10月1日配信分より。
外交だけでなく、国内でも白人以外には厳しい態度を取ろうという風潮がロシアにはあるようですね。
閉鎖的と言われる日本でも、ウィッキーがズームン朝に出たりボビーオロゴンやその子供たちがメディアで活躍したり、
ムルアカが注目を集めるなど、
日本人は黒人には比較的やさしい国民であると思います。
来年のロシア大統領選でプーチン氏が当選することは確実とみられていますが、
そうなれば、彼は最長12年間ロシアの大統領として君臨する可能性があります。
メドベージェフ現大統領より強硬的な彼が12年もロシアのトップの座に居座るとなると、
またややこしいことになりそうですね。
ロシア国内での人種差別はより厳しいものになるでしょう。
また、日本にとって、今の時点で面倒くさいシナや南朝鮮以上にロシアは面倒くさい存在になるかもしれません。
北方領土問題では、より強硬的な態度をとってくるでしょう。
そうなる前に、日本の政治家が外交政策をしっかり持ち、
毅然とした対応で海外との交渉に当たるようになれることが必要でしょう。
これも始めて4年目になってしまいました。
4年間の間にいろいろとありました。
で、今回はロシアの記事。
来年で任期が切れるロシアの現大統領、ドミトリー・メドベージェフ。
まだ一期目の彼は、現行のロシアの憲法では、来年の大統領選に立候補できるが、
彼は立候補しない意思を示した。
代わりに次期大統領最有力候補となっているのが、現ロシア首相であるウラジミール・プーチン氏。
メドベージェフ氏が3年前に大統領になる前、彼は8年間ロシアの大統領でした。
私がまだ大学生の時、彼はロシアの大統領として高い支持率のもと、ロシアを指揮していました。
対外強硬路線を維持してきたプーチン氏に対し、外交では融和的な政策をとってきたとされるメドベージェフ。
しかし、メドベージェフが本当に融和的だったのか?と思わされる風潮がロシア国内にあるようです。
カナダCBCからのリポート。
“Make Russia Less Open and more intolerant”
先週、ロシアではプーチン首相が次期大統領選への立候補を表明した。
彼がふたたび大統領になることにより、ロシアがふたたび閉鎖的な、対外強硬路線的な国に戻ってしまうとの懸念がささやかれる。
そんなロシアではこのほど、差別をうけ、しばしば社会で孤立する人々を支援しようという政策が注目を集めている。
そのような人々とは、いわゆる「混血2世」のことである。
CBCの記者がロシアの首都モスクワで取材をした。
ここのチャリティ施設には20人ほどの子供たちが遊んでいる。
鼻水たらした子がかけっこしたり、歌ったり。
どこでも見られるよくある子供たちの姿だ。
しかし、注意深く観察すると、おやっと思う。
ほとんど白人しか見ることのないロシアで、ここの子どもたちはみな肌の色が黒い。
そして、その親は、ほとんど母親であるが、白い肌の白人なのである。
あるロシア人の母親「5年前からこのチャリティに参加するようになりました。
ここではどの子どもも肌の色が黒い。
私の子と同じなのです。
そしてここの子供たちの両親たちはみな私と同じ問題を抱えていらっしゃる」
その問題とは、racism and discrimination(人種偏見と差別)である。
インタビューに答えてくれた先ほどの白人の母親の夫は、アフリカ出身の黒人なのである。
さっきのロシア人の母親「息子が6年生になる時、学校を追い出されたんです。
理由は、黒人ということで先生に気に入られなかったから。
ダンスがとっても上手な息子なんです。成績も問題ありませんでした。
しかし、学校に行けなくなった。
そして、他の学校も私の息子を受け入れてくれなかった。
ここのチャリティ施設に頼るしかなかったんです」
それでは、なぜ他の学校が彼を受け入れてくれなかったのか。
ロシアの首都モスクワには1700万人の人がおり、数千もの私立学校もある。
先ほどの母親によると、理由はこういうことだという。
さっきのロシア人母親「ある学校の校長が、ここのチャリティ施設に行くように言ったんです。
彼は私の息子を見て言いました。
この子はブラックですかと。
この子の父親はアフリカ人ですかと。
そして私にあなたはこの子の母親ですかと尋ねてきました。
私はそうですと言いました。
すると校長は、思った通りだ、と。
あなたの息子はチョコレートだと言いました。
黒人は学校が受け入れないということなのです。
悲しいながら、racism(人種偏見)が強いということが今のロシアの現状なのです。
ロシア人はロシア人のことしか受け入れてくれない。
歴史的に見て、ロシアは閉鎖された国なのです。
ロシアはロシア人の手によって歴史を作ってきたからでしょう」
自身もロシア人である彼女は、小さい頃からロシア人は外国人嫌いの閉鎖的な人間であると知っていた。
そして、彼女の息子は肌が黒い。
十代半ばにさしかかった息子の将来を彼女は不安に感じている。
「ロシアではスキンヘッドの男が多い。
そのような男たちは、ロシア人の子供たちには何もしない。
しかし、年長の肌の黒い子供を見つけると、殴ったり蹴ったりする。
うちの息子もそんな目に遭ってしまうのではないかと不安なんです」
彼女はロシアの教会の人間にも訴えた。
racism(人種偏見・差別)は誤っているというメッセージをロシア国民に伝えてほしいと頼んだ。
しかし彼女は協会にさえ断られた。
「黒人は我々の子供ではない」と言われて…
しかし彼女はこのチャリティを見つけた。
ここで肌の黒い自分の息子が楽しく他の子供たちと遊んでいる。
この施設はさらに、有色人種の子やその親たちに、
安全な遊び場やイベントの開催を提供している。
アリシア・アランさんは、ここで働くスタッフ。
ロシア以外の国の教会からの支援で働いている。
アリシア・アラン「ここでは事情のある子供たちが楽しく遊び、
触れ合い、情報交換をすることができる」
しかし、この施設ではまだ仲間の輪になかなか入れない子もいる。
17歳のハダマ・ウダイェイェブナさんはその一人である。
彼女は肌の色でいじめや虐待を受けた。
ハダマ・ウダイェイェブナさん「ある時電車に乗ったら、
みろ、黒人がいるぞ、と大勢の人に指を差された。
みんなロシア人だった」
しかし、そんなハダマ・ウダイェイェブナさんもここの施設に来てから、
心の落ち着きを取り戻しつつある。
彼女はスマイルを浮かべこう言った。
「将来歌手になりたいんです」
そしてきれいな歌声を披露してくれた。
彼女は他にもバイオリンやピアノを習い、
ダンスのトレーニングもしている。
彼女は将来的にヨーロッパへ行きそこで活躍していという夢を持っている。
他にも多くのracism(人種偏見)による差別を受ける子供がロシア中に大勢いる。
そんな子供たちがみな未来に希望を持てる国になってほしいと、
このチャリティ施設のスタッフたちは願っている。
CBC the World This Weekend 10月1日配信分より。
外交だけでなく、国内でも白人以外には厳しい態度を取ろうという風潮がロシアにはあるようですね。
閉鎖的と言われる日本でも、ウィッキーがズームン朝に出たりボビーオロゴンやその子供たちがメディアで活躍したり、
ムルアカが注目を集めるなど、
日本人は黒人には比較的やさしい国民であると思います。
来年のロシア大統領選でプーチン氏が当選することは確実とみられていますが、
そうなれば、彼は最長12年間ロシアの大統領として君臨する可能性があります。
メドベージェフ現大統領より強硬的な彼が12年もロシアのトップの座に居座るとなると、
またややこしいことになりそうですね。
ロシア国内での人種差別はより厳しいものになるでしょう。
また、日本にとって、今の時点で面倒くさいシナや南朝鮮以上にロシアは面倒くさい存在になるかもしれません。
北方領土問題では、より強硬的な態度をとってくるでしょう。
そうなる前に、日本の政治家が外交政策をしっかり持ち、
毅然とした対応で海外との交渉に当たるようになれることが必要でしょう。
2011年7月18日月曜日
サッカー
女子サッカーワールドカップは日本の優勝で幕を閉じた。
決勝で、これまで2度のワールドカップ優勝を果たしていた米国に対する日本。
最後はペナルティキックにもつれ込み、延長戦を含め2時間もの激闘を日本が制した。
これまでの3週間のすべての試合同様、決勝も手に汗握る展開であった。
女子サッカーワールドカップも様々な利益をもたらすと期待されている。
CBCの記者がフランクフルトで取材をした。
実況アナウンサー「熊谷のシュートが決まった!!
優勝は日本です!!彼女たちは世界のサッカー界の記録を塗り替えた!!」
すでに世界のサッカー界の強豪であった、日本女子サッカー選手たち。
彼女たちは遂に世界で最高の名誉を手に入れた。
澤穂希選手が延長戦後半残り3分で同点ゴールをたたき出し、
PK戦にもつれ込んだ。
澤選手は、2時間にも及ぶ死闘を制し、この栄誉にチームメイトと酔いしれている。
他の試合以上に決勝は手に汗握るものであったし、
女子サッカーもここまでのレベルまで来たのかということを我々は感じさせられる。
これまでは大量の得点差で試合が終わるということはよくあった。
前回の女子ワールドカップでは、ドイツvsアルゼンチンの試合で11-0で終わるという波乱のような試合も見られたし、
前回ワールドカップ出場さえ果たせなかったフランスが、今回は準決勝まで進出した。
決勝を見るためにカナダからフランクフルトに足を運んだ、メアリー氏はこう話す。
「米国では、このワールドカップで、女子サッカーファンの層がとても厚くなったわ。
ほら、女子だけでなく男子も多く観衆にいるし、
学生サッカーチームメンバーもたくさんいるわ。
少し前なら考えられなかったことよ。
これからもっと気軽に女子サッカーを見に行こうという人が増えると思うわ」
ホストネイションであるドイツは日本に敗れ、決勝へ進むことはできなかった。
しあし、現地のドイツの人は、ちょっと悔しいけれど、
ワールドカップを最後までエンジョイしようという雰囲気が感じられる。
あるドイツ人おばはん「負けたのはしょうがない、そのことはもうオーケーだ。
今は他国のサッカーを見て、そこから我々が学ぼう」
2015年、次回の女子ワールドカップ開催国はカナダ。
今回より参加国が8つ増える。
それまでに女子サッカーの技術・魅力とも大いに上がっていることであろう。
(カナダ CBC The World This Weekendより)
決勝終了後、2時間後にはCBCのこのニュースがPod Castで配信されていました。
日本の優勝のことを大きくクローズアップしている内容ではありませんでしたが、
女子サッカーが注目を集め、これから伸びていくだろうというリポートに、
日本でなく世界的に女子サッカーへの期待が大きくなっているということをうかがい知ることのできるニュースであったと思います。
他にもTIMEやWall Street Journal、The New York Timesなど(いずれも電子版)が、
なでしこJapan優勝の記事をトップに大きく載せています。
サッカー界・スポーツ界にとどまらず、日本の経済、メディア、そして被災地に
大きな喜びをもたらす快挙であったと思います。
ちなみに、今朝は早朝に起きて家族3人でTVで優勝の瞬間を見ていました。
ほまれの同点ゴールや厚いぞ熊谷のPK成功の場面も印象深かったのですが、
やはり何よりも感動的だったのは、試合開始前おの国歌が流れている場面。
日の丸を背負い、すべての選手たちが君が代を聴きながら目を閉じ、胸に手を当てていました。
試合中のアグレッシヴさより、この時の選手たちのオーラに圧倒されてしまうような感じでした。
日の丸を胸に「1番」を獲得した選手たち、そして関係者の皆さんを、本当に祝福したいですね。
決勝で、これまで2度のワールドカップ優勝を果たしていた米国に対する日本。
最後はペナルティキックにもつれ込み、延長戦を含め2時間もの激闘を日本が制した。
これまでの3週間のすべての試合同様、決勝も手に汗握る展開であった。
女子サッカーワールドカップも様々な利益をもたらすと期待されている。
CBCの記者がフランクフルトで取材をした。
実況アナウンサー「熊谷のシュートが決まった!!
優勝は日本です!!彼女たちは世界のサッカー界の記録を塗り替えた!!」
すでに世界のサッカー界の強豪であった、日本女子サッカー選手たち。
彼女たちは遂に世界で最高の名誉を手に入れた。
澤穂希選手が延長戦後半残り3分で同点ゴールをたたき出し、
PK戦にもつれ込んだ。
澤選手は、2時間にも及ぶ死闘を制し、この栄誉にチームメイトと酔いしれている。
他の試合以上に決勝は手に汗握るものであったし、
女子サッカーもここまでのレベルまで来たのかということを我々は感じさせられる。
これまでは大量の得点差で試合が終わるということはよくあった。
前回の女子ワールドカップでは、ドイツvsアルゼンチンの試合で11-0で終わるという波乱のような試合も見られたし、
前回ワールドカップ出場さえ果たせなかったフランスが、今回は準決勝まで進出した。
決勝を見るためにカナダからフランクフルトに足を運んだ、メアリー氏はこう話す。
「米国では、このワールドカップで、女子サッカーファンの層がとても厚くなったわ。
ほら、女子だけでなく男子も多く観衆にいるし、
学生サッカーチームメンバーもたくさんいるわ。
少し前なら考えられなかったことよ。
これからもっと気軽に女子サッカーを見に行こうという人が増えると思うわ」
ホストネイションであるドイツは日本に敗れ、決勝へ進むことはできなかった。
しあし、現地のドイツの人は、ちょっと悔しいけれど、
ワールドカップを最後までエンジョイしようという雰囲気が感じられる。
あるドイツ人おばはん「負けたのはしょうがない、そのことはもうオーケーだ。
今は他国のサッカーを見て、そこから我々が学ぼう」
2015年、次回の女子ワールドカップ開催国はカナダ。
今回より参加国が8つ増える。
それまでに女子サッカーの技術・魅力とも大いに上がっていることであろう。
(カナダ CBC The World This Weekendより)
決勝終了後、2時間後にはCBCのこのニュースがPod Castで配信されていました。
日本の優勝のことを大きくクローズアップしている内容ではありませんでしたが、
女子サッカーが注目を集め、これから伸びていくだろうというリポートに、
日本でなく世界的に女子サッカーへの期待が大きくなっているということをうかがい知ることのできるニュースであったと思います。
他にもTIMEやWall Street Journal、The New York Timesなど(いずれも電子版)が、
なでしこJapan優勝の記事をトップに大きく載せています。
サッカー界・スポーツ界にとどまらず、日本の経済、メディア、そして被災地に
大きな喜びをもたらす快挙であったと思います。
ちなみに、今朝は早朝に起きて家族3人でTVで優勝の瞬間を見ていました。
ほまれの同点ゴールや厚いぞ熊谷のPK成功の場面も印象深かったのですが、
やはり何よりも感動的だったのは、試合開始前おの国歌が流れている場面。
日の丸を背負い、すべての選手たちが君が代を聴きながら目を閉じ、胸に手を当てていました。
試合中のアグレッシヴさより、この時の選手たちのオーラに圧倒されてしまうような感じでした。
日の丸を胸に「1番」を獲得した選手たち、そして関係者の皆さんを、本当に祝福したいですね。
2009年8月18日火曜日
Cafe in France
お久しぶりです!!!
今回はフランスのカフェに関する話題です。
加奈陀 CBC The World This Weekend から。
フランスストリートの象徴とも言えるカフェが減少しているという。
1960年には20万軒あったカフェが、50年後の今日、4万軒まで減ったという。
1日に2軒つぶれる計算だ。
フランスのカフェ文化が衰退してしまっているのか?
CBCの記者が取材した。
天気のいい昼下がりのシャンゼリゼ大通り。
このとおりのカフェはいつも人でいっぱい。
観光客がレモネードをすすったり、
ビジネスマンがランチを食べたいたり、
ただ座って静かに時間を過ごす人がいたり。
これはパリのカフェの情景。
パリから少し離れた、ルベレという町のあるカフェでは、
状況が異なる。
今このカフェにお客は2人しかいない。
ここは、フランス国内にの労働者層の多い地域に散発して見られる、
ワンルームカフェ。
このカフェのオーナーさんによると、
経営はこのところ非常に厳しいという。
オーナー「政府の禁煙対策や、
警察の飲酒運転取り締まり強化などで、
お客が減少している。
以前は、ランチの前にカクテルを頼むというお客が多かった。
しかし今はそんなお客はいない。
また、以前は1日にランチが40~50食ほど出ていたが、
今は10食出ればいいほうだ」
このような状況は、郊外のカフェでは珍しくないという。
昔からあるカフェは、店をたたまざるを得ない状況に追い込まれることも多い。
フランスカフェ連合のトップ、カジウェイさんは、
このような状況になっているのは、
必ずしも禁煙や飲酒運転取り締まり強化のせいだけではないと言う。
古いカフェのオーナーが、時代の変化に合わせた経営をしていないせいだと言う。
カジウェイさん「最近のカフェは、きれいでないといけない。
ドリンクも、ビールだけでなく、オレンジジュースやスムージーなどの
ノンアルコール系のものも充実させていなければ。
さらに、新聞やテレビがあるのも当たり前、
テレビではスポーツ観戦ができるような環境も望ましい。
お客を引き寄せるさまざまな要素を兼ね備えたカフェでないと生き残れない」
カジウェイさんは、さらに、サービスの質も問題であるという。
ごみひとつ落ちていない、掃除の行き届いた店内で、
笑顔で接客される。
このような、お客の求めるサービスを実践できている店だけが
売り上げを伸ばしているという。
昔からある古いテーブルやいすを使っているようなカフェ、
アルコール類しか提供しないようなカフェは、
対照的に危機に瀕することになるという。
カジウェイさん自身、8つのカフェを経営している。
今日はそのうち1番新しくできた店舗に出向き、
店長にいろいろ忠告をしている。
「アルコールと古い家具」という、
従来のイメージに縛られないカフェ作りが彼のモットーだ。
フランスのカフェには、もうひとつの「脅威」が存在する。
フェイスブックやトゥィッターといった、SNSだ。
SNSで多くの若者が'socialize'していると感じる。
カフェはかつての'socialize'の場であった。
それがSNSに取って代わられようとしている。
フランスカフェ・レストラン産業機構代表のクリスティンさんは、
次のように述べる。
クリスティン「カフェは、フランスの国家遺産の一部を伸しているといっても過言ではありません。
それは、社会的、文化的、さらに建築的な観点からも言えることです。
このような場所がいつか消えてしまうかもしれないというのは、
悲しいことです」
フランスの文学者、バルザックは、かつて、
'Cafe are the paeliament of the people'
と言った。
そして、現在もこの言葉は真実である。
政治団体は、よくカフェで公聴会を開く。
家族以外のさまざまな人と出会えるのも、
このカフェである。
しかし、今の状況が続けば、
フランスのカフェ文化が、relic(遺物)と化してしまう恐れもある。
そうなってしまえば、本当に悲しいことだ。
CBC The World This Weekend August 10 配信分より
何にしろ、その国の文化や伝統の衰退は、
悲しいことであると思います。
しかし、新しい波を受け入れないと生き残れないと言うのは事実で、
そこは大きなジレンマでしょう。
ちなみに本文に、
「ごみひとつ落ちていない、掃除の行き届いた店内で、
笑顔で接客される。
このような、お客の求めるサービスを実践できている店だけが
売り上げを伸ばしているという。」
という文がありましたが、
これは日本の喫茶店などでは、
ほぼ当たり前のことでしょう。
2年前にパリに行ったのですが、
いろんなお店の店員さん、
また、施設のスタッフなどは、
あまり愛想がよくなかったという印象があります。
やはり、おもてなしと言った面では、
日本はかなり優れていると言って良いようですね。
終わりです
2009年5月21日木曜日
Pod Castで聴く加奈陀のニュースです
48回目今回は、アイルランドのお馬さんの話題です。
経済危機で、アイルランドのお馬さんたちも苦労されているようです。
加CBC The World This Weekend から。
'Horses in Ireland'
アイルランドは、世界トップレベルのサラブレットと騎手を生み出してきた、
伝統的な競馬産出国であった。
しかし、昨年からの経済危機により、
サラブレット養成の需要は減少してきている。
そのような馬を持ちたいという富裕層の縮小によるものだという。
強いサラブレットは多くいるが、
お金がない、という、需給の逆転状態にある。
あるサラブレット養成師は話す。
「ただでさえ、レジャーへの支出を抑える傾向が強い。
なのに、サラブレット馬を飼い、育て、さらに強くしてやろうという
金銭的余裕のある人が減らないわけがない」
アイルランドのサラブレットの売り上げは、
昨年比で44%も下がった。
これは、アイルランド国内のことだけではない。
アイルランドで養成されたサラブレットは、
世界中の富裕層に買われている。
世界規模で、大幅に売り上げが減少しているということだ。
最近では、アイルランド国内で、
サラブレットを‘abandon(見捨てる)’することまで起きている。
ダブリンのある馬屋で、今、2匹の雌の馬が倒れている。
休んでいるのではない。
栄養失調と直射日光の強い刺激で倒れたのだ。
数時間前、この2匹は道端に倒れいた。
誰かに飼われていた馬が‘abandon(見捨てる)’され、
あてもなくさまよい、最終的にこうなってしまったのだ。
今は獣医の到着を待っている状態である。
馬屋の管理者は、
このようなケースを2009年に入ってから何度も見てきたという。
管理者「栄養失調になった馬が道端で倒れているのを見かけるのは、
毎週のようにある。
通常、このようなケースは、年に45件ほどであるが、
今年はまだ5月なのに、すでに59件も発生しています。
恐ろしい数です」
馬にとって、このような状態で倒れてしまうというのは、
「死」を意味する。
このような馬は、
‘shoot(射殺する)’するというのが最も慈悲的な対処方法とする馬屋の管理者もいる。
ある馬屋での取材の最中にも、
その場面に出くわしてしまった。
銃声が鳴り響き、倒れていた一匹の馬が息を引き取った。
「見捨てられる」馬の数が増えているのは、
アイルランドの経済危機が直接の原因であると指摘する関係者は多い。
実はサラブレットが売れないという問題は、氷山の一角にすぎないという。
ここ10年、アイルランドは、
馬と共に経済成長を遂げてきたようなものであった。
首都ダブリン郊外の多くの若い男性や男の子が、
騎手や馬の調教師になることにあこがれ、
あらゆる種の馬を飼っていたのだ。
しかし、馬を育てるのは、途方もない時間とお金がかかる。
そのような困難を知らずに馬を飼う家庭が多かった。
そこに、経済危機が直撃した。
馬を育てる余裕がなく、見捨てるほかないという人が増えているのだ。
ジョッキーや調教師になり、
自分の馬が優勝するのを祝福する。
そんな理想は、ここアイルランドでは過去のものなってしまった。
今やここに勝ち馬はいない。
全ての馬がlooser(負け)となってしまっう可能性がある。
(CBCのThe World This Weekend 5月17日頃配信分のだと思います)
日本でも、レース用の鳩が殺されて水路に捨てられるという
事件が最近ありました。
人間の経済の都合で、
動物たちもいい迷惑を被っているものです。
私たち人間も、動物たちに多いに依存して生きているという事実を知り、
敬意を払うという姿勢をもたなあきませんよね。
経済危機で、アイルランドのお馬さんたちも苦労されているようです。
加CBC The World This Weekend から。
'Horses in Ireland'
アイルランドは、世界トップレベルのサラブレットと騎手を生み出してきた、
伝統的な競馬産出国であった。
しかし、昨年からの経済危機により、
サラブレット養成の需要は減少してきている。
そのような馬を持ちたいという富裕層の縮小によるものだという。
強いサラブレットは多くいるが、
お金がない、という、需給の逆転状態にある。
あるサラブレット養成師は話す。
「ただでさえ、レジャーへの支出を抑える傾向が強い。
なのに、サラブレット馬を飼い、育て、さらに強くしてやろうという
金銭的余裕のある人が減らないわけがない」
アイルランドのサラブレットの売り上げは、
昨年比で44%も下がった。
これは、アイルランド国内のことだけではない。
アイルランドで養成されたサラブレットは、
世界中の富裕層に買われている。
世界規模で、大幅に売り上げが減少しているということだ。
最近では、アイルランド国内で、
サラブレットを‘abandon(見捨てる)’することまで起きている。
ダブリンのある馬屋で、今、2匹の雌の馬が倒れている。
休んでいるのではない。
栄養失調と直射日光の強い刺激で倒れたのだ。
数時間前、この2匹は道端に倒れいた。
誰かに飼われていた馬が‘abandon(見捨てる)’され、
あてもなくさまよい、最終的にこうなってしまったのだ。
今は獣医の到着を待っている状態である。
馬屋の管理者は、
このようなケースを2009年に入ってから何度も見てきたという。
管理者「栄養失調になった馬が道端で倒れているのを見かけるのは、
毎週のようにある。
通常、このようなケースは、年に45件ほどであるが、
今年はまだ5月なのに、すでに59件も発生しています。
恐ろしい数です」
馬にとって、このような状態で倒れてしまうというのは、
「死」を意味する。
このような馬は、
‘shoot(射殺する)’するというのが最も慈悲的な対処方法とする馬屋の管理者もいる。
ある馬屋での取材の最中にも、
その場面に出くわしてしまった。
銃声が鳴り響き、倒れていた一匹の馬が息を引き取った。
「見捨てられる」馬の数が増えているのは、
アイルランドの経済危機が直接の原因であると指摘する関係者は多い。
実はサラブレットが売れないという問題は、氷山の一角にすぎないという。
ここ10年、アイルランドは、
馬と共に経済成長を遂げてきたようなものであった。
首都ダブリン郊外の多くの若い男性や男の子が、
騎手や馬の調教師になることにあこがれ、
あらゆる種の馬を飼っていたのだ。
しかし、馬を育てるのは、途方もない時間とお金がかかる。
そのような困難を知らずに馬を飼う家庭が多かった。
そこに、経済危機が直撃した。
馬を育てる余裕がなく、見捨てるほかないという人が増えているのだ。
ジョッキーや調教師になり、
自分の馬が優勝するのを祝福する。
そんな理想は、ここアイルランドでは過去のものなってしまった。
今やここに勝ち馬はいない。
全ての馬がlooser(負け)となってしまっう可能性がある。
(CBCのThe World This Weekend 5月17日頃配信分のだと思います)
日本でも、レース用の鳩が殺されて水路に捨てられるという
事件が最近ありました。
人間の経済の都合で、
動物たちもいい迷惑を被っているものです。
私たち人間も、動物たちに多いに依存して生きているという事実を知り、
敬意を払うという姿勢をもたなあきませんよね。
2009年3月10日火曜日
あざらし
Pod Castのワールドニュース第41回。
寒かったり暖かかったりの今年の3月。
おかげで風邪引きました。
さらに花粉症がプラス。
今年は本当に多いです!!
この間夜中の3時に鼻水が出すぎて目が覚めました。
朝起きてあまりの目ヤニで目が開けられないということも…
もっと暖かくなる4月以降が今から恐ろしいです。。。
で、今回は花粉症とは関係ないアザラシの話題です。
加CBC the world this weekend から。
‘Seal Hunting’
カナダのアザラシハンターが
イメージアップのために活動している。
東部の海岸での毎年ある残虐なアザラシハンティング、
その写真が環境保護団体により、
アザラシ猟反対のキャンペーンに利用されるのだという。
団体によると、アザラシは銃で撃たれてから
長時間氷の上で苦しみながら死ぬ、
そのような猟は非常に残虐であると訴える。
今年に入って、水産庁の役員が、
新たな‘slaughter process(殺し方)’を導入し、
より‘humane(慈悲のある)’ハンティングにすると約束した。
このような動きがあるのは、EUから、
動物愛護の観点から、
アザラシ猟を全面禁止にしなければならないという
圧力がかかっているということもある。
しかしこれだけではまだ足りないという。
CBCの記者が詳しく取材した。
「これはゴマアザラシ。
年齢の違うアザラシの毛皮が順に並べられています…」
カナダ毛皮協会のロブ・ケイヒルさん。
アザラシの毛皮市で値札のついた毛皮について一枚一枚説明してくれた。
lこのような毛皮販売会の写真も、
アザラシ猟反対運動のポスターに使われることを知っている彼は、
この頃アザラシハンターの教育に熱心である。
ハンターたちに‘more humanely killing(より慈悲的な猟)’を教え込むことである。
ケイヒルさん「我々は、残虐的にアザラシを殺すという、
悪しき習慣を根絶せねばなりません。
アザラシを、正当な理由で、正当な方法で捕獲する。
このことを実践せねばなりません」
これまで、ハンターの残虐なアザラシ捕獲方法は、
環境保護団体らによって記録され、
多くの人々に批判されてきた。
国際獣医活動団体によると、アザラシの捕獲は、
以下の‘3ステップ’を踏むことで、
より‘humane(慈悲のこもった)になるという。’
アザラシの頭に銃を撃ち込むのが第1ステップ。
次にアザラシの意識があるかを確かめる。
そして最後のステップが素早く血を抜くということ。
ある専門家はこう話す。
「この3ステップを踏む捕獲を行うことは、
ヨーロッパの多くの獣医専門家がhumane(慈悲的)であるとして認めていることです」
カナダにおいて、アザラシの毛皮の輸出は$13million(約11億7千万円)を占める。
当局は、この3ステップ導入の訓練などに$3million(約2億7千万円)かかると見込む。
しかし、アザラシ猟はすでに儲けの少ない、
競争の激しい分野となっており、
ハンターたちにとって厳しい現実がつきつけられる形となる。
ヨーロッパのある諮問委員会は、
アザラシ猟の全面禁止を話し合う会議を近く開く予定だ。
EU幹部の人間は、アザラシ猟が非常に残酷であるとの観念が頭から離れないのだ。
カナダのアザラシハンターたちは、
この‘3ステップ’を導入することで、
なんとかカナダだけは猟の全面禁止をまぬかれようと考えている。
しかし、多くのハンターたちは、
万が一法律で全面禁止になっても、
アザラシ猟を続けて生計を立てるほかないと話している。
(CBC The World This Weekend March 8 配信分より)
猟で獲物を殺すことに残虐とかあるのでしょうか。
ライオンやクロコダイルが獲物を捕まえるときも、
なんて残虐なと我々人間が途方に暮れるような捕獲方法を
示してくれるようなこともあるわけですから、
人間だけがその方法を‘humane’なものにするよう強要されるというのはどうなんだ・・・
と思ってしまいます。
人間だって言わば動物で、他の動物を捕獲して食料を得ることになるんですから。
特に、その捕獲というのが、古くからの伝統であったり、
食料などを得るための唯一の手段であるという場合には、
‘近代理性的’な考えで一気に禁止にしてしまうというのも
おかしな話であるのではないかと感じてしまいます。
まぁこのカナダのアザラシ猟がそれに当たるのかどうかはわかりませんが。
同じような理論で、日本のクジラ漁も矢面に立たされています。
捕鯨の問題、皆さんはどう思われますか??
シーシェパードなどの環境穂が団体が捕鯨妨害行為を行っているというのもよく報道されていますが、
日本にとってクジラ漁は地域によっては伝統であり、
‘西欧的近代理性’の観点から簡単に長く続いてきた伝統を消されるのはいかがなものかと私個人としては思います。
ちなみに、あざらしは英語で‘seal’といいます。
この‘seal’は他に紋章、約束、ステッカーシールなど、
ぜんぜん違う意味がたくさんあります。
このようないわゆる「多義語」が多いということは、
英語学習の障害の一つです。
寒かったり暖かかったりの今年の3月。
おかげで風邪引きました。
さらに花粉症がプラス。
今年は本当に多いです!!
この間夜中の3時に鼻水が出すぎて目が覚めました。
朝起きてあまりの目ヤニで目が開けられないということも…
もっと暖かくなる4月以降が今から恐ろしいです。。。
で、今回は花粉症とは関係ないアザラシの話題です。
加CBC the world this weekend から。
‘Seal Hunting’
カナダのアザラシハンターが
イメージアップのために活動している。
東部の海岸での毎年ある残虐なアザラシハンティング、
その写真が環境保護団体により、
アザラシ猟反対のキャンペーンに利用されるのだという。
団体によると、アザラシは銃で撃たれてから
長時間氷の上で苦しみながら死ぬ、
そのような猟は非常に残虐であると訴える。
今年に入って、水産庁の役員が、
新たな‘slaughter process(殺し方)’を導入し、
より‘humane(慈悲のある)’ハンティングにすると約束した。
このような動きがあるのは、EUから、
動物愛護の観点から、
アザラシ猟を全面禁止にしなければならないという
圧力がかかっているということもある。
しかしこれだけではまだ足りないという。
CBCの記者が詳しく取材した。
「これはゴマアザラシ。
年齢の違うアザラシの毛皮が順に並べられています…」
カナダ毛皮協会のロブ・ケイヒルさん。
アザラシの毛皮市で値札のついた毛皮について一枚一枚説明してくれた。
lこのような毛皮販売会の写真も、
アザラシ猟反対運動のポスターに使われることを知っている彼は、
この頃アザラシハンターの教育に熱心である。
ハンターたちに‘more humanely killing(より慈悲的な猟)’を教え込むことである。
ケイヒルさん「我々は、残虐的にアザラシを殺すという、
悪しき習慣を根絶せねばなりません。
アザラシを、正当な理由で、正当な方法で捕獲する。
このことを実践せねばなりません」
これまで、ハンターの残虐なアザラシ捕獲方法は、
環境保護団体らによって記録され、
多くの人々に批判されてきた。
国際獣医活動団体によると、アザラシの捕獲は、
以下の‘3ステップ’を踏むことで、
より‘humane(慈悲のこもった)になるという。’
アザラシの頭に銃を撃ち込むのが第1ステップ。
次にアザラシの意識があるかを確かめる。
そして最後のステップが素早く血を抜くということ。
ある専門家はこう話す。
「この3ステップを踏む捕獲を行うことは、
ヨーロッパの多くの獣医専門家がhumane(慈悲的)であるとして認めていることです」
カナダにおいて、アザラシの毛皮の輸出は$13million(約11億7千万円)を占める。
当局は、この3ステップ導入の訓練などに$3million(約2億7千万円)かかると見込む。
しかし、アザラシ猟はすでに儲けの少ない、
競争の激しい分野となっており、
ハンターたちにとって厳しい現実がつきつけられる形となる。
ヨーロッパのある諮問委員会は、
アザラシ猟の全面禁止を話し合う会議を近く開く予定だ。
EU幹部の人間は、アザラシ猟が非常に残酷であるとの観念が頭から離れないのだ。
カナダのアザラシハンターたちは、
この‘3ステップ’を導入することで、
なんとかカナダだけは猟の全面禁止をまぬかれようと考えている。
しかし、多くのハンターたちは、
万が一法律で全面禁止になっても、
アザラシ猟を続けて生計を立てるほかないと話している。
(CBC The World This Weekend March 8 配信分より)
猟で獲物を殺すことに残虐とかあるのでしょうか。
ライオンやクロコダイルが獲物を捕まえるときも、
なんて残虐なと我々人間が途方に暮れるような捕獲方法を
示してくれるようなこともあるわけですから、
人間だけがその方法を‘humane’なものにするよう強要されるというのはどうなんだ・・・
と思ってしまいます。
人間だって言わば動物で、他の動物を捕獲して食料を得ることになるんですから。
特に、その捕獲というのが、古くからの伝統であったり、
食料などを得るための唯一の手段であるという場合には、
‘近代理性的’な考えで一気に禁止にしてしまうというのも
おかしな話であるのではないかと感じてしまいます。
まぁこのカナダのアザラシ猟がそれに当たるのかどうかはわかりませんが。
同じような理論で、日本のクジラ漁も矢面に立たされています。
捕鯨の問題、皆さんはどう思われますか??
シーシェパードなどの環境穂が団体が捕鯨妨害行為を行っているというのもよく報道されていますが、
日本にとってクジラ漁は地域によっては伝統であり、
‘西欧的近代理性’の観点から簡単に長く続いてきた伝統を消されるのはいかがなものかと私個人としては思います。
ちなみに、あざらしは英語で‘seal’といいます。
この‘seal’は他に紋章、約束、ステッカーシールなど、
ぜんぜん違う意味がたくさんあります。
このようないわゆる「多義語」が多いということは、
英語学習の障害の一つです。
2009年3月4日水曜日
自転車
Pod Castで聴くワールドニュースです。
40回目です。
今回は、パリの1番重要な交通システムにつての話題です。
日本でもたまに新聞などに載っている話題ですが。。。
加CBC The World This Weekendから。
‘The World's Largest Bicycle Sharing Program’
1日に8万件もの利用がある、
パリのレンタル自転車。
このシステムが導入されて約1年半。
予想以上に利用が広まった。
パリ市内にある1000以上ものレンタル自転車ステーションで
低料金で借りることができ、
好きなステーションに返すことができる。
シンガポールやモントリオールなど、
他の市もこのシステムを導入しようと躍起である。
しかし、導入には意外とコストがかかるという・・・
CBCの記者がパリで取材した。
最近パリでは、こんなユーチューブ動画が人気だという。
若い男性がおしゃれな自転車をレンタルサイクルステーションで借り、
パリ市内を優雅に走った後、
エッフェル塔の見える別のステーションに返却する・・・
全てのパリ市民がこのレンタルサイクルシステムを利用しているわけではないが、
強い人気があるのは旅行者の目にもわかる。
パリ市のこのレンタルサイクルシステムビジネスを始めた、
会社経営のジェイシーさん。
ここにきて、レンタルサイクルシステムに困ったことが起きているという。
ジェイシーさん「1年半前にサービスを開始して以来、
2万台のレンタルサイクルのうち、
すでに約半分が故障してしまい、
新しいものに替えたんです。
さらに、約3分の1が盗まれてしまったんです」
パリのコミュニティー連携サークルでボランティアとして働くジャキエさん。
彼女は、パリのレンタルサイクルシステムがスムーズに運営されるよう、
手伝いをしている。
彼女はレンタルサイクルシステムに対し、大きな希望を持っている。
「これは、Green Transportation(環境にやさしい輸送システム)であり、
しかも約1€(約120円)という低料金で気軽にパリ市内を巡ることができる」
と彼女は言う。
一方、彼女は自転車移動に関する欠点ももちろん認めている。
それは、メンテナンスが難しいということ。
レンタルサイクルのブレーキが壊れただの、
タイヤがパンクしただの、
そのような光景に出くわすことは多いという。
レンタルサイクル会社を経営するジェイシーさんも
この自転車の欠点を認めている。
メンテナンスが高価で大変だということは、
彼にとってあまり知られたくないことだが、
現実でもある。
彼は、レンタルサイクルのメンテナンスの費用の一部を
肩代わりしてくれるよう、
パリ市に要請までしたが、却下されてしまった。
代わりに、市はレンタルサイクルを大切に使うよう
利用者に訴えるキャンペーンを始めると約束した。
Ecoと言ってもメンテナンスの面倒な自転車。
これが、他の国や市がレンタルサイクルシステムを
なかなか導入できない1つの理由になっている。
(CBC The World This Weekend March 1 配信分より)
自転車大好きな私にとっては、
パリのこのシステムは、
夢のようです。
日本でもあったらなー。
日本人は物を大切にするという精神が強いですから、
レンタルサイクルを荒く扱うということも少ないでしょうし。。。
運動不足解消にもなりそうですし。
40回目です。
今回は、パリの1番重要な交通システムにつての話題です。
日本でもたまに新聞などに載っている話題ですが。。。
加CBC The World This Weekendから。
‘The World's Largest Bicycle Sharing Program’
1日に8万件もの利用がある、
パリのレンタル自転車。
このシステムが導入されて約1年半。
予想以上に利用が広まった。
パリ市内にある1000以上ものレンタル自転車ステーションで
低料金で借りることができ、
好きなステーションに返すことができる。
シンガポールやモントリオールなど、
他の市もこのシステムを導入しようと躍起である。
しかし、導入には意外とコストがかかるという・・・
CBCの記者がパリで取材した。
最近パリでは、こんなユーチューブ動画が人気だという。
若い男性がおしゃれな自転車をレンタルサイクルステーションで借り、
パリ市内を優雅に走った後、
エッフェル塔の見える別のステーションに返却する・・・
全てのパリ市民がこのレンタルサイクルシステムを利用しているわけではないが、
強い人気があるのは旅行者の目にもわかる。
パリ市のこのレンタルサイクルシステムビジネスを始めた、
会社経営のジェイシーさん。
ここにきて、レンタルサイクルシステムに困ったことが起きているという。
ジェイシーさん「1年半前にサービスを開始して以来、
2万台のレンタルサイクルのうち、
すでに約半分が故障してしまい、
新しいものに替えたんです。
さらに、約3分の1が盗まれてしまったんです」
パリのコミュニティー連携サークルでボランティアとして働くジャキエさん。
彼女は、パリのレンタルサイクルシステムがスムーズに運営されるよう、
手伝いをしている。
彼女はレンタルサイクルシステムに対し、大きな希望を持っている。
「これは、Green Transportation(環境にやさしい輸送システム)であり、
しかも約1€(約120円)という低料金で気軽にパリ市内を巡ることができる」
と彼女は言う。
一方、彼女は自転車移動に関する欠点ももちろん認めている。
それは、メンテナンスが難しいということ。
レンタルサイクルのブレーキが壊れただの、
タイヤがパンクしただの、
そのような光景に出くわすことは多いという。
レンタルサイクル会社を経営するジェイシーさんも
この自転車の欠点を認めている。
メンテナンスが高価で大変だということは、
彼にとってあまり知られたくないことだが、
現実でもある。
彼は、レンタルサイクルのメンテナンスの費用の一部を
肩代わりしてくれるよう、
パリ市に要請までしたが、却下されてしまった。
代わりに、市はレンタルサイクルを大切に使うよう
利用者に訴えるキャンペーンを始めると約束した。
Ecoと言ってもメンテナンスの面倒な自転車。
これが、他の国や市がレンタルサイクルシステムを
なかなか導入できない1つの理由になっている。
(CBC The World This Weekend March 1 配信分より)
自転車大好きな私にとっては、
パリのこのシステムは、
夢のようです。
日本でもあったらなー。
日本人は物を大切にするという精神が強いですから、
レンタルサイクルを荒く扱うということも少ないでしょうし。。。
運動不足解消にもなりそうですし。
2009年2月16日月曜日
レバノンの結婚事情
Pod Cast で聴くワールドニュースの39回目。
今回は、レバノンから結婚に関する問題を
見つけましたので、書かせていただきます。
加CBC The World This Weekend より。
‘Secular Marriage’
レバノンである3組のカップルが、
敢えて2月14日のバレンタインデーに、
ある抗議行動を行った。
‘I, do!!(誰でもない、私が結婚を決める)’を合言葉に、
国の結婚に関する法律に抗議したのだ。
レバノンの結婚に関する法律には、
多くの問題があるという。
CBCのリポーターがレバノンの首都ベイルートで取材した。
ある酒場に友人や家族が集まっている。
あるカップルの結婚の儀を取り行っている最中。
進行役を務めるのは、
この酒場のオーナー、マーク・ダウンさん。
彼女が彼らを正式な夫婦と認める宣言を行うと、
白い風船が天井に浮かび、
壁には結婚を示す印がスクリーンで映し出された。
結婚式というのは、喜びの行事であるが、
この国ではprotest(抗議・抵抗)をも意味する。
ここの結婚式の参列者は、
‘Civil Marriage(市民の自由な結婚)’の合法化を訴える、
国の法律に対する‘Protestant(抗議者)’なのである。
レバノンというのは、その建国以来、
国によって承認された宗教団体が、
結婚や離婚、相続や子供の保護監督に関する権利を握っている国なのだ。
キリスト教徒やイスラム教徒のスンニ派、シーア派やユダヤ教徒が
それぞれ独自の‘Religious Court(宗教法廷)’を持っており、
家族問題や個人の問題について監督する権利を持っている。
これは、違う宗教の法廷では、違うように法律が設定され、
違うように裁かれてしまうということを意味する。
例えば、イスラム教の法廷では、
男性が妻を4人まで持つことは合法であるが、
キリスト教の法廷へ行くと、これは認められない。
このような宗教による法律の違いがあることにより、
自分の都合の良い宗教の法律に従って生活ができるということも意味する。
イスラム教徒で離婚を望まない人は、
離婚の難しいキリスト教系の法律を持ち出せばよいのだ。
このように、レバノンには、
自分はキリスト教徒でもイスラム教徒でもどちらでもあり、
どちらでもないと主張する人も多いのだ。
しかし、レバノンではすべての市民が、
宗教上のアイデンティティーを持っていることになっており、
国が情報システムを使ってそれを把握しているという。
選挙でだれに投票するか、
どんな職に就くか、
どのような政治思想を支持するか、
と言ったことまで、この宗教上のアイデンティティーによって変わってくる。
そしてもちろん、結婚にも宗教アイデンティティーが関わってくる。
ある新婚の妻、ハスボーニさんはこう話す。
「結婚に関する法律は、
国民がそれを望んでいようがいまいが、
国が国民に宗教上のアイデンティティーを強制できる、
唯一の方法なのです。
我々はある地区に属し、
その地区の宗教上の結婚法律を、
国は私たちに強制できるのです」
1996年に、レバノンの当時の大統領が、
宗教にとらわれない結婚を国民に認める法律を通そうとし、
議会も承認した。
しかし、当時の首相がこれに反対し、実現しなかった。
大統領もこれ以降、あきらめてしまい、
結婚に関する法律の改正はそれ以来見込みがなくなってしまったという。
しかし、最近大きな動きがあった。
内務省が、国民の宗教に上のアイデンティティー関する情報を、
「国民情報システム」から切り離すことを決めたのだ。
これは、レバノンだけでなく、
一般の自由な結婚が認められていない多くの中東の国にとって、
ある意味勝利である。
しかし、まだまだ結婚を宗教から完全に切り離して行うのは難しい。
本当に宗教と関係のない結婚式を行いたい人は、
飛行機を使って約200キロも離れた地中海のキプロス島まで飛んでいく。
そこで正式な夫婦と認められ、レバノンへ帰っていく。
レバノンでも将来Secular Marriage(宗教的考えから切り離された結婚)が
行われるようになるのだろうか。
(CBC The World This Weekend February 14 配信分より)
日本で結婚式といえば、
キリスト教スタイルで行う人もいれば、
男清原のように神道スタイルを好む人もいるでしょう。
宗教に一見無頓着な日本人のスタイルを、
「節操がない」と切り捨てる意見もありますが、
逆に、「宗教に寛容である」と言う意見もいます。
私は後者の意見を支持します。
他の宗教に寛容な故に、
ヨーロッパなどでは当たり前であった宗教戦争というものがない、
ある意味すごく平和な国だったのです。
「節操がない」などと自虐的にならず、
宗教上の争いを起こさせない、
平和な民という国民性に、
自信を持っていいんちゃうかなと思います。
今回は、レバノンから結婚に関する問題を
見つけましたので、書かせていただきます。
加CBC The World This Weekend より。
‘Secular Marriage’
レバノンである3組のカップルが、
敢えて2月14日のバレンタインデーに、
ある抗議行動を行った。
‘I, do!!(誰でもない、私が結婚を決める)’を合言葉に、
国の結婚に関する法律に抗議したのだ。
レバノンの結婚に関する法律には、
多くの問題があるという。
CBCのリポーターがレバノンの首都ベイルートで取材した。
ある酒場に友人や家族が集まっている。
あるカップルの結婚の儀を取り行っている最中。
進行役を務めるのは、
この酒場のオーナー、マーク・ダウンさん。
彼女が彼らを正式な夫婦と認める宣言を行うと、
白い風船が天井に浮かび、
壁には結婚を示す印がスクリーンで映し出された。
結婚式というのは、喜びの行事であるが、
この国ではprotest(抗議・抵抗)をも意味する。
ここの結婚式の参列者は、
‘Civil Marriage(市民の自由な結婚)’の合法化を訴える、
国の法律に対する‘Protestant(抗議者)’なのである。
レバノンというのは、その建国以来、
国によって承認された宗教団体が、
結婚や離婚、相続や子供の保護監督に関する権利を握っている国なのだ。
キリスト教徒やイスラム教徒のスンニ派、シーア派やユダヤ教徒が
それぞれ独自の‘Religious Court(宗教法廷)’を持っており、
家族問題や個人の問題について監督する権利を持っている。
これは、違う宗教の法廷では、違うように法律が設定され、
違うように裁かれてしまうということを意味する。
例えば、イスラム教の法廷では、
男性が妻を4人まで持つことは合法であるが、
キリスト教の法廷へ行くと、これは認められない。
このような宗教による法律の違いがあることにより、
自分の都合の良い宗教の法律に従って生活ができるということも意味する。
イスラム教徒で離婚を望まない人は、
離婚の難しいキリスト教系の法律を持ち出せばよいのだ。
このように、レバノンには、
自分はキリスト教徒でもイスラム教徒でもどちらでもあり、
どちらでもないと主張する人も多いのだ。
しかし、レバノンではすべての市民が、
宗教上のアイデンティティーを持っていることになっており、
国が情報システムを使ってそれを把握しているという。
選挙でだれに投票するか、
どんな職に就くか、
どのような政治思想を支持するか、
と言ったことまで、この宗教上のアイデンティティーによって変わってくる。
そしてもちろん、結婚にも宗教アイデンティティーが関わってくる。
ある新婚の妻、ハスボーニさんはこう話す。
「結婚に関する法律は、
国民がそれを望んでいようがいまいが、
国が国民に宗教上のアイデンティティーを強制できる、
唯一の方法なのです。
我々はある地区に属し、
その地区の宗教上の結婚法律を、
国は私たちに強制できるのです」
1996年に、レバノンの当時の大統領が、
宗教にとらわれない結婚を国民に認める法律を通そうとし、
議会も承認した。
しかし、当時の首相がこれに反対し、実現しなかった。
大統領もこれ以降、あきらめてしまい、
結婚に関する法律の改正はそれ以来見込みがなくなってしまったという。
しかし、最近大きな動きがあった。
内務省が、国民の宗教に上のアイデンティティー関する情報を、
「国民情報システム」から切り離すことを決めたのだ。
これは、レバノンだけでなく、
一般の自由な結婚が認められていない多くの中東の国にとって、
ある意味勝利である。
しかし、まだまだ結婚を宗教から完全に切り離して行うのは難しい。
本当に宗教と関係のない結婚式を行いたい人は、
飛行機を使って約200キロも離れた地中海のキプロス島まで飛んでいく。
そこで正式な夫婦と認められ、レバノンへ帰っていく。
レバノンでも将来Secular Marriage(宗教的考えから切り離された結婚)が
行われるようになるのだろうか。
(CBC The World This Weekend February 14 配信分より)
日本で結婚式といえば、
キリスト教スタイルで行う人もいれば、
男清原のように神道スタイルを好む人もいるでしょう。
宗教に一見無頓着な日本人のスタイルを、
「節操がない」と切り捨てる意見もありますが、
逆に、「宗教に寛容である」と言う意見もいます。
私は後者の意見を支持します。
他の宗教に寛容な故に、
ヨーロッパなどでは当たり前であった宗教戦争というものがない、
ある意味すごく平和な国だったのです。
「節操がない」などと自虐的にならず、
宗教上の争いを起こさせない、
平和な民という国民性に、
自信を持っていいんちゃうかなと思います。
2009年2月9日月曜日
仏文化興隆
ポッドキャストのワールドニュース38回目。
今回は、フランスから、
文化に関するリポートを見つけましたので、
ご紹介させていただきます。
加CBC The World This Weekendから。
‘Cultural Refuge’
世界的な金融危機の影響で、
人々の財布のひもは固くなっている。
自動車産業も電機産業も、
あらゆる産業が苦境に立たされている。
そしてもちろん、
文化産業も苦しい状況が続いていると思われているかもしれない。
確かにこの業界も苦しい。
しかし、フランスでは、事情が異なる。
ポピュラーアートの人気が高まっているのだ。
美術館を訪れる人の数は記録的なものになっており、
たくさんの人が映画や劇やコンサートに私財を費やしている。
いったいどういうことか。
CBCの記者がパリで取材した。
あるミュージアムに入るための長い人の列ができている。
その列の前でストリートミュージシャンが演奏し、
列に並ぶ人たちの心をなごます。
ピカソ大回顧展が開かれるのだ。
彼らは、氷点下の気温の中、3時間以上も並び続けている。
「ピカソの絵を見るのはそんなにお金のかかることじゃない。
街の高級なレストランで食事するのに比べたらね。
それに、アートは私たちの感情にさまざまのものを訴えかけてくれる」
奥さんと娘さんと一緒に並んでいるネヴーさんはこう話す。
このピカソ大回顧展は、
主催者側の想像以上の大成功となっている。
70万人もの人々が押し寄せた。
この文化にお金を費やす傾向は、
昨年の9月以降顕著になったという。
経済専門家はこう話す。
「金融危機がこの傾向を助長していると思います。
逆説的に思えるかもしれませんが、金融危機が起こると、
多くの人々が、文化的な行事や催しにより興味を持つようになるのです。
最近のフランスの人々は、
外食やバケーションは控えるが、
美術館や演劇やコンサートを堪能することは、
断固として止めようとしません。
文化を楽しむということは、
困難な時勢を乗り切る際の‘refuge(安全地帯)’なのです。
映画や劇やコンサートを他の人と一緒になって楽しむというのは、
金融危機の厳しい情勢の中で、
‘social links(社会的つながり)’を感じることができる、
唯一の方法なのです」
文化の中でも、映画の人気が特に目立っている。
昨年9月の金融危機以来、
映画館への入場者数は、
30%伸びた。
コメディーやスリラー映画が特に人気を博しているという。
「最近の観客は、現実逃避の傾向が強いのか、
コメディードラマで思いきり笑ったり、
ホラーなどを見て本気で怖がったりするようなことを求めているようだ」
ある映画監督は話す。
監督も劇場マネージャーも劇作家も、
このような傾向が長く続くことを願っている。
経済の下向きで、文化産業はお祝いムードのようになっている。
(CBC The World This Weekend February 9 配信分より)
たかが経済。
国の尺度を真に示すのは、
独自の文化や伝統、習慣や言語を、
いかに誇れるものにしているかということであると思います。
今回は、フランスから、
文化に関するリポートを見つけましたので、
ご紹介させていただきます。
加CBC The World This Weekendから。
‘Cultural Refuge’
世界的な金融危機の影響で、
人々の財布のひもは固くなっている。
自動車産業も電機産業も、
あらゆる産業が苦境に立たされている。
そしてもちろん、
文化産業も苦しい状況が続いていると思われているかもしれない。
確かにこの業界も苦しい。
しかし、フランスでは、事情が異なる。
ポピュラーアートの人気が高まっているのだ。
美術館を訪れる人の数は記録的なものになっており、
たくさんの人が映画や劇やコンサートに私財を費やしている。
いったいどういうことか。
CBCの記者がパリで取材した。
あるミュージアムに入るための長い人の列ができている。
その列の前でストリートミュージシャンが演奏し、
列に並ぶ人たちの心をなごます。
ピカソ大回顧展が開かれるのだ。
彼らは、氷点下の気温の中、3時間以上も並び続けている。
「ピカソの絵を見るのはそんなにお金のかかることじゃない。
街の高級なレストランで食事するのに比べたらね。
それに、アートは私たちの感情にさまざまのものを訴えかけてくれる」
奥さんと娘さんと一緒に並んでいるネヴーさんはこう話す。
このピカソ大回顧展は、
主催者側の想像以上の大成功となっている。
70万人もの人々が押し寄せた。
この文化にお金を費やす傾向は、
昨年の9月以降顕著になったという。
経済専門家はこう話す。
「金融危機がこの傾向を助長していると思います。
逆説的に思えるかもしれませんが、金融危機が起こると、
多くの人々が、文化的な行事や催しにより興味を持つようになるのです。
最近のフランスの人々は、
外食やバケーションは控えるが、
美術館や演劇やコンサートを堪能することは、
断固として止めようとしません。
文化を楽しむということは、
困難な時勢を乗り切る際の‘refuge(安全地帯)’なのです。
映画や劇やコンサートを他の人と一緒になって楽しむというのは、
金融危機の厳しい情勢の中で、
‘social links(社会的つながり)’を感じることができる、
唯一の方法なのです」
文化の中でも、映画の人気が特に目立っている。
昨年9月の金融危機以来、
映画館への入場者数は、
30%伸びた。
コメディーやスリラー映画が特に人気を博しているという。
「最近の観客は、現実逃避の傾向が強いのか、
コメディードラマで思いきり笑ったり、
ホラーなどを見て本気で怖がったりするようなことを求めているようだ」
ある映画監督は話す。
監督も劇場マネージャーも劇作家も、
このような傾向が長く続くことを願っている。
経済の下向きで、文化産業はお祝いムードのようになっている。
(CBC The World This Weekend February 9 配信分より)
たかが経済。
国の尺度を真に示すのは、
独自の文化や伝統、習慣や言語を、
いかに誇れるものにしているかということであると思います。
2009年1月30日金曜日
廃棄電化製品はどこへ・・・
Pod Cast ワールドニュース 第36回。
あるアメリカ人がクローン犬ペットを1350万円で買ったというニュースが
日本でも取り上げられていました。
イギリスBBCでもこのニュースが取り上げられ、
1350万円支払い、愛犬のクローンを
手に入れたという夫妻へのインタビューを聴くことができました。
クローン犬を手に入れたことをうれしそうに話していましたが・・・
私も子供のころ何匹も鳥を飼って何度もお別れしましたが、
このような経験を通して、
死を受け入れることの覚悟を身につけることができたと思っています。
しかし、クローン技術でペットをまた手に入れるということが普通になってしまえば、
死を受け入れる覚悟のない人間になってしまうのではないかと思ってしまいます。
しかも、ペットの生の威厳もおかまいなし。
彼ら夫婦が満たされるために、
自分たちの欲望のために愛犬のクローンを作らせたようなものでしょう。
マテリアティズム精神を基盤とするアメリカ人は、
そんなことお構いなしで、
お金で解決できるのならそれでいいと思っているのでしょうが・・・
ちなみに、この夫妻へのインタビューの終盤で、
BBCのリポーターが「世界では毎年何十万匹という犬が殺されている、
そのような犬を保護する団体へ1350万円を寄付しようとは
思わなかったのですか?」
と尋ねていました。
しきたりや伝統を重んじ、
穏やかな心でいることを願うという英国人。
このBBCのリポーターの辛らつな質問には、
科学技術の恩恵と金に物を言わせるこのアメリカ人夫婦への
侮辱が込められていたような気がしてなりません。。。
前段が長くなってしまいました。
今回は、ガーナに潜むある危険の話題。
加CBC The World This Weekend より。
‘The First World's Electronic Garbage’
インドや中国のように、
アフリカの一部の国は、
コンピュータや携帯電話など、
使用済み電化製品の「処分場」となっている。
そのような廃棄家電から再生可能な部品や資源を取り出すことは、
非常にlucrative(儲かる)であるが、
同時に非常に危険な作業である。
アフリカの一国、ガーナでは、
子供たちが命と引き換えにこの危険な作業に従事している。
ガーナでCBCの記者が取材した。
ここはがらくた製品の集まる、バブロシというところ。
公には、ここはがらくた市場ということになっている。
しかし、私の目で判断するからにして、
ここは「市場」とは言えない。
それは、ここでは毎日2つのものが消えているからだ。
1つは、コンピュータ。
そしてもう1つは、ここで働く子供たちの未来だ。
いま、2人の子供がハンマーを使って
コンピュータのモニターをばらばらにする作業をしている。
彼らはこの中から、
売ることのできる銅線や様々な貴金属を探す。
そして、彼らのように貴重な部品を取り出そうと作業をする子供は、
他に数百人もいる。
コンピュータの中には、危険な化学物質が多く含まれる。
子どもたちは、この危険な取り出し作業を素手でやっている。
部品を取り出し、火にかけ、溶けだした貴金属を売る。
火は、ステレオフォンや車のタイヤを燃やして起こしている。
有毒な黒い煙が舞い上がる。
14歳のアブコリン君。
ここで3年間働いている。
彼は自分が持ってきたパソコンの部品が燃えるのを待っている。
彼の小さな体は煙の灰と泥で覆われている。
右耳の後部の皮膚は湿疹が出ている。
また、喉にも異変の兆候があるという。
数ヶ月前、環境保護団体グリーンピースが、
この土地や付近の潟の土のサンプルを調査した。
基準の百倍以上もの値の鉛が検出された。
その他、発がん物質であるダイオキシンなど、
多くの有害物質が検出されたという。
こんな場所で多くの子供たちが働いているのだ。
ガーナの子供たちのこのような実態は、
すでに有名になっている。
環境保護庁のジョセフさんは言う。
ジョセフさん「我々はこのような事態を把握している。
廃棄されたコンピュータが危険であるということも十分認識している。
これらが適切に処分されないと、
ガーナに深刻な影響を及ぼす」
グリーン地球団体の代表、ジョージ・ハドヒーさん。
彼はこの土地の浄化の必要性を長年訴えてきた。
彼は、この土地の汚染の原因を把握している。
近くの港に船に乗せられて世界中からやってくる、
ガーナにとって必要のない廃棄処分のコンピュータやテレビである。
これらはリサイクルされ再び売られるためにやってくるのだが、
多くはガーナで行き場を失う。
そして、アブコリン君が働くような、
有害がらくた市場が出来上がってしまうのだという。
ここで働く別の男の子、
バシヤー君の住む村へ連れて行ってもらった。
そこは有害がらくた市場のすぐ裏、
filthy(不潔な)でunsafe(危険な)場所。
彼のほかに約3万人が住む。
バシヤー君は一人暮らし。
家の床は新聞紙が敷き詰められ、
天井は段ボール。
バシヤー君は遠くに住む両親をいつも恋しがっている。
両親と一緒に住めるよう、
家を建てたいと考えているが、
有害がらくた市場での稼ぎではそんなことは到底かないそうにもないと言う。
彼の稼ぎは1日約$10(約900円)。
しかし、他の仕事に従事するガーナの人々の稼ぎは1日約$2。
これに比べればまだバシーヤ君は良いほうだという。
そしてこのベターな儲けゆえに、
社会的な問題も環境破壊の問題もはらむこのがらくた市場を
潰してしまおうという動きがないのである。
ガーナ政府が何もしないならと、
欧米諸国が動き出している。
昨秋、英国の調査機関は、
政府が不法にガーナに産業廃棄物を輸送していないか
調査を始めることになった。
カナダでは、毎年15万トンもの廃棄電化製品が出る。
カナダ政府は、このような廃棄物を船で
ガーナに送らないと約束する条約を
国際機関と結んだ。
しかし、これらの努力だけでは、
廃棄テレビや廃棄コンピュータ、廃棄携帯電話の
アフリカへの流入を防ぎきることはできない。
そしてこれらはガーナの土壌を汚染し、
欧米からの廃棄電化製品の中に埋もれて働く子供を
今日も増やしている。
(CBC The World This Weekend January 26 配信分より)
この話を聞いて、
2011年に地上デジタル対応のテレビでないと
番組が見られらくなる、
そのために日本で地上デジタル対応テレビの
買い替え需要が進んでいるということを思い出しました。
毎年大量の地上デジタル非対応のテレビが、
まだ使えるにもかかわらず処分されていると言います。
もしかしたら日本からもテレビがガーナに送られているかもしれないと思うと、
心が痛みます。。。
ちなみに、うちはまだ地上デジタル非対応の
ブラウン管TV(14インチ)。
壊れるまで使い続けようと考えております…
あるアメリカ人がクローン犬ペットを1350万円で買ったというニュースが
日本でも取り上げられていました。
イギリスBBCでもこのニュースが取り上げられ、
1350万円支払い、愛犬のクローンを
手に入れたという夫妻へのインタビューを聴くことができました。
クローン犬を手に入れたことをうれしそうに話していましたが・・・
私も子供のころ何匹も鳥を飼って何度もお別れしましたが、
このような経験を通して、
死を受け入れることの覚悟を身につけることができたと思っています。
しかし、クローン技術でペットをまた手に入れるということが普通になってしまえば、
死を受け入れる覚悟のない人間になってしまうのではないかと思ってしまいます。
しかも、ペットの生の威厳もおかまいなし。
彼ら夫婦が満たされるために、
自分たちの欲望のために愛犬のクローンを作らせたようなものでしょう。
マテリアティズム精神を基盤とするアメリカ人は、
そんなことお構いなしで、
お金で解決できるのならそれでいいと思っているのでしょうが・・・
ちなみに、この夫妻へのインタビューの終盤で、
BBCのリポーターが「世界では毎年何十万匹という犬が殺されている、
そのような犬を保護する団体へ1350万円を寄付しようとは
思わなかったのですか?」
と尋ねていました。
しきたりや伝統を重んじ、
穏やかな心でいることを願うという英国人。
このBBCのリポーターの辛らつな質問には、
科学技術の恩恵と金に物を言わせるこのアメリカ人夫婦への
侮辱が込められていたような気がしてなりません。。。
前段が長くなってしまいました。
今回は、ガーナに潜むある危険の話題。
加CBC The World This Weekend より。
‘The First World's Electronic Garbage’
インドや中国のように、
アフリカの一部の国は、
コンピュータや携帯電話など、
使用済み電化製品の「処分場」となっている。
そのような廃棄家電から再生可能な部品や資源を取り出すことは、
非常にlucrative(儲かる)であるが、
同時に非常に危険な作業である。
アフリカの一国、ガーナでは、
子供たちが命と引き換えにこの危険な作業に従事している。
ガーナでCBCの記者が取材した。
ここはがらくた製品の集まる、バブロシというところ。
公には、ここはがらくた市場ということになっている。
しかし、私の目で判断するからにして、
ここは「市場」とは言えない。
それは、ここでは毎日2つのものが消えているからだ。
1つは、コンピュータ。
そしてもう1つは、ここで働く子供たちの未来だ。
いま、2人の子供がハンマーを使って
コンピュータのモニターをばらばらにする作業をしている。
彼らはこの中から、
売ることのできる銅線や様々な貴金属を探す。
そして、彼らのように貴重な部品を取り出そうと作業をする子供は、
他に数百人もいる。
コンピュータの中には、危険な化学物質が多く含まれる。
子どもたちは、この危険な取り出し作業を素手でやっている。
部品を取り出し、火にかけ、溶けだした貴金属を売る。
火は、ステレオフォンや車のタイヤを燃やして起こしている。
有毒な黒い煙が舞い上がる。
14歳のアブコリン君。
ここで3年間働いている。
彼は自分が持ってきたパソコンの部品が燃えるのを待っている。
彼の小さな体は煙の灰と泥で覆われている。
右耳の後部の皮膚は湿疹が出ている。
また、喉にも異変の兆候があるという。
数ヶ月前、環境保護団体グリーンピースが、
この土地や付近の潟の土のサンプルを調査した。
基準の百倍以上もの値の鉛が検出された。
その他、発がん物質であるダイオキシンなど、
多くの有害物質が検出されたという。
こんな場所で多くの子供たちが働いているのだ。
ガーナの子供たちのこのような実態は、
すでに有名になっている。
環境保護庁のジョセフさんは言う。
ジョセフさん「我々はこのような事態を把握している。
廃棄されたコンピュータが危険であるということも十分認識している。
これらが適切に処分されないと、
ガーナに深刻な影響を及ぼす」
グリーン地球団体の代表、ジョージ・ハドヒーさん。
彼はこの土地の浄化の必要性を長年訴えてきた。
彼は、この土地の汚染の原因を把握している。
近くの港に船に乗せられて世界中からやってくる、
ガーナにとって必要のない廃棄処分のコンピュータやテレビである。
これらはリサイクルされ再び売られるためにやってくるのだが、
多くはガーナで行き場を失う。
そして、アブコリン君が働くような、
有害がらくた市場が出来上がってしまうのだという。
ここで働く別の男の子、
バシヤー君の住む村へ連れて行ってもらった。
そこは有害がらくた市場のすぐ裏、
filthy(不潔な)でunsafe(危険な)場所。
彼のほかに約3万人が住む。
バシヤー君は一人暮らし。
家の床は新聞紙が敷き詰められ、
天井は段ボール。
バシヤー君は遠くに住む両親をいつも恋しがっている。
両親と一緒に住めるよう、
家を建てたいと考えているが、
有害がらくた市場での稼ぎではそんなことは到底かないそうにもないと言う。
彼の稼ぎは1日約$10(約900円)。
しかし、他の仕事に従事するガーナの人々の稼ぎは1日約$2。
これに比べればまだバシーヤ君は良いほうだという。
そしてこのベターな儲けゆえに、
社会的な問題も環境破壊の問題もはらむこのがらくた市場を
潰してしまおうという動きがないのである。
ガーナ政府が何もしないならと、
欧米諸国が動き出している。
昨秋、英国の調査機関は、
政府が不法にガーナに産業廃棄物を輸送していないか
調査を始めることになった。
カナダでは、毎年15万トンもの廃棄電化製品が出る。
カナダ政府は、このような廃棄物を船で
ガーナに送らないと約束する条約を
国際機関と結んだ。
しかし、これらの努力だけでは、
廃棄テレビや廃棄コンピュータ、廃棄携帯電話の
アフリカへの流入を防ぎきることはできない。
そしてこれらはガーナの土壌を汚染し、
欧米からの廃棄電化製品の中に埋もれて働く子供を
今日も増やしている。
(CBC The World This Weekend January 26 配信分より)
この話を聞いて、
2011年に地上デジタル対応のテレビでないと
番組が見られらくなる、
そのために日本で地上デジタル対応テレビの
買い替え需要が進んでいるということを思い出しました。
毎年大量の地上デジタル非対応のテレビが、
まだ使えるにもかかわらず処分されていると言います。
もしかしたら日本からもテレビがガーナに送られているかもしれないと思うと、
心が痛みます。。。
ちなみに、うちはまだ地上デジタル非対応の
ブラウン管TV(14インチ)。
壊れるまで使い続けようと考えております…
2009年1月27日火曜日
お金
pOD Castで聴くワールドニュース第35回。
今日は無印で買った本棚が届いたので、
組み立てて整理してたら23時近くまでかかってしまいました…
で、今回は、あるMonk(僧侶・修道僧)の話題です。
もともと証券マンであったのがこの人が、
何故修道院の僧侶となったのか?
加CBC The World This Weekend より。
‘Giving Up The Quest For Money’
フランスのマルセイユに、
あるMonk(修道僧)がいる。
彼は、もともとアメリカで働く証券マンだった。
しかし、あるときトレイダーとしての道を捨て、
修道僧になり、
同志とともに貧困層の子供に勉強を教えるという生活に励んでいる・・・。
CBCの記者がマルセイユで彼のことを取材をした。
マルセイユのある細い道の一角にある小さな建物。
壁は薄く、近所の子供のはしゃぎ声なども
屋内まで響き渡る。
ここで、今、夕方の祈りの儀式が行われている。
仲間の僧侶とともにミサをうたう男性の名は、
ヘンリー・クインソン。
40を過ぎたくらいのアメリカ人である彼は、
20年前は、若く、やり手の証券マンであった。
しかし突然その生活に終止符を打ち、
マルセイユの質素な修道僧となった。
ヘンリーさん「私はかつて、
証券会社のトレイダーとして働いていました。
当時は、あっという間に使いきれないほどのお金を稼ぎました。
とても裕福だったと思います。
28歳の時には、大手のメリルリンチ証券から、
ヘッドハンティングのオファーがきたこともあります。
しかし、当時実は私は自分の生き方に何か違和感を感じていました。
メリルリンチからのオファーを断るどころか、
そのとき勤めていた証券会社も辞めてしまったのです」
証券会社を辞めた彼は、
アメリカをも去り、
なにも求めないという生活を求め、
フランスのアルプスのふもとにある修道院で、
僧侶としての生活を始めた。
しかし、その修道院での生活は、
彼には合わないように感じた。
ヘンリーさん「修道院で、普通の僧侶として生活することに
意義があると思っていたが、
実際やってみてあまりそうは感じなかった。
当時、マルセイユでろくに教育も受けられない
子供が多くいると聞き、そこで何かできるのではないかと思った。
行ったこともない、誰も知っている人もいないマルセイユで、
地中海南部の地方からやってくる子供たちの
就業の手助けをしようと思ったんだ」
コマという名前の男の子。
彼は今、へんりーさんから読み書きを教えてもらっている。
毎日放課後、ここマルセイユのヘンリーさんの修道院には、
貧困街、特にイスラム教徒の多い地区から、
コマ君をはじめ、多くの子供たちがやってくる。
学校の勉強についていけず、
さらに学校以外で教育の機会のない彼らに、
ヘンリーさんの他、何人かの僧侶が、
勉強を教えているのだ。
ヘンリーさん「かつて、証券マンとして、
パリのある高級マンションに住んでいたことがあります。
パリの中でも、特にお洒落で、高級な地区でした。
よくシャンゼリア通りに行って派手に買い物もしていました。
しかし、そこに住んでいた4年間、
1つだけなかったものがありました。
それは、近所の人たちからの『ハロー』という言葉。
近隣住民から、4年間1度も挨拶をしてもらったことがなかったのです。
しかし、今このぼろい修道院にいて、
誰もが私に気軽に『ハロー』と声をかけてくれる。
今に比べ、もちろん当時のほうが、
生活は金銭的に余裕がありました。
一生かけても使いきれないほどのお金を稼いでいて、
週末には何に使おうかと悩むほどでした。
今はお金はありません。
当時稼いだお金は、
すべて様々なNPO(非営利団体)に寄付しましたから」
彼に今の金融危機についてどう思うか聞いてみた。
ヘンリーさん「この金融危機は、
お金は役立つものであると私たちに教えているような気がします。
お金をどう使うかが重要であるということです。
ただ自分だけお金を儲けて、
リッチになればいいという話ではないと思います。
お金を、環境保護のために使う、
将来の世代のために我々ができることに使う、
人類の生命のために使う。
自己主義を捨てることで、
お金は我々の希望の星となりうる。
そんなことを今の金融危機が我々に語っているような気がします」
(CBC The World This Weekend January 26 配信分より)
以前、アメリカの大富豪が、
お金を手に入れることだけを狂ったように追い求め、
ついには「誰かにこの資産を盗られるんじゃないか」と妄想が起こり、
精神科にかかるまでおかしくなったという話を聞いたことがあります。
彼は、精神科の医師に、
慈善活動をするよう勧められて実行し、
他人の幸福のためにお金を使うことに意義を見出し、
ようやく精神面での安定を取り戻したそうです。
ただお金を追い求める。
数字を追い求める。
こんなアメリカスタイルの思想が
グローバライゼーションともに、
世界中に広まってしまいました。
しかし、使いきれないほどのお金を稼ぐということに、
何の意味があるのかと思ってしまいます。
特に我々日本人は、
お金は賤しいという考えを持つ人が多いそうで、
かつてのむらか○氏のように、
「お金をもけることの何が悪いんですか?」
といった考え方に反発を持つ。
アメリカ一国主義も崩れかけているということで、
アメリカ的価値観を捨て、
「お金は賤しい」という我々日本人の昔から持つ価値観をルネサンスさせることで、
閉塞感漂う今の時代に、
新たな道筋が見えてくるんじゃないかと、
このPOd CasTの配信を聴いてさらに深く感じました。
今日は無印で買った本棚が届いたので、
組み立てて整理してたら23時近くまでかかってしまいました…
で、今回は、あるMonk(僧侶・修道僧)の話題です。
もともと証券マンであったのがこの人が、
何故修道院の僧侶となったのか?
加CBC The World This Weekend より。
‘Giving Up The Quest For Money’
フランスのマルセイユに、
あるMonk(修道僧)がいる。
彼は、もともとアメリカで働く証券マンだった。
しかし、あるときトレイダーとしての道を捨て、
修道僧になり、
同志とともに貧困層の子供に勉強を教えるという生活に励んでいる・・・。
CBCの記者がマルセイユで彼のことを取材をした。
マルセイユのある細い道の一角にある小さな建物。
壁は薄く、近所の子供のはしゃぎ声なども
屋内まで響き渡る。
ここで、今、夕方の祈りの儀式が行われている。
仲間の僧侶とともにミサをうたう男性の名は、
ヘンリー・クインソン。
40を過ぎたくらいのアメリカ人である彼は、
20年前は、若く、やり手の証券マンであった。
しかし突然その生活に終止符を打ち、
マルセイユの質素な修道僧となった。
ヘンリーさん「私はかつて、
証券会社のトレイダーとして働いていました。
当時は、あっという間に使いきれないほどのお金を稼ぎました。
とても裕福だったと思います。
28歳の時には、大手のメリルリンチ証券から、
ヘッドハンティングのオファーがきたこともあります。
しかし、当時実は私は自分の生き方に何か違和感を感じていました。
メリルリンチからのオファーを断るどころか、
そのとき勤めていた証券会社も辞めてしまったのです」
証券会社を辞めた彼は、
アメリカをも去り、
なにも求めないという生活を求め、
フランスのアルプスのふもとにある修道院で、
僧侶としての生活を始めた。
しかし、その修道院での生活は、
彼には合わないように感じた。
ヘンリーさん「修道院で、普通の僧侶として生活することに
意義があると思っていたが、
実際やってみてあまりそうは感じなかった。
当時、マルセイユでろくに教育も受けられない
子供が多くいると聞き、そこで何かできるのではないかと思った。
行ったこともない、誰も知っている人もいないマルセイユで、
地中海南部の地方からやってくる子供たちの
就業の手助けをしようと思ったんだ」
コマという名前の男の子。
彼は今、へんりーさんから読み書きを教えてもらっている。
毎日放課後、ここマルセイユのヘンリーさんの修道院には、
貧困街、特にイスラム教徒の多い地区から、
コマ君をはじめ、多くの子供たちがやってくる。
学校の勉強についていけず、
さらに学校以外で教育の機会のない彼らに、
ヘンリーさんの他、何人かの僧侶が、
勉強を教えているのだ。
ヘンリーさん「かつて、証券マンとして、
パリのある高級マンションに住んでいたことがあります。
パリの中でも、特にお洒落で、高級な地区でした。
よくシャンゼリア通りに行って派手に買い物もしていました。
しかし、そこに住んでいた4年間、
1つだけなかったものがありました。
それは、近所の人たちからの『ハロー』という言葉。
近隣住民から、4年間1度も挨拶をしてもらったことがなかったのです。
しかし、今このぼろい修道院にいて、
誰もが私に気軽に『ハロー』と声をかけてくれる。
今に比べ、もちろん当時のほうが、
生活は金銭的に余裕がありました。
一生かけても使いきれないほどのお金を稼いでいて、
週末には何に使おうかと悩むほどでした。
今はお金はありません。
当時稼いだお金は、
すべて様々なNPO(非営利団体)に寄付しましたから」
彼に今の金融危機についてどう思うか聞いてみた。
ヘンリーさん「この金融危機は、
お金は役立つものであると私たちに教えているような気がします。
お金をどう使うかが重要であるということです。
ただ自分だけお金を儲けて、
リッチになればいいという話ではないと思います。
お金を、環境保護のために使う、
将来の世代のために我々ができることに使う、
人類の生命のために使う。
自己主義を捨てることで、
お金は我々の希望の星となりうる。
そんなことを今の金融危機が我々に語っているような気がします」
(CBC The World This Weekend January 26 配信分より)
以前、アメリカの大富豪が、
お金を手に入れることだけを狂ったように追い求め、
ついには「誰かにこの資産を盗られるんじゃないか」と妄想が起こり、
精神科にかかるまでおかしくなったという話を聞いたことがあります。
彼は、精神科の医師に、
慈善活動をするよう勧められて実行し、
他人の幸福のためにお金を使うことに意義を見出し、
ようやく精神面での安定を取り戻したそうです。
ただお金を追い求める。
数字を追い求める。
こんなアメリカスタイルの思想が
グローバライゼーションともに、
世界中に広まってしまいました。
しかし、使いきれないほどのお金を稼ぐということに、
何の意味があるのかと思ってしまいます。
特に我々日本人は、
お金は賤しいという考えを持つ人が多いそうで、
かつてのむらか○氏のように、
「お金をもけることの何が悪いんですか?」
といった考え方に反発を持つ。
アメリカ一国主義も崩れかけているということで、
アメリカ的価値観を捨て、
「お金は賤しい」という我々日本人の昔から持つ価値観をルネサンスさせることで、
閉塞感漂う今の時代に、
新たな道筋が見えてくるんじゃないかと、
このPOd CasTの配信を聴いてさらに深く感じました。
2008年12月15日月曜日
フランス人の労働観
POD CASTで聴くワールドニュース第26回。
第23回分でデンマークの労働政策に関する話題を
書かせていただきました。
で、今回は同じヨーロッパの一国、フランスの労働問題の
POD CASTを見つけました。
少し興味深い話題でしたので、
取り上げさせていただきたいと思います。
加CBC The World This Weekend より。
'Keeping A Job or Keeping Days Off ?'
金融危機のこの時期、多くの国で人々が職にしがみつこうと懸命になっている。
しかし、フランスでは、多くの労働者は休日を多く保つことに懸命になっている。
最近、フランスの国会では、
企業に日曜日の営業を認めるかどうかが議論の的になっている。
しかし、フランス国会でのこの動きに、
多くの労働組合や自営業者、
その他多くの「休日の休息はフランス国民のライフスタイルに欠かせない」
と信じて疑わない人々が抵抗している。
CBCの記者のフランスからのリポート。
私が今いるのは、日曜日のシャンゼリゼ通り。
多くの観光客や買い物客でにぎわっている。
しかし、この世界屈指のショッピング通りに並ぶ多くの店は、
営業していない。閉まっている。
フランスの法律により、観光スポットにある店や、
レクレーション施設、文化施設などしか
日曜日の営業を許されていないのだ。
2年前、老舗のバッグブランド、ルイ・ヴィトンは
パリ支店のビルの最上階に美術館を造った。
理由は、日曜日に営業できるようにするため。
昨年シラク氏に代わり、フランス大統領に就任した、
ワーカホリックな新大統領、ニコラ・サルコジ。
彼は、日曜日に営業できないと言うフランスのこの特異な法律を、
いつも皮肉っていた。
サルコジ「シャンゼリゼ通りの一方は、
観光関連施設があり、
多くのお店が日曜も営業している。
しかし、道路を挟んだ反対側の通りは、
日曜日はほとんどの店が閉まっている。
滑稽な光景だ。
観光客も不思議に思うだろう」
フランス政府は、この現状を変えるために動き出した。
パリ、リヨン、リール、マルセイユの四大都市に関して、
全ての店に日曜日の営業許可を与える法律を通そうとしているのだ。
自営業者や、多くの労働組合は、
この法律を歓迎していない。
ある組合のメンバー、シャレーさんはこう話す。
「全ての店に日曜日の営業許可を与えると言うこの法律には、
日曜に労働者を雇う金銭的余裕のないちいさな店を潰したいという
裏の意図が隠されている。
アメリカのような競争社会にしたいんだ。
本当にこの法律が通ってしまえば、
数千人が職を失うだろう」
この法律に反対の人々は、
小さな店と雇用を守りたいというだけではない。
誰もが日曜は休みというこの習慣が好きだと言うのも反対する理由なのだ。
日曜日は営業許可を与えないと言う100年も前から続くこの制度。
別に、宗教的理由からこの制度ができたのではない。
1906年に政教分離政策がとられた際、
この制度もできた。
産業革命以来、フランスの労働者は、
1日12時間労働を、毎日休みもなくこなしていた。
疲弊しきっていた労働者たちを考慮し、
日曜は誰もが休みというこの制度ができたのだ。
この制度のおかげで、
「ファミリーサンデーランチ」という習慣が広まった。
日曜は必ず家族みんなで外食に出かけると言う、
家族団欒の時間である。
シャンデリゼ通りでタバコをふかしていた60歳のコレットさん。
彼は、今は時代が変わってしまったと言う。
コレットさん「『サンデーランチ』をする人は今やいない。
私はパリの郊外に住んでいるが、
日曜日は、いつも暇で、一日することがない。
だから、日曜はパリにやってきて、美術館巡りをする。
美術館は日曜でも開いているからね。
美術館巡りついでに、ショッピングでもしたいと思うが、
お店はほとんど閉まっている」
政府の商業政策を担当する秘書官、ルーク・シャタルさんはこう語る。
シャタルさん「この法律は、国民に自由を与えるということなのだ。
日曜日は誰もが店を開けなければならないと言っているわけではない。
営業したい人は、やればいいと言うことなのだ」
再びシャンゼリゼ通り。
今度は、アパレルショップで働く30歳のケヴィン・ドヴィーさんに
話を聞いた。
ドヴィーさん「私には小さい娘がいる。
日曜日は必ず娘と過ごす。
このかけがえのない日曜日という休日を、
働いて過ごすなんて。
たとえ、給料を多くもらえるとしても日曜日は働きたくない」
アメリカやイギリスの人々にとっては、
多く稼ぐために多く働くと言うのが常識だろう。
しかし、多くのフランスの人々は、
休日を犠牲にしてまで働くと言うことはおかしいと感じているようだ。
日曜にすべての店に営業許可を与えると言うこの法律。
今後の推移を見守っていきたいところである。
(CBC The World This Weekend December 14 配信分より)
昨年5月に就任したサルコジ大統領。
保守主義者、かつ自由主義者とされ、
さらに親米派の政治家。
少し前までのアメリカのように、
規制緩和・自由競争・小さな政府路線をとり、
フランスの労働者もアメリカの労働者のように、
仕事に意欲を持たせるようにし、
競争力のある企業を多く持つ国家にしたいとの意図が見え隠れしています。
フランス人というのは、「日曜日に働けない」制度がることもあり、
世界で一番労働時間が短いんだそうです。
しかし、フランスはG8からロシア、カナダ、イタリアを抜いたG5のメンバーでもあり、
OECDの加盟国でもあり、
一流の経済国家です。
労働時間が短いのになぜこれだけの経済力を保てるのか。
それは、効率性によるとのことです。
フランスの労働者は、世界で一番効率のいい働き方をするんだそうです。
「時間内に仕事を終わらせるにはどうすればよいか」ということを
常に考え、無駄を省いて省いて仕事に取り組む。
労働者のこのような姿勢が、短時間労働経済国家につながっているんだそうです。
一方、ヨーロッパでは「働き蜂」として有名な日本の労働者。
日本の労働者は、「仕事が多いときは、とりあえず残業して終わらせよう」
と考える傾向が強いようです。
仕事量が増える=残業という構造がすぐに思い浮かんでしまうようで、
なかなか「どうすれば時間内に仕事を終わらせられるか」という
効率性を考えるところにはいきつかない。
「一生懸命精を出して働く」のが日本人の美徳の一つであると言うのも
理由であるかもしれません。
会社を19年連続の増収増益へ導いたトリンプの社長、吉越浩一郎氏。
この偉業の秘訣は、「残業ゼロ政策」にあったと言います。
彼は、「就業時間内の社員の集中力を高めることで
全社的な仕事の効率が上がり、
従来以上の価値を生み出す投資になる」
と「日本の論点」で書いていました。
長時間労働による自殺者も絶えない日本。
フランスや吉越さんの考えに基づき、
働き方を根本的に変えることも考えなければならないと思います。
ちなみに、約2年前、パリに旅行に行きました。
確かに日曜は美術館などを除き、
どこの店もしまっていました。
確かに不便でしたが、
「いいなー」と感じてしまいました。
精神的にゆとりがあると言うか、焦ることのないと言うか、
そんなライフスタイルを羨ましく思いました…
第23回分でデンマークの労働政策に関する話題を
書かせていただきました。
で、今回は同じヨーロッパの一国、フランスの労働問題の
POD CASTを見つけました。
少し興味深い話題でしたので、
取り上げさせていただきたいと思います。
加CBC The World This Weekend より。
'Keeping A Job or Keeping Days Off ?'
金融危機のこの時期、多くの国で人々が職にしがみつこうと懸命になっている。
しかし、フランスでは、多くの労働者は休日を多く保つことに懸命になっている。
最近、フランスの国会では、
企業に日曜日の営業を認めるかどうかが議論の的になっている。
しかし、フランス国会でのこの動きに、
多くの労働組合や自営業者、
その他多くの「休日の休息はフランス国民のライフスタイルに欠かせない」
と信じて疑わない人々が抵抗している。
CBCの記者のフランスからのリポート。
私が今いるのは、日曜日のシャンゼリゼ通り。
多くの観光客や買い物客でにぎわっている。
しかし、この世界屈指のショッピング通りに並ぶ多くの店は、
営業していない。閉まっている。
フランスの法律により、観光スポットにある店や、
レクレーション施設、文化施設などしか
日曜日の営業を許されていないのだ。
2年前、老舗のバッグブランド、ルイ・ヴィトンは
パリ支店のビルの最上階に美術館を造った。
理由は、日曜日に営業できるようにするため。
昨年シラク氏に代わり、フランス大統領に就任した、
ワーカホリックな新大統領、ニコラ・サルコジ。
彼は、日曜日に営業できないと言うフランスのこの特異な法律を、
いつも皮肉っていた。
サルコジ「シャンゼリゼ通りの一方は、
観光関連施設があり、
多くのお店が日曜も営業している。
しかし、道路を挟んだ反対側の通りは、
日曜日はほとんどの店が閉まっている。
滑稽な光景だ。
観光客も不思議に思うだろう」
フランス政府は、この現状を変えるために動き出した。
パリ、リヨン、リール、マルセイユの四大都市に関して、
全ての店に日曜日の営業許可を与える法律を通そうとしているのだ。
自営業者や、多くの労働組合は、
この法律を歓迎していない。
ある組合のメンバー、シャレーさんはこう話す。
「全ての店に日曜日の営業許可を与えると言うこの法律には、
日曜に労働者を雇う金銭的余裕のないちいさな店を潰したいという
裏の意図が隠されている。
アメリカのような競争社会にしたいんだ。
本当にこの法律が通ってしまえば、
数千人が職を失うだろう」
この法律に反対の人々は、
小さな店と雇用を守りたいというだけではない。
誰もが日曜は休みというこの習慣が好きだと言うのも反対する理由なのだ。
日曜日は営業許可を与えないと言う100年も前から続くこの制度。
別に、宗教的理由からこの制度ができたのではない。
1906年に政教分離政策がとられた際、
この制度もできた。
産業革命以来、フランスの労働者は、
1日12時間労働を、毎日休みもなくこなしていた。
疲弊しきっていた労働者たちを考慮し、
日曜は誰もが休みというこの制度ができたのだ。
この制度のおかげで、
「ファミリーサンデーランチ」という習慣が広まった。
日曜は必ず家族みんなで外食に出かけると言う、
家族団欒の時間である。
シャンデリゼ通りでタバコをふかしていた60歳のコレットさん。
彼は、今は時代が変わってしまったと言う。
コレットさん「『サンデーランチ』をする人は今やいない。
私はパリの郊外に住んでいるが、
日曜日は、いつも暇で、一日することがない。
だから、日曜はパリにやってきて、美術館巡りをする。
美術館は日曜でも開いているからね。
美術館巡りついでに、ショッピングでもしたいと思うが、
お店はほとんど閉まっている」
政府の商業政策を担当する秘書官、ルーク・シャタルさんはこう語る。
シャタルさん「この法律は、国民に自由を与えるということなのだ。
日曜日は誰もが店を開けなければならないと言っているわけではない。
営業したい人は、やればいいと言うことなのだ」
再びシャンゼリゼ通り。
今度は、アパレルショップで働く30歳のケヴィン・ドヴィーさんに
話を聞いた。
ドヴィーさん「私には小さい娘がいる。
日曜日は必ず娘と過ごす。
このかけがえのない日曜日という休日を、
働いて過ごすなんて。
たとえ、給料を多くもらえるとしても日曜日は働きたくない」
アメリカやイギリスの人々にとっては、
多く稼ぐために多く働くと言うのが常識だろう。
しかし、多くのフランスの人々は、
休日を犠牲にしてまで働くと言うことはおかしいと感じているようだ。
日曜にすべての店に営業許可を与えると言うこの法律。
今後の推移を見守っていきたいところである。
(CBC The World This Weekend December 14 配信分より)
昨年5月に就任したサルコジ大統領。
保守主義者、かつ自由主義者とされ、
さらに親米派の政治家。
少し前までのアメリカのように、
規制緩和・自由競争・小さな政府路線をとり、
フランスの労働者もアメリカの労働者のように、
仕事に意欲を持たせるようにし、
競争力のある企業を多く持つ国家にしたいとの意図が見え隠れしています。
フランス人というのは、「日曜日に働けない」制度がることもあり、
世界で一番労働時間が短いんだそうです。
しかし、フランスはG8からロシア、カナダ、イタリアを抜いたG5のメンバーでもあり、
OECDの加盟国でもあり、
一流の経済国家です。
労働時間が短いのになぜこれだけの経済力を保てるのか。
それは、効率性によるとのことです。
フランスの労働者は、世界で一番効率のいい働き方をするんだそうです。
「時間内に仕事を終わらせるにはどうすればよいか」ということを
常に考え、無駄を省いて省いて仕事に取り組む。
労働者のこのような姿勢が、短時間労働経済国家につながっているんだそうです。
一方、ヨーロッパでは「働き蜂」として有名な日本の労働者。
日本の労働者は、「仕事が多いときは、とりあえず残業して終わらせよう」
と考える傾向が強いようです。
仕事量が増える=残業という構造がすぐに思い浮かんでしまうようで、
なかなか「どうすれば時間内に仕事を終わらせられるか」という
効率性を考えるところにはいきつかない。
「一生懸命精を出して働く」のが日本人の美徳の一つであると言うのも
理由であるかもしれません。
会社を19年連続の増収増益へ導いたトリンプの社長、吉越浩一郎氏。
この偉業の秘訣は、「残業ゼロ政策」にあったと言います。
彼は、「就業時間内の社員の集中力を高めることで
全社的な仕事の効率が上がり、
従来以上の価値を生み出す投資になる」
と「日本の論点」で書いていました。
長時間労働による自殺者も絶えない日本。
フランスや吉越さんの考えに基づき、
働き方を根本的に変えることも考えなければならないと思います。
ちなみに、約2年前、パリに旅行に行きました。
確かに日曜は美術館などを除き、
どこの店もしまっていました。
確かに不便でしたが、
「いいなー」と感じてしまいました。
精神的にゆとりがあると言うか、焦ることのないと言うか、
そんなライフスタイルを羨ましく思いました…
2008年12月7日日曜日
トリュフの問題
Pod Cast聴くワールドニュース第24回。
以前、トリュフのオークションの話題を書かせていただいたことがありますが、
今回「トリュフ狩り」を詳しく伝えるリポートを見つけましたので、
紹介させていただきたいと思います。
加CBC The World This Weekend より。
'Diamond Fungus'
イタリアのタスコニ地方。
白トリュフのシーズンがやってきた。
「食の王様」とも言われる白トリュフは、
地中に育つ「菌類のダイヤモンド」である。
世界で一番高級な食材の一つ。
秋から冬にかけてのこの時期、
世界中から白トリュフを求めて
このタスコニ地方に「ハンター」が集まる。
白トリュフを見つけるのは至難の業。
しかし、年々一層見つけにくくなっているという。
CBCの記者が取材をした。
タスコニ地方のある森で
「トリュフ犬」を連れて白トリュフを探すウルバーノさん。
68歳の彼は、地元でトリュフハンターのベテランとして知られる。
トリュフハンター歴48年。
20歳からやっている。
ウルバーノさん「祖父が白トリュフのハンターでした。
父もその影響でハンターとなりました。
父は私や兄弟にトリュフの話をいつもしていました」
ウルバーノさんは毎日夜明けの時間から正午まで、
森に入ってトリュフを探している。
連れていくトリュフ犬のバッフィーナ君は
トリュフのにおいをかぎつけるために訓練された犬。
ウルバーノさん「このトリュフ犬は、
白トリュフを嗅覚で探し、
見つけると口にくわえて私の所へ持ってきてくれる。
一つの白トリュフの大きさはピンポンボールほど。
とっても優秀なトリュフ犬です」
ウルバーノさんは、これまで巨大トリュフを見つけた経験がある。
1984年に700グラムの'monster'トリュフを見つけた。
その数年後には400グラムの物を発見した。
ウルバーノさん「巨大白トリュフを見つけた時は、
神からの贈り物だと感じました。
それ一つで、一般の労働者の一か月以上の稼ぎになりましたから」
白トリュフの森から車で少し行ったところにある、
中世の雰囲気を残す丘の町、サンミニアート。
ここは、トリュフ市場となっている。
トリュフ商人のコマ・シャンティさん。
グラスに入ったトリュフを通行人に売っている。
小さめのトリュフだと、今年は1kgで約$2,000(約20万円)で
取引されている。
発見が難しい大きめのトリュフになると、
1kg約$3,000。
これだけの高価な食材。
いったいどんなお客が買っていくのか。
トリュフ商人「ほとんどは外国のお客だ。
中東地域からのお客もいる。
石油で儲けた『新興成金』のやつらさ」
しかしそれにしても、
世界で一番高価なfungus(菌類)であるこの白トリュフの
魅力は一体何なのか。
トリュフハンターやその家族で作るある団体のリーダー、
サルバトーレさんはこう話す。
「見つけるのが難しいことが何よりの魅力かな。
特定の場所にしか育たない。
気候も関係している。
見つけた時の感激と言ったら、
言葉では言い表せないさ。
そういう意味で、トリュフは、美しい女性のようだと言えるかな。
見たとたんに、恋に落ちる。
そんな存在さ」
しかし、そんな白トリュフに、実は大きな問題が訪れようとしている。
農学者であるグイドさん。
トリュフの森とその周辺地域の白トリュフの生息状況を
ここ10年間調べている。
彼によると、白トリュフの収穫量は
ここ10年で半分ほどまでに落ちてしまったという。
土地開発などで、白トリュフの生息できる土地が
汚染されていることや、
トリュフハンターの増加等が原因であると彼は推測する。
農学者グイドさん「10年前、ハンターたちは、
毎日約500グラムものトリュフを見つけていた。
しかし、今は、良くて1日50グラム程度、
ときには全く収穫のない日もある」
白トリュフには、ある謎がある。
白トリュフ狩りはここ1世紀ほど行われおり、
値段も高く人気があるが、
どういうわけか、シイタケのように培養ができない。
研究者もこの謎だけは解明できないという。
トリュフの森が、10年前の状態に戻り、
再びトリュフにとって生息しやすい環境を取り戻すこと。
これが白トリュフを見つけ続けられる唯一の道。
時間と自然の力に頼るしかない。
(CBC The World This Weekend December 6 配信分より)
松茸やトロやカニよりも高価な白トリュフ。
私は食べたことはありません。
おいしいんでしょうか。
環境の変化や乱獲が白トリュフにまで脅威を与えているんですね。
日本へ入ってくる量も将来的に減ってしまうのでしょうか。
そういえば、クロマグロも日本人が高く買ってくれるということで
世界中で乱獲が問題になっており、
捕獲量が制限され、
日本への輸入量が減るのではと言われています。
ミシュラン東京で星の数でパリを上回り、
名実ともに「食の首都」となった日本。
しかし、肝心の高級な食材がなければ、
そんな輝かしい名誉もすぐに消え失せてしまうかもしれない。
それ以前に、
日本の食料自給率は40%という危機的な数字がある。
食糧のほとんどを海外からの輸入に頼っているというのが
日本の食の現実。
他国との関係が悪化し、
食料を売ってくれなくなったら、
たちまち日本人が餓えてしまいかねない。
ほんの数十年前までは、
食料自給率は70%台でした。
日本の農業を「復活」させ、
かつてのように国産食材をより気軽に簡単に手に入るようにすること。
こうして初めて日本が本当の「食の首都」になれるのではないでしょうか。
以前、トリュフのオークションの話題を書かせていただいたことがありますが、
今回「トリュフ狩り」を詳しく伝えるリポートを見つけましたので、
紹介させていただきたいと思います。
加CBC The World This Weekend より。
'Diamond Fungus'
イタリアのタスコニ地方。
白トリュフのシーズンがやってきた。
「食の王様」とも言われる白トリュフは、
地中に育つ「菌類のダイヤモンド」である。
世界で一番高級な食材の一つ。
秋から冬にかけてのこの時期、
世界中から白トリュフを求めて
このタスコニ地方に「ハンター」が集まる。
白トリュフを見つけるのは至難の業。
しかし、年々一層見つけにくくなっているという。
CBCの記者が取材をした。
タスコニ地方のある森で
「トリュフ犬」を連れて白トリュフを探すウルバーノさん。
68歳の彼は、地元でトリュフハンターのベテランとして知られる。
トリュフハンター歴48年。
20歳からやっている。
ウルバーノさん「祖父が白トリュフのハンターでした。
父もその影響でハンターとなりました。
父は私や兄弟にトリュフの話をいつもしていました」
ウルバーノさんは毎日夜明けの時間から正午まで、
森に入ってトリュフを探している。
連れていくトリュフ犬のバッフィーナ君は
トリュフのにおいをかぎつけるために訓練された犬。
ウルバーノさん「このトリュフ犬は、
白トリュフを嗅覚で探し、
見つけると口にくわえて私の所へ持ってきてくれる。
一つの白トリュフの大きさはピンポンボールほど。
とっても優秀なトリュフ犬です」
ウルバーノさんは、これまで巨大トリュフを見つけた経験がある。
1984年に700グラムの'monster'トリュフを見つけた。
その数年後には400グラムの物を発見した。
ウルバーノさん「巨大白トリュフを見つけた時は、
神からの贈り物だと感じました。
それ一つで、一般の労働者の一か月以上の稼ぎになりましたから」
白トリュフの森から車で少し行ったところにある、
中世の雰囲気を残す丘の町、サンミニアート。
ここは、トリュフ市場となっている。
トリュフ商人のコマ・シャンティさん。
グラスに入ったトリュフを通行人に売っている。
小さめのトリュフだと、今年は1kgで約$2,000(約20万円)で
取引されている。
発見が難しい大きめのトリュフになると、
1kg約$3,000。
これだけの高価な食材。
いったいどんなお客が買っていくのか。
トリュフ商人「ほとんどは外国のお客だ。
中東地域からのお客もいる。
石油で儲けた『新興成金』のやつらさ」
しかしそれにしても、
世界で一番高価なfungus(菌類)であるこの白トリュフの
魅力は一体何なのか。
トリュフハンターやその家族で作るある団体のリーダー、
サルバトーレさんはこう話す。
「見つけるのが難しいことが何よりの魅力かな。
特定の場所にしか育たない。
気候も関係している。
見つけた時の感激と言ったら、
言葉では言い表せないさ。
そういう意味で、トリュフは、美しい女性のようだと言えるかな。
見たとたんに、恋に落ちる。
そんな存在さ」
しかし、そんな白トリュフに、実は大きな問題が訪れようとしている。
農学者であるグイドさん。
トリュフの森とその周辺地域の白トリュフの生息状況を
ここ10年間調べている。
彼によると、白トリュフの収穫量は
ここ10年で半分ほどまでに落ちてしまったという。
土地開発などで、白トリュフの生息できる土地が
汚染されていることや、
トリュフハンターの増加等が原因であると彼は推測する。
農学者グイドさん「10年前、ハンターたちは、
毎日約500グラムものトリュフを見つけていた。
しかし、今は、良くて1日50グラム程度、
ときには全く収穫のない日もある」
白トリュフには、ある謎がある。
白トリュフ狩りはここ1世紀ほど行われおり、
値段も高く人気があるが、
どういうわけか、シイタケのように培養ができない。
研究者もこの謎だけは解明できないという。
トリュフの森が、10年前の状態に戻り、
再びトリュフにとって生息しやすい環境を取り戻すこと。
これが白トリュフを見つけ続けられる唯一の道。
時間と自然の力に頼るしかない。
(CBC The World This Weekend December 6 配信分より)
松茸やトロやカニよりも高価な白トリュフ。
私は食べたことはありません。
おいしいんでしょうか。
環境の変化や乱獲が白トリュフにまで脅威を与えているんですね。
日本へ入ってくる量も将来的に減ってしまうのでしょうか。
そういえば、クロマグロも日本人が高く買ってくれるということで
世界中で乱獲が問題になっており、
捕獲量が制限され、
日本への輸入量が減るのではと言われています。
ミシュラン東京で星の数でパリを上回り、
名実ともに「食の首都」となった日本。
しかし、肝心の高級な食材がなければ、
そんな輝かしい名誉もすぐに消え失せてしまうかもしれない。
それ以前に、
日本の食料自給率は40%という危機的な数字がある。
食糧のほとんどを海外からの輸入に頼っているというのが
日本の食の現実。
他国との関係が悪化し、
食料を売ってくれなくなったら、
たちまち日本人が餓えてしまいかねない。
ほんの数十年前までは、
食料自給率は70%台でした。
日本の農業を「復活」させ、
かつてのように国産食材をより気軽に簡単に手に入るようにすること。
こうして初めて日本が本当の「食の首都」になれるのではないでしょうか。
2008年10月29日水曜日
パレスチナの裁判官
POD CASTで聴くワールドニュース12回目。
今回は中東パレスチナから、
ある女性裁判官の話題。
加CBC The World This Weekendから。
'A Female Judge in Sharia Court'
パレスチナ自治区で初の女性裁判官が生まれた。
彼女はSharia Court(イスラム法を基にした法廷)で
法の審判として働くこととなる。
イスラム圏で、女性がこのような地位に就くことは、
大変珍しいことで、彼女もこのことから困難に直面することも多い。
パレスチナ・リマラのCBCの記者が取材をした。
パレスチナ自治区で初の女性裁判官となった、ハルードさん。
3児の母でもある彼女は、
超難関である裁判官試験を、
とびぬけた成績で合格した。
イスラム圏で女性初の裁判官になれたことの喜びは、
彼女にとって言葉に言い表せられないほどであった。
ハルードさん「これは、イスラム圏の女性にとっての勝利であると感じます。
イスラムは、保守主義や過激主義であることで常に非難の的にあるからです。
イスラムは保守派でも過激派でも人種差別主義でもないということを、
世界に示すことができると思います」
彼女が裁判官として働くのは、「ローテク」法廷。
コンピュータはおろか、タイプライターもない。
ここでは裁判官のあらゆる判決は手書きで記録される。
しかし、こんなローテクなイスラム法廷でも
もちろん多くの重要な裁判がおこなわれる。
離婚や養育権など家族に関する事項の判決が下されるのは、
この法廷でだけ。
裁判官になる前の過去6年間、
ハルードさんは、女性のための法律相談所で働いていて、
女性やその子供たちの代表としてこの法廷に足を運ぶことが多かったという。
弁護士のアラ・オバクリーさん(男性)は彼女についてこう話す。
「ハルードさんは、パレスチナで最も優れた裁判官です。
彼女は経験も豊富だし、家族問題に関することに長く携わってきました」
この法廷の最高裁判官であるタミミさんはこう話す。
「イスラム圏で女性が法曹の世界へと躍進し、
裁判官としての地位を勝ちとったことは私にとっても非常にうれしいこと。
女性は、法曹として男性より優れていると強く感じている。
特に、この法廷で専門的に扱うのは、
離婚や養育権など家族に関する問題。
女性はこのような問題解決の際に有利であると思う」
しかし、このように女性が裁判官として務めることが
気に食わないという男性もここイスラム圏では多いという。
この法廷に来ていたある男性は
「法廷は男の仕事場だ。まぁ、私にはどうしようもないのだが」
と述べる。
ハルードさんが裁判官を務めるこの法廷もこのような動きを意識しており、
女性がイスラム圏で裁判官として働くことのむずかしさを痛感しているという。
ハルードさん「ここの法廷で働く人たちは、
女性である私が裁判官として気持ちよく働けるよう、
いつも協力してくれます。
法廷は男の仕事場という意見を言う男性がいるということを、
同僚はみな悲しく思っています」
ハルードさんは、イスラム圏でもっと多くの女性が法曹界で活躍できるよう、
体制を整えていくことにも貢献していきたいと話す。
(CBC The World This Weekend October 25 配信分より)
このパレスチナと領土問題で長く争っているのが、
第一回でも話題にでてきたイスラエル。
ユダヤ教徒が中心のこのイスラエルでは、
外相が女性であり、また、過去に女性首相が誕生したことがあるなど、
主要な地位に女性がつきやすい国であり、
今回は中東パレスチナから、
ある女性裁判官の話題。
加CBC The World This Weekendから。
'A Female Judge in Sharia Court'
パレスチナ自治区で初の女性裁判官が生まれた。
彼女はSharia Court(イスラム法を基にした法廷)で
法の審判として働くこととなる。
イスラム圏で、女性がこのような地位に就くことは、
大変珍しいことで、彼女もこのことから困難に直面することも多い。
パレスチナ・リマラのCBCの記者が取材をした。
パレスチナ自治区で初の女性裁判官となった、ハルードさん。
3児の母でもある彼女は、
超難関である裁判官試験を、
とびぬけた成績で合格した。
イスラム圏で女性初の裁判官になれたことの喜びは、
彼女にとって言葉に言い表せられないほどであった。
ハルードさん「これは、イスラム圏の女性にとっての勝利であると感じます。
イスラムは、保守主義や過激主義であることで常に非難の的にあるからです。
イスラムは保守派でも過激派でも人種差別主義でもないということを、
世界に示すことができると思います」
彼女が裁判官として働くのは、「ローテク」法廷。
コンピュータはおろか、タイプライターもない。
ここでは裁判官のあらゆる判決は手書きで記録される。
しかし、こんなローテクなイスラム法廷でも
もちろん多くの重要な裁判がおこなわれる。
離婚や養育権など家族に関する事項の判決が下されるのは、
この法廷でだけ。
裁判官になる前の過去6年間、
ハルードさんは、女性のための法律相談所で働いていて、
女性やその子供たちの代表としてこの法廷に足を運ぶことが多かったという。
弁護士のアラ・オバクリーさん(男性)は彼女についてこう話す。
「ハルードさんは、パレスチナで最も優れた裁判官です。
彼女は経験も豊富だし、家族問題に関することに長く携わってきました」
この法廷の最高裁判官であるタミミさんはこう話す。
「イスラム圏で女性が法曹の世界へと躍進し、
裁判官としての地位を勝ちとったことは私にとっても非常にうれしいこと。
女性は、法曹として男性より優れていると強く感じている。
特に、この法廷で専門的に扱うのは、
離婚や養育権など家族に関する問題。
女性はこのような問題解決の際に有利であると思う」
しかし、このように女性が裁判官として務めることが
気に食わないという男性もここイスラム圏では多いという。
この法廷に来ていたある男性は
「法廷は男の仕事場だ。まぁ、私にはどうしようもないのだが」
と述べる。
ハルードさんが裁判官を務めるこの法廷もこのような動きを意識しており、
女性がイスラム圏で裁判官として働くことのむずかしさを痛感しているという。
ハルードさん「ここの法廷で働く人たちは、
女性である私が裁判官として気持ちよく働けるよう、
いつも協力してくれます。
法廷は男の仕事場という意見を言う男性がいるということを、
同僚はみな悲しく思っています」
ハルードさんは、イスラム圏でもっと多くの女性が法曹界で活躍できるよう、
体制を整えていくことにも貢献していきたいと話す。
(CBC The World This Weekend October 25 配信分より)
このパレスチナと領土問題で長く争っているのが、
第一回でも話題にでてきたイスラエル。
ユダヤ教徒が中心のこのイスラエルでは、
外相が女性であり、また、過去に女性首相が誕生したことがあるなど、
主要な地位に女性がつきやすい国であり、
パレスチナの状況とは対照的です。
タミミさんがインタヴューで話していたように、
学生生活を通して、
私も女性は男性より頭がいいといつも感じてきました。
物理的な力より、インテリジェンスが重視されるこの時代、
もっと女性の知的な能力を仕事などで生かせる仕組み作りが
大切であると感じます。
タミミさんがインタヴューで話していたように、
学生生活を通して、
私も女性は男性より頭がいいといつも感じてきました。
物理的な力より、インテリジェンスが重視されるこの時代、
もっと女性の知的な能力を仕事などで生かせる仕組み作りが
大切であると感じます。
(ちなみに、CBCはCanadian Broadcasting Corporationの略で、
カナダの国営放送です)
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