2012年4月19日木曜日

Russian punk band

Pod Castで聴く英国のニュース

BBC Global News から

“Russian Punk Band”


プシー・ライオットを知っていますか?
これはメンバーが全員女性のロシアのパンクバンドです。
歌詞に急進的でフェミニズムな言葉を織り交ぜ歌うその手法は、
ロシアのニュースでもしばしばヘッドラインを飾る。
しかし、最近の彼女たちが行った、向う見ずな行動が、
悲しい結果をもたらしてしまいました。
2月に彼女たちがモスクワの大聖堂で例のパンクソングを歌っていたところ、
メンバーのうち3人が警察に拘束されたのです。
そしてhooliganism(フーリガニズム、公共風紀違反)の罪で起訴されてしまったのです。
そのうち2人は小さな子を持つ母親でした。
拘束されて6週間経ちます。
後半も数週間後に行われ、有罪となれば7年の服役になってしまいます。
この事件により、ロシアでの教会の在り方が大きな議論となっています。

BBCの記者がモスクワからリポートします

4歳の女の子ゲダとその父親、ピョートル・ビダロフは、
モスクワ北部の小さなアパートの7階に住む。
ゲダちゃんは母親に会えなくなって6週間。
母親はモスクワの教会で政府を辛辣に批判するパンクソングを歌ったことで当局に拘束された。
父親もその場にいたが、母親だけ2週間後に拘束された。
彼は、ゲダちゃんの母親である妻は、プーチンの意志により拘束されたというsuspect(疑い)を持っている。

麗のパンクソングに歌詞に出てくる、
“Mother Maria, please send Putin away”(マリア様、プーチンを追いやってください)
という表現がクレムリン(ロシア当局)を怒らせた。

このライブ演奏は、モスクワにある大聖堂の、キリストの像が安置される祭壇の前で行われた。
他にもいくつもの宗教用語が歌詞の中に出てきて、それを政府批判につなげている。
このライブ模様はYouTubeに投稿され、これを見て怒りを覚えたロシア人も多い。
ある司祭は、これを見て「悪魔が微笑んでいるようだ」と評したという。

政府のあるスポークスマンに話を聞いた
スポークスマン「神への冒涜であるこの行為に非常にショックを受けた。
また、聖書の言葉がその歌詞に使われているということも遺憾であった」
記者「しかし、このことは、拘留や裁判を伴うほどの大きな事象でしょうか?」
スポークスマン「このようなことが許されてしまうと、社会的不安を引き起こす。
特に女性の場合は看過できない」

教会側は、裁判の前に6週間も拘束されている、小さい子の母親でもあるこのパンクバンドのメンバーたちに必ずしも同情的ではない。
人権擁護団体であるアムネスティ・インターナショナルのメンバーは、
これはprisoners of conscience(良心の拘束)であると宣言する。
アムネスティ・インターナショナルのあるメンバー「これは暴力行為を起こしたというわけでもないし、
公共の秩序を乱すような行為でもない。
彼らは自分たちの意見を主張する権利はあるし、
デモクラシー国家では考えられないことだ。
ロシア政府の理不尽な横暴さが透けて見える事象である」

BBC Global News 4月19日配信分より

http://www.youtube.com/watch?v=CZUhkWiiv7M外部リンク
↑これがプシー・ライオットのPV。
教会で行ったライブの映像ではありませんが。
これを見ている限り、小さな子供のいる母親がこんなことスンナよと思いますが・・・
ロシア政府の理不尽な弾圧もひどいですが、
教会で聖書の言葉を使って政府批判をするパンクのライブも、
カソリックの人なんかにとっては言語道断な行為なんでしょう。
私はカソリックでもプロテスタントでもないので良く分かりませんが。

この間のロシアの選挙でプーチンがロシアの大統領に返り咲くこととなりました。
プーチンは今後ロシアの憲法を改正し、今後12年大統領の座に居座る可能性があります。
しかし、エリツィン死後資源外交等でロシア経済を立て直し、
熱狂的な支持を得ていたころの人気はもはや彼にはありません。
この間の選挙でも、プーチンによる不正工作が行われたということで、
反プーチンのデモがロシアの至る所で行われていたようです。
もんだいは、この微妙な立場のプーチンと、日本がどのような関係を保っていくかということ。
北方領土問題を始め、強硬的な資源外交など、様々な懸案を日本政府に解決してもらいたいものです。
まぁ今の民主党政権には120%無理でしょうが。

2012年3月29日木曜日

polyglot


英BBC Global Newsから。



“A young polyglot”

このGlobal Newsをお聴きのリスナーの中には2か国語、
はたまた4か国語を話せる方もいらっしゃることでしょう。
しかし、驚くべき若者がいます。
16歳のティムシー・ドーナ君。
彼はいったい何か国語を話せるのか?

ティムシー「23か国語です」
記者「23か国語?!いったいどうやってマスターしたの?」
ティムシー「趣味として習い始めたんだ。
まずアラビア語から始めて、どんどんいろんな言語を学んでいったんだ」
記者「習うのに何か特別な技術はあるのかい?」
ティムシー「技術と言っても難しいな。
本当に趣味だったんだ。
ツアーガイドなんかをやって学んだこともあったよ。
そのお客さんの国の言葉でホテルやレストランを予約するだとか。
でもやっぱり文法や文構造から習い始めるのがいいと思うね。
やはり言語学に興味を持つことは大事だと思う。
語形論や統語論、単語の成り立ちなんかをネイティヴの人と話し始める前に学ぶことは大事かな」
記者「やはり母国語以外の言語をマスターするのは大変なのかい?」
ティムシー「もちろんです。
母国語が何かによってどの言語が難しいかというのも違ってくる。
今のところ、英語を母国語とする人にとって一番厄介なのは、
文法からしても発音からしてもロシア語だと思う。
ただ、やはりインド・ヨーロッパ言語に属する言葉どうしはつながりがあって、
習いやすいとは思うけどね。」
記者「ちょっと試していいかい?(フランス語を話す)」
ティムシー「(フランス語で対応)」
記者「いいね、フランス語はとても流暢だ。簡単かい?」
ティムシー「フランスは簡単さ」
記者「それじゃ、マンダリン(シナの公用語)はどうだい?マンダリンを話す同僚のカレンと会話してみて」
(カレンとティムシーがマンダリンで会話)
記者「カレン、彼のマンダリンはどうだい?」
カレン「うーん、発音がちょっとね・・・あっ、ごめんなさいね」
ティムシー「(マンダリンで)わかってるさ」
(記者 苦笑)
記者「オッケーオッケー。では、23か国語を話せるということは、23か国語すべて流暢に話せるということかい?」
ティムシー「流暢というのもあいまいな言葉で、どのレベルを流暢というのかはっきり定義できないよね。
例えば、その言語でphilosophy(哲学)やその国の税制度を議論できるほどでなくてもいいと思うんだ。
コミュニケーションに必要な言語能力があればいいと思うんだよね」
記者「なるほど。今はどんな言語習得訓練をしているんだい?」
ティムシー「うん、毎10~15の言語を使って訓練はしているよ。
言語学校でもやるし、地下鉄で誰かと会話したりっていうのもあるし。
チャットで他国の人と交信したり、スカイプで会話したりもするね。
毎朝8~10か国の「ニュースを聴くということもしているとよ」
記者「今後どんな言語を学びたいと思っているんだい」
ティムシー「まずは日本語を学びたいとすごく思ってる。
あとポーランド語やイタリア語」
記者「素晴らしい。これからもがんばって。チャオ」

(BBC Global News 3月29日 配信分より)

16歳でこれだけの言語を話せるというのはすごいっすね。
ただ、言語の勉強ばかりに熱中して、きちんと他のことにも興味を持って二度と来ない青春を満喫できているのかが気になります。
ティムシーはロシア語が一番難しいと話していましたが、
世界で一番難しい言語は日本語です。
色々言語学者の本等を読むとそのような記述を見かけますし、
日本語を含め10か国語を操れるピーターフランクルもそう言ってました。
助詞(を、に、が、の、より、と、へ、や、より、で)の使い方や、
あいまいな表現が多いこと、
ひらがな、カタカナ、漢字の混合という他の言語にはない独特の特徴があるためだとか聞いたことがあります。
世界で唯一、一国一文明の国である日本は、他の国とこの日本語を共有できなかったという歴史があるからでしょうか。

2012年3月5日月曜日

air pollution in China

英the Economist

2月11日 Printed Editionから。

シナでの大気汚染の記事。

“ Satellite date reveal the true scope of China's pollution problem”

PM2.5という単語を聞いたことがおありだろうか。

これは最近シナで起こっているあることと関連のある単語。

これは大気中の最も小さな固形の物質―直径2.5ミクロより小さい大気中の汚染物質を示す。

これらの物質は人の肺の奥に入り込んでしまう。

より大きいPM10の数値の汚染物質よりも簡単に。

しかしここ最近までシナ政府はPM10の数値の汚染物質に関する情報しか国民に提供していなかった。

このことが他国の研究機関によりシナの人々に暴露されたとき、様々なシナのネット上で炎上が起こった。

そのときの国民の反応があまりにすさまじかったため、シナ政府は調査を行い、

大気中のPM2.5の数値の物質に関する情報も首都北京やその他いくつかの都市で公表するようになった。

しかしその情報が公表されない他のシナの都市はどうなるのか。

現在のところそこではPM10の数値の大気中の物質に関する情報のみ公表されている。

ここでも手が加えられる予定である。

大気中の汚染物質に関するデータの調査は地表近くで測定するのが最適とされているが、

衛星を使いどれだけ太陽からの光が汚染物質によって遮られているかを測定するほうが

正確な数値が出るということが最近では常識となっている。

エール大学やコロンビア大学ではこの手法をとっており、

米国製の衛星を使い、国中のPM2.5サイズの大気中汚染物質の測定を行っている。

WHOの手引きによると、1立方メートルあたり10ミクログラムを超えたPM2.5の数値であれば安全性に問題はないとされる。

研究員のフス氏によると、ほぼすべてのシナの地域でこの数値を上回っており、非常に危険な状態である。

実際、平均1立方メートル当たり30ミクログラムを超える数値の大気汚染をこの国のほとんどの国民は被っている。

北京では35ミクログラム。

ヘナンでは50ミクログラムに上る。

大気汚染がひどい日にはこの数値をはるかに上回る汚染物質を吸い込んで生活していることになる。

フス氏の調査方法は必ずしも完ぺきではない。

衛星を使った調査では雪が積もったところや砂漠では誤差が出るし、

空高い所にある物質と地表近くの物質との区別も容易には付けられない。

また、人が住んでいる地域と住んでいない地域の違いも考慮にいれる必要がある。

このような事情もあるが、シナの人間が他のどの国度の地域の人々よりはるかに汚い空気のもとに住み、

はるかに多くの汚染物質を肺へと吸い込んでいることは間違いない。

汚染と経済発展は同時に進行するといっていいものであり、

後者の力強さが続く限り、前者は一時的には我慢しなければならないと思うのが近代国家の人間の思考であろう。

彼らがおそらく我慢できないのは、シナの人々が他の国の研究機関によって真の汚染状態を知らされなければならなかったという現実であろう。

(the Economist 2月11日 Print Edition より)

シナの大気汚染については日本も迷惑をこうむっていますね。

いわゆる黄砂です。

黄砂により砂だけでなく汚染物質まで日本に上陸してしまっているということです。

北京五輪の際、大気汚染を恐れた一部の国の五輪代表選手が日本に選手村を作り、

練習等は日本で行い、

試合の際だけ北京に飛ぶという事態があったということも記憶に新しいところです。

また大気汚染のみならず、工場からの汚染物質をそのまま川に流し

それが日本海やロシアの湖等に流れ着いて深刻な問題になったというニュースも数年前にありました。

シナが一人で勝手に苦しむのなら構いませんが他国にまで迷惑をかけるのは本当にやめてもらいたいっすね。

2012年2月20日月曜日

ドイツの苦悩

めんたいこと海苔のバター飯
何故か日経夕刊にこんな簡単料理が。
熱いご飯の上にサイコロ状に切り分けたバターをいくつか載せ、少しかきまぜてバターを溶かし、その上から辛子めんたいこを好みの量載せ、さらにかきまぜ、その上にもみ海苔を載せていただきます
バターの代わりにマーガリンでも多分大丈夫だと思います。旨いすよ。娘もめっちゃおいしそうに食べました

で今回はドイツのこんな事情。
英BBC Global Newsから。



"the hardshipn in Europe's strongest economy"

EUを襲う金融不安。
EUの中でも健全性を保つドイツではその影響は比較的軽いとされており、 recession(景気後退)を回避するとみられている。
しかし市場においてその価値は下がりつつある。
未だ多くのEUの人々はドイツを尊敬と羨望のまなざしで見つめ、ユーラシアの健全な経済国家であるとみなしている。
しかし実際問題、この国の現実は厳しい。

BBCの記者が苦難にあえいでいるドイツの港町ブレーメンの現状を取材した。

ここ港町ブレーメンでは、頻繁に大型船とそこからの荷物をEUで最大の経済国であるドイツ国内に運び込むトラックの往来がみられる。
しかしかつてほどの盛んさはない。
製造業は落ち込み、造船所も閉鎖され、それらによる失業者の増加は著しい。
ドイツで一番失業率が高いのがここブレーメンだ。
とくに子供の失業が目立つ。
ここは他のドイツの都市とは違うのである。

ピーターンはnomad worker。いわゆる放浪労働者である。
彼は今職はない。
塗装工である彼は景気が良かったころは色々なところへ出向き仕事をした。
イタリアにスペイン。
しかし家を持ったここブレーメンで一番長く働いてきた。
そして今は仕事がない。
ピーター「ここ数十年で最悪の事態だよ。
少し前までは本当によく働いてた。
しかし今は仕事がない。
これほど不幸なことはない」

ドイツは変わりつつある。
消費に対する考え方も変わってきている。
ドイツの人々は今、何でもクレジットで買う。
これは数年前には考えられなかったことだ。
若い世代のみならずあらゆる年代の人間がそうしている。
生活必需品さえもクレジットで買う。

また、格差の問題も出てきている。
今ドイツの上位10%の稼ぎ頭たちは下位10%の人々の8倍の収入がある。
20年前はその差は6倍であった。
ここブレーメンではその格差がよりはっきり見て取れる。
ドイツではセーフティネットが確立されているが、最近はブレーメンの浮浪者に対処できる余裕がなく、ほったらかしにされている。
また、いわゆるworking poor(ワーキングプア)なる言葉も出てきた。
どれだけ働いても生活をぎりぎり支えることのできるほどの収入しか得られない人のことである。
米国では一般的であるが、ここドイツではそうではなかった。
かつては単純労働でさえ十分な収入を得られた。
労働対策カウンセラーのエルカ氏は言う。
「ブレーメンでは失業より貧困の問題が深刻になっている。
職があるのに貧困であるという人が増えているのです。
正確な数値は分かりませんが、ここブレーメンではその比はかなり高いと思われます。
何より心配なのは2万人を超える15歳未満のワーキングプアの子供たち。
彼らへの支援をまず何とかしなければなりません」

ブレーメンは歴史のある町。
荘厳な教会が通りに建ち並ぶ。
しかしその陰では深刻な問題が渦巻く。
貧困がさらに労働市場を非流動的にしている。
ドイツは人件費の低いアジアでの生産移管を進め、経済を推進させようとしている。
それは確かに成功しており、他のどのEUの国より高い成長率を維持している。
しかしその陰にはhuman costの犠牲が隠されている。


Global News 2月15日配信分より


大変そうっすね。
現在、米国、シナ、日本に続き世界第4位の経済大国であるドイツ。
つい最近大統領も変わりました。
ユーロ危機対処の盟友である仏のサルコジ大統領も今年交代することが予想され、
首相のメルケルはEUやユーロの運営問題頭を抱えなければならない年になるでしょう。
VWやシーメンス等独企業の優勢が伝えられる昨今ですが、
国内の事情を見てみるとなかなか解決できない問題が多いようです。

2012年1月14日土曜日

China’s Railway

シナウェイ

英 the Economist から。

“less express ~ What the country needs is a more efficient network, not faster trains”

シナの鉄道好きがまた熱を帯びているようだ。
昨年のおぞましい高速鉄道脱線転覆事故や過度のコスト無視の経営にもかかわらず、
鉄道関係幹部らは高速鉄道ネットワークの更なる延伸を目指している。
更なる高速化を求め、シナの最大手鉄道車両メーカーは、
時速500km/hの車両を開発したという。

高速鉄道車両は魅力的だ。
政治家たちは自国の高速鉄道車両を見せびらかしたがる。
しかしもっと多くのシナの人々がよりリーズラブルナ価格で行きたいところへ行けるようになるには、
このような高速への投資よりもっと地味な3つのことに注力していかねばならないだろう。
政府独占保有の鉄道会社、シナレールはこの3つ全てを欠いている。

1つ目は安全である。
昨年7月の高速鉄道事故では40人が犠牲となった。
鉄道関係幹部らは証拠隠滅に躍起になったが、
それがかえってシナ国内のネット上で国民から反感を食らう数えきれない書き込みを誘発することとなった。
政府びいきのメディアでさ1982え、“development had become stained with blood(技術の発展が血で汚された)”、と報じた。
この事故の結果、シナ政府は人的ミスや自国技術システムの不備等を認め、
50人の鉄道関係幹部の処分を決定したが、まだまだ徹底的な改革が必要であろう。

2つめが、ないがしろにされてきたIT技術だ。
シナレールの新たなオンラインチケット販売システムが稼働するや否や、
混乱が起きた。
シナの新年休暇に当たるこの時期、
チケットに対する需要は想定通りの28億人ぶんであったが、
かつて、この時期に列車を利用する人々は、夜通しチケット売り場に並びやっとの思いで手に入れていた。
しかしオンラインでチケットを手に入れられるシステムができたにもかかわらず、
実際にチケットを予約できたのか確認するのに数時間もかかり、客はうんざりしていたという。

3つ目は運賃である。
シナの鉄道運賃は他国に例を見ないほど規制が厳しい。
これは、シナレールがかつてから鉄道だけでなく、交通機関すべてに関して独占的に占領してきた経緯による。
しかし、世界銀行の報告書では、このような規制はもはや不必要と報じている。
シナでは鉄道より道路での移動のほうがずっとマシ、また最近利用客の増えている航空機にも押され気味であるという。
平均的なシナ民の給与は昭和57年に比べると10倍ほどになった。
運賃の自由化は、利用客のサービス向上につながるであろう。
欧州では例えば、事前予約者に大幅な割引を与えたり、
閑散期旅行者により安く座席を提供するなど、自由化された運賃体系がある。
航空業界ではもっと古くから行っていたが。

まとめると、シナ政府はどのように鉄道に金を使うかをもっと効率的に考えなければならないということだ。
あまり大きな記事で書かれはしなかったが、
政府寄りの新聞、シナデイリーが報じたところによると、
平成24年度の政府の鉄道投資額は$64billion(約5兆円)に減額される―平成22年比で44%減となる―という。
この予算を高速化などではなくより良い鉄道ネットワーク構築に投資できるのなら、
シナ民も納得するサービスレベルの鉄道となるのであろうが。

(the Economist January 7 print edition )

2012年1月8日日曜日

ギリシアの子供たち

平成24年一発目です。

欧州危機に関する暗い話題。
英国BBCからのPod Cast。

“Abandoned Children in Greece”

金融危機にあえぐギリシア。
今この国は更なる危機を迎えようとしている。
親が子供を手放さなければならないという危機だ。
BBCの記者が首都アテネで取材した。

幼児たちがギボアドスのある施設で遊んでいる。
幼稚園ではない。
ここは「親を奪われた子供たち」の集まるセンターなのである。
その中の子に2歳のナターシャちゃんがいる。
彼女はプラスチック製のサキソフォーンを得意げに吹いている。
2週間前、彼女の母親はこの施設にやってきた。
仕事もなく、ホームレス状態であった。
数時間後、母親は娘のナターシャを残し、消え去った。

この施設の神父、アントニオ氏は、ここ2カ月で4人もの子供が個々の施設に置き去りにされたという。
中には、生まれて数日の新生児までいたという。
これからそのように置き去りにされる子供の数は今後一層増えると彼は付け加える。
神父アントニオ「昨年は数百人もの子を持つ親がこの施設を訪れ、
子供を預かってほしいと申し出た。
彼らは子供のためのお金も住む場所も食料もなく、
この施設で子供のためにそういったものを賄ってほしいと言っていた」

このような親たちは、政府から援助を受け、子を手放さないようアドバイスを受けている。
しかし、一部の親にとっては、経済状況は逼迫していてどうにもならないという。

8歳のアナスタシアちゃん。
彼女は母親のマリアのそばでピアノを弾いている。
彼ら親子は月に一度のみ会っている。
母親マリアの収入の低さの故、
娘のアナスタシアを「こどもSOS村」というチャリティ施設に預ける他なくなったのである。
マリアにとってこの決断はすんなりできたものではなかった。
マリア「毎日夜が来るたび、私はひとり家で涙を流しています。
娘を預けるなんて心が張り裂けるようなこと。
でもこうするほかなかったの。
教会からの賄いの食糧で何とか生き延びる生活だったの。
今はカフェでの仕事にありついたけど、1日の収入は20€(約二千円)。
私はこの収入でも暮らしていける、でも子供に貧困の暮らしをさせたくないんです」

SOS村のスタッフが、アナスタシアちゃんなど預けられた子供のいる施設の部屋を案内してくれた。
取材に来た記者に見せられるほどきれいな部屋であった。
また、取材はクリスマスの時期。
子供たちはクリスマスプレゼントを手に顔をほころばせていた。
ただ、スタッフは言う。
子供にとって親と一緒に暮らすことほど幸せなことはないと。
スタッフ「本当は子を預ってほしいという親から子を預かりたくない。
しかし、今の経済状況からするとしょうがない。
親がきちんとした仕事を見つけてくれるのを願うのみだ」

場所が変わり、ここはスマイルオブチャイルドという子供保護施設。
ここもdesperate(絶望した)親から多くの子を預かっている。
スタッフは話す。
「親たちが子を残していくときの心の苦しさというのは想像を絶する。
しかし、今彼らにはそうするしかない。
この前も双子を連れた親が来た。
彼ら家族は食糧がなく、飢える寸前だった。
これが第3世界で起こっていることならまだ納得できる。
しかし、これはここギリシアで起こっていること。
本当に信じられない。
政府がこの問題を解決する策を早く施行しないといけない」

今のギリシアの福祉システムはこのような問題に対処できるだけの余裕がない。
更に悪いことに、このような子を預かる施設の免税措置がなくなるかもしれないという段階にまで来てしまっているという。
上記の施設のスタッフは、今年政府に160000€(百六十万円)の税金を払うことになる可能性があると話す。
百六十万円分、貧困に苦しむ家族を救えなくなるということだ。

この事態が政府により解決されない限り、
子を施設に預ける子は増え続け、施設も預かる余裕がなくなっていくという状況は続いていく。

(BBC Global News 1月7日配信分より)

古代の哲学や天文学、文学や数学など人類の後の知の遺産となるあらゆる基礎を作った国、
現在も観光等で世界中の人々を魅了してやまないはずの国であるギリシアが
このような状況にあえいでいるというのは、
俄かに信じがたいことです。
欧州危機がヨーロッパをここまで蝕んでいるんですね・・・
このギリシアの状況に私たちも目をそらさず見つめ、
日本が同じ轍を踏まないよう今から対策を練り実行していく覚悟を持つ必要があると思います。

2011年12月4日日曜日

Black Jail

Pod Castで聞く世界のニュース

社会の闇をネタにすると違法拘束される国、シナの首都北京の話題。

英BBC Global Newsから。

“Black Jail”

チベットに住むもと僧侶であった男性が、シナ政府の圧政への抵抗を示すため、焼身自殺を図るという事件が起きた。

彼は一命を取り留めたが、その他にも数名の男女が彼に続き焼身自殺を図るという事件が四川省でも発生した。

これら一連の事件は、“Black Jail(闇の刑務所)”と呼ばれる刑務所を運営するシナの違法の警備会社が北京当局の警察による取り締まりを受けたことに端を発する。

この刑務所は、首都北京に出向き、政府の圧政による自身や家族への不遇を当局に訴えるためにやってきた人を拘束するために使われているという。

BBCの記者が北京で取材した。

これこそがシナ政府が、都合のいいように自国の秩序をただすための“闇の手段”である。

“Black Jail(闇の刑務所)”、つまりシナ当局が、政府に不満のある人々を閉じ込めるためのmakeshift(一時的な)刑務所であり、さらにこれは法律の範囲外で運営されている。

つまり、収容されている人々を保護するための法律は彼らに適用されないということである。

毎年数万もの政府に不満を持つシナ人が国中の至る所から首都北京へ出向き、政府への嘆願行動を行う。

彼らは、直接政府に訴えれば、何かをしてくれる、何かが変わると信じてそのような行動を行う。

しかし、そのような嘆願行動をしに行く人がいると彼らの出身地がばれる訳だが、その出身地の自治体の役人たちとしては、自分たちの行政のやり方に問題があるせいで彼らが中央政府に文句を言いに行っているのだと取られてしまうことになる。

これは地元自治体の役人たちとして避けたいので、北京へ嘆願行動に出向く人を止めようとする。

更に一部の自治体は、警備会社の人間を雇い、北京で嘆願を行っている人々を強制的に連れ戻すということもしている。

時には誘拐するように拘束し、反抗されれば暴力もいとわずに送還作業を行う。

北京の警察は、これらの行動は止められなければならないとしているが、結局はこのような違法な拘束行為が北京で数年間にもわたって野ざらしにされ続けている。

北京の高官たちも、このような嘆願者たちはやはり自分たちにとって都合の悪い事実を叫ぶ存在であるので、これら違法拘束行為に目をつむっている。

BBC Global News 12月2日 午後配信分より

毎日Pod Castで英米加のニュースを聴いていますが、

シナの話題でいい話題は聞いたことがないっすね。

常に悪い話題、信じられない話題、ありえない話題ばかり。

ため息も出ないっすね。